| マツダのコメントからするに、CX-50はややオフローダーっぽい印象を与えるクルマとなるのかも |
残念ながら、今のところCX-50は米国専売
さて、マツダはつい先日、5つの新しいSUVラインナップ、「CX-50、CX-60、CX-70、CX-80、そしてCX-90」を投入すると発表したところですが、今回CX-50のパテント画像がリークされることに。
なお、これら新型SUVについては市場によって使い分けられることになり、道路や駐車場が狭い日本と欧州にはCX-60(2列シート)とCX-80(3列シート)を、反面道路にゆとりがあり大きなクルマが好まれる北米市場向けにはCX-70(ワイドボディ2列シート)とCX-90(ワイドボディ3列シート)を投入するとアナウンスされています。
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マツダCX-50は現行のデザイン言語から大きくは変わらない?
そこでまずはCX-50のパテント画像。
今回発売が発表された5つのSUVの中ではもっとも早く登場するものと思われ、これは米国アラバマ州ハンツビルの(マツダとトヨタとの合弁による)工場で2022年1月がら生産が開始される予定です。
ざっと見たところ、フロントは現在マツダが発売する各SUVと大きく変わるようには見えませんが、これまでに捉えられたプロトタイプを見るに、車体全体の厚みが増しているようにも思われるので、重厚感が増すのかもしれません。
なお、マツダはCX-5のマイナーチェンジ他、各モデルにおいても「フロントバンパー左右のダクト」を無くす方向で動いているものの、このCX-50についてはダクトが見られ、むしろ「逆戻り」しているようにも感じられます。
ちなみにこちらは新型マツダCX-50のプロトタイプを紹介する動画ですが、たしかに今回のパテント画像と一致しており、このデザインで登場するのは間違いなさそうですね。
特許画像に掲載されているヘッドライトがプロトタイプと一致しているほか、バンパーに取り付けられている細い横型LEDストリップ、バンパー中央のレーダーセンサーの位置も同じです
横から見た画像を確認してみると、フロント上部を別体パーツで「延長」し、ロングノーズに見せる手法もこれまでと変わらず。
グリル下部にある「左右ヘッドライトをつなぐパーツ」も健在ですが、CX-5のマイナーチェンジ版のように、より立体的かつ大型化しているものと思われます。
そしてやはり、新型CX-5のように、ブラックアクセントを効果的に用いたグレードが登場するのかもしれません。
新型マツダCX-50のテールランプは「新デザイン」?
リアはさほど「クーペ」形状ではなく、おそらくクーペ的フォルムを身にまとうのはCX-60なんじゃないかと考えています。
このリアについても現在のマツダが持つデザインを踏襲しているように見えますが、テールランプ形状がおそらく「新しく」、ランプ上部にはブレードのようなものも。
画像でははっきり確認できないものの、発光グラフィックは「円」のようにみえ、だとするとこれも「新型CX-5でマツダが捨てた」デザインを持つということになりそうです。
なお、このテールランプは、MX-30の(ライト上部含む)リアセクションを凝縮したかのようにも見え、「数字2ケタ」モデルにはこういった意匠を与えるのかもしれません。
クォーターガラスの形状、テールランプの形状なども、これまでに目撃されたプロトタイプと一致しているようですね。
マツダCX-50は米国専売?
上述の通り、CX-50、CX-60、CX-70、CX-80、CX-90はそれぞれにマッチした市場へと振り分けられることになるものの、CX-50は今のところ「アメリカ専売」と言われており、グローバル展開がなされない模様。
11月に開催されるロサンゼルスオートショーで正式なデビューを飾る予定だとされ、この発表後もCX-5が継続販売されることも明らかになっています。
マツダはCX-50について「本格的なオフロード走行性能を求める米国向け」だと表現しているので、CX-5の都会的な印象に比較してアクティブなイメージが演出されることになりそうですね。
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参照:Motor1, Kirk Kreifels