| BMW M3をカスタムするチューナーは少なくないが、ここまでスパルタンな例は多くない |
内外装ともにシンプル、そして美しくスマートに
さて、南アフリカのエース・カスタムズなるショップがハードにカスタムされたBMW M3(E30)を公開。
見ての通り前後にオーバーフェンダーが装着されていますが、最大のハイライトはボンネットの下にあるスーパーチャージャーにて加給されたレクサス製V8エンジン(1UZ)かもしれません。
なお、このエンジンは230馬力(けっこう控えめ)を発生することになり、駆動輪は後輪のみだと紹介されています。
おそらくは完全に分解してからのカスタム開始
ボディカラーはアウディのナルドグレーにグリーンをプラスしたような色味を持っており、なんとなくミリタリー的。
ただしボディ外板のみではなくエンジンルームやトランク内部までもがペイントされているので、「ホワイトボディ状態にまで全部分解してから」ペイント含むカスタムが開始れたことであろうことがわかります。
なお、このV8エンジンの搭載位置は相当に低く、これを実現するためには相当に頑張ったであろうことは想像に難くありません。
リアトランク内には安全タンク。
美しく整然とレイアウトされていますね。
なお、マフラーは「両サイド」二本出し。
4連ヘッドライトの内側2つにはファンネルが装着され、これはもちろんスーパーチャージャー装着にてエアをガバっと吸う必要があるため。
フロントフードはクイックリリースにて取外し可能な構造とされ、放熱のためのスリット入り。
そしてなんとも大迫力なブリスターフェンダーが目を引きます。
もちろんリアホイールにもブリスターフェンダーが装着され、ホイールはブラックの「ジャパン・レーシング・ホイール」、そしてレッドアルマイト仕上げのラグナット。
サスペンションにはオリジナルの車高調整式ショックアブソーバーが取り付けられています。
トランクフードはダックテール一体式のオリジナル。
テールランプはクリア仕様へと換装されています。
このBMW M3のインテリアもスゴかった
そしてインテリアも外装に負けず劣らずカスタムが施されており、内装のたぐいはいっさい剥がされ、ドアパネルやダッシュボードはアルミパネルにて成形されています。
メーターはレース用のデジタル式。
ペダルセットもおそらくは競技用へと改装されているようですね。
E30 M3はカスタムベースとして大人気
なお、E30世代のM3は中古市場でもタマ数が多いため、限定モデルでなければ比較的安価に車両を入手することができ、もともとのコンパクトな車体を生かして軽量なマシンに仕上げることが可能なために(カスタム市場で)非常に高い人気を誇ります。
これまでにも数々のチューナーが個性的なカスタムを披露していますが、これからもM3のカスタムはさらに盛り上がることになるのかもしれません。
ガッツリとカスタムされたE30 M3を紹介する動画はこちら
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参照:Cars.co.za