| ボクは自動車の外装デザイン同様、メーターやスイッチ類が気になって仕方がない |
特に最近のデジタルメーターのグラフィックには非常に注目している
さて、世の中には数々の「印象的な自動車のメーター」が存在しますが、これは常に目に入る部分だけに、ドライバーに与えるインパクトが非常に大きい、と思います。
今回CARSCOOPSにて、そういったメーターの特集がなされており、ここでそれらの一部を紹介したいと思います。
まずはレクサスLFAですが、発売時期を考慮するとかなり早い段階で「液晶式」デジタルメーターを採用しています。
なお、このデジタルメーターを採用する事になった理由は「アナログ式メーターでは、専用設計のV10エンジンのレスポンスについてこれないから」。
アルファロメオ・モントリオール
次はアルファロメオ・モントリオール。
ベルトーネによってデザインされ」「隠れた名車」と言われていますが、実際に相当数のファンが存在する模様。
そして、その外観同様にメーターも相当に先進的であったようです(ツインダイヤルの中に時計や燃料計、水温計、油温計が配置されている)。
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ポルシェ911
ポルシェ911はもともと5連メーターを採用していますが、水冷へと移行した996世代において、真ん中のタコメーター(レブカウンター)を強調し、そのほかを重ねて表示することで「ステアリングホイールでメーターが隠れない」という手法を採用しています。
なお、ポルシェのエンジン(とくに空冷)はレスポンスが非常に鋭いことで知られ、そのレスポンスを示す「ビンビンと針が跳ねる」メーターについても、その動きを実現するための特別なチューンが(メーターのステップモーターに)施されていると比喩されていますね。
ランボルギーニ・レヴェントン
レヴェントンはランボルギーニの限定車のひとつで、そのモチーフは「戦闘機」。
よってメーターも戦闘機のコクピットをイメージしたモノが採用されていますが、これはランボルギーニの他モデルには一切流用されていない特別なデザインと表示方法です。
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BMW M3
画像で見ると「普通の」メーターのように見えますが、エンジンの温度に応じてイエロー/レッドゾーンが変化するという「可変レッドゾーン」を極めて早い段階で取り入れています。
今ではメーターのデジタル化によってこういった表示も簡単になっていて、多くのスポーツカーが可変レッドゾーン表示を採用していますね。
シボレー・コルベット(C4)
一時期は日本、アメリカとも「デジタル」に傾倒した時代があり、その頃に採用されたのが「デジタルメーター(デジパネ)」。
アウディ・クワトロ、日産ファアレディZ、トヨタ・ソアラ、ホンダS2000など多くのクルマがデジパネを採用していますが、コルベットのデジタルメーターは今見ても新鮮です。
トヨタ・アルテッツァ(レクサスIS)
トヨタ・アルテッツァに採用されていたクロノグラフ風のメーター。
これは非常に新鮮なデザインであり、ぼくはオークションでこのメーターのみを落札し、今でもガレージに飾っています。
なお、現代のレクサスISも「メーターが(物理的にスライドして)動く」というギミックを持っていますね。
フィアット500
こちらはフィアット500の「シングルクロック」。
一つのメーターの中に必要なものを全部詰め込むというものですが、これは現代のフィアット500にも受け継がれていますね。
TVRサーブラウ
TVRはその外観のデザインも独特極まりなく、そしてその独創性は内装にも発揮されます。
サーブラウのメーターだと、ステアリングホイール下部に「エアコン吹出口とともに装着され、ステアリングホイールと一緒に回転する」という構造を持っています。
パガーニ・ウアイラ
そしてこちらはパガーニ・ウアイラ。
デジタルとアナログ、未来と過去を組み合わせたかのようなこのメーターは他ではまず見られないデザインを持っており、スイッチ類と相まってオーナーに深い満足感を与えてくれるものと思われます。
オランダのスパイカーも近い路線と言えるかもしれません。
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シトロエンCX
かねてより独創的な機構やデザインを採用するシトロエン。
このシトロエンCXの場合は、小さなドラム式メーターを「拡大鏡で大きく見せる」という奇妙な手法を採用しており、まさにシトロエンの面目躍如といったところです。
マクラーレン720S
マクラーレン720Sでは、ドライブモードを「トラック(サーキット)」に合わせると、メーターパネルがパタンと電動にて閉じ、「必要な表示だけを行う」というギミックを持っています。
おそらくこういった機構を持つのはマクラーレンのみだと認識しており、見るものを驚かせるメーターの一つですね。
アストンマーティン・ヴァルキリー
こちらはまだ納車前のハイパーカーですが、アストンマーティン・ヴァルキリー。
ステアリングホイールの中にメーターを内蔵するという構造を持ち、もしかすると今後(エアバッグユニットの兼ね合いもありますが)他メーカーも採用する可能性がある表示ですね。
参考までに、パガーニ・ゾンダRもステアリングホイールのセンターにメーターを内蔵しています。
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その他にはこんなメーターも気になる
CARSCOOPSにて紹介されていたのはざっとこんな感じではありますが、ぼくとしてはホンダ・プレリュード(BB)の水平(そして助手席と共有している)デジタルメーター、レクサスのオプティトロンメーター、スマートのタコメーターも記憶に残るところ(ぼくは自動車のメーターのデザインについて、かなり重視している)。
さらにはケーニグセグ・ジェスコのステアリングホイール連動メーターといった変わり種も気になります。
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