| 1984年の選手権ではチャンピオンシップを獲得した経歴も持つようだ |
購入したとしてもかなり大きな保管場所が必要となるのは間違いない
さて、ランボルギーニはかつてボート用のエンジンを製造していたことでも知られますが、今回はそのランボルギーニ製V12エンジンを2基積んだスピードボートが競売に登場。
このボートの名はズバリ「ミウラ」で、搭載されるエンジンの出力は1基あたり720馬力だと紹介されているので、つまり「2基で1440馬力」ということになりますね。
このボートのビルダーはカンティエリ・ユニティ・ヴィアレッジョ、そしてオーナーであったアルベルト・ペトリ氏は1984年に国際モータースポーツ連盟ヨーロッパ選手権に出場してチャンピオンシップを獲得しており、つまりは「実績のある」船体ということになります。
船体はアルミニウム製
このボート「ミウラ」の船体はアルミニウム製そして全長は38フィート。
船体はイタリアっぽいレッドに塗装され、サイドには「MIURA」の文字が入ります。
「1」を記したゼッケン、そしてリベット留めの外皮がなんともいえない迫力を醸し出しているようですね。
一部塗装が削れたイタリア国旗がレースの過酷さを物語るかのようです。
レーシングスーツを着てヘルメットを持ったヒツジ(なぜヒツジなのかは不明)。
こちらはチームロゴ?
おそらくは船体の登録証。
こちらがランボルギーニのエンジン(並列ではなく、ちょっと縦方向にずれて2基が搭載されている)。
まぎれもない「lamborghini」の文字。
なお、船舶用のランボルギーニのエンジンは自動車用とは別の設計を持っており、排気量が8リッター~9リッターとなっており、自動車用に比較すると排気量が大きいようです。
ちなみに下の画像はランボルギーニ本社に展示してあった船舶用のV12エンジン。
実のところ、ランボルギーニはかつてたくさんの部門を持っており、エアコン含む家電、トラクター、マリンプロダクツ、そして自動車(おそらくこれが最後発)といった事業を展開していましたが、トラクター部門は別会社へ(トラットリア・ランボルギーニ)、自動車部門は御存知のとおりアウトモビリ・ランボルギーニとなり、マリン部門は「モトーリ・マリーニ・ランボルギーニ」としてまた別会社となったようですが、マリン部門についてはここしばらく活動が見られない模様。
ちなみにこちらはコクピットですが、けっこうたくさんのスイッチがありますね(何のスイッチなのか見当がつかない)。
今回のランボルギーニ「ミウラ」については11月19日のオークションへと出品され、輸送用トレーラー、カンティエリ・ユニティ・ヴィアレッジョの25周年ブックが付属する、とのこと。
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参照:RM Sotheby's