| ヘリテージと最新技術との融合によって誕生したスペシャルエディション |
今やグリーン文字盤はひとつの大きな流行に
さて、現在腕時計業界は「グリーン」流行りで、ロレックス・サブマリーナー(グリーンサブ)やデイトナは言うに及ばず、パテックフィリップ、オーデマピゲ、ブライトリング、ベル&ロス、パネライなど相次ぎグリーンの文字盤を持つモデルを投入しています。
そして今回、タグ・ホイヤーが発表したのが「カレラ」「モナコ」の文字盤にグリーンを使用したスペシャルエディション。
ここでその内容を見てみましょう。
タグ・ホイヤー カレラ グリーン スペシャルエディション
まずはタグ・ホイヤー カレラ グリーン スペシャルエディション(CBK221F.FC6479)。
近年のタグ・ホイヤーは新しい機構やデザインを導入する一方、そのヘリテージを活用する傾向も。
この「タグ・ホイヤー カレラ グリーン スペシャルエディション」は1963年に発売されたカレラ(初代)へのオマージュであり、文字盤上の旧ロゴがそれ歴史を主張します。
そして「オマージュ」の最たるところが1963年のカレラに採用されていた「グラスボックス」サファイアクリスタル。
一方で、(当時の36ミリから)39ミリに拡大したケースや100メートル防水、当時の「手巻き」に対して80時間のパワーリザーブを持つ自社製自動巻きムーブメント「キャリバー ホイヤー02」など現代的な要素も併せ持っており、まさに「初代カレラのヘリテージに、モダンなエレガンスを融合させた」珠玉の一本となっています。
ケースバックはシースルー、グリーンの文字、アクセントが採用されているようですね。
なお、このモデル名の由来ともなるグリーンの文字盤(サンレイ仕上げがクラシカル)はカレラだと初採用だそうで、そのぶん新鮮な印象も受けます。
夜光塗料(スーパールミノバ)は経年劣化をイメージしたのか、ややオレンジががったカラーを持っており、味のある仕上がりとなっているのも見逃せないところですね。
このタグ・ホイヤー カレラ グリーン スペシャルエディションのケース素材はステンレススティール(ポリッシュ)、バックルもステンレススティール、ストラップはアリゲーター。
限定本数は500本、価格は786,500円に設定されています。
タグ・ホイヤー モナコ グリーンダイヤル リミテッドエディション
そしてもうひとつのグリーンダイヤルは「タグ・ホイヤー モナコ グリーンダイヤル リミテッドエディション(CBL2116.FC6497)」。
同じグリーンダイヤルながらもサンレイ仕上げではなく「グラデーション」フィニッシュとなりますが、これはタグ・ホイヤーが公式スポンサーおよびタイムキーパーを務めるクラシックカーレース「グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック」へのオマージュなのだそう。
なお、スモールダイヤルは「ブラック」。
39ミリの角型ケースはステンレス・スティール製、ムーブメント キャリバーホイヤー02、パワーリザーブは80時間です。
ストラップはブラックアリゲーター、ダブルセーフティフォールディングバックルもステンレススティール製ですが、カレラとはまた異なる仕上げを持つようですね。
ケースバックはスケルトン、ローターとコラムホイールに施された刻印にもグリーンが用いられています。
こちらも500本のみの限定販売で、価格は786,500円という設定です(すでに完売済みらしい)。