｜ ただし出てゆくお金もハンパなく、トヨタは年間で1100億円以上もの広告宣伝費を計上している ｜
「儲からない」と言われた日産でも1秒に稼ぐのは31万円
さて、自動車業界が世界最大の産業のひとつであることは間違いありませんが、今回「いったい、世界の自動車メーカーは、1秒にいくら稼いでいるのか」という興味深い統計が公開されることに。
これによると、なんとトヨタは「1秒あたり100万円くらい」稼いでいるとのことで、今こうしている間にもどんどんお金が生み出されている、ということになりますね。
ちなみに今回の統計では「トップ10」のみを集計しており、この中で最下位の日産でも「秒あたり31万円くらい」を稼いでいることがわかります。
もっとも稼ぐ自動車メーカーTOP10はこれだけ稼ぐ
そこでもっとも稼ぐ自動車メーカーがどの程度稼ぐのかを見てみたいと思いますが、トヨタは年間で31兆4000億円、時間あたりでは35億8500万円、分あたりだと6000万円、秒あたりでは100万円という計算です。
自動車メーカーの年、時間、分、秒あたりの稼ぎはこれくらい
- トヨタ・・・年間2750億ドル、時間あたり3140万ドル、分あたり53万3889ドル、秒あたり8731ドル
- フォルクスワーゲン・・・年間2550億ドル、時間あたり2910万ドル、分あたり48万4399ドル、秒あたり8073ドル
- ダイムラー（メルセデス・ベンツ）・・・年間1760億ドル、時間あたり2010万ドル、分あたり35万5363ドル、秒あたり5589ドル
- ホンダ・・・年間1370億ドル、時間あたり1570万ドル、分あたり26万1349ドル、秒あたり4356ドル
- 三菱・・・年間1360億ドル、時間あたり1550万ドル、分あたり25万8702ドル、秒あたり4312ドル
- フォード・・・年間1270億ドル、時間あたり1450万ドル、分あたり24万1903ドル、秒あたり4032ドル
- GM・・・年間1220億ドル、時間あたり1400万ドル、分あたり21万5137ドル、秒あたり3586ドル
- BMW・・・年間1130億ドル、時間あたり1290万ドル、分あたり21万5137ドル、秒あたり3586ドル
- ステランティス・・・年間990億ドル、時間あたり1130万ドル、分あたり18万8375ドル、秒あたり3140ドル
- 日産・・・年間910億ドル、時間あたり1040万ドル、分あたり17万2919ドル、秒あたり2882ドル
ただし自動車メーカーの運営にはお金もかかる
ただしこれだけ利益が出ているといっても即座に「儲かっている」と判断することはできず、というのも自動車メーカーの運営には非常に多額のコストがかかるから。
たとえば最近だとメルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン、BMWはNGOから「環境保全に熱心ではない」という理由で訴えられており、メルセデス・ベンツは訴訟をなんと16000件以上も抱えている、とも。
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そしてもちろん（すぐにお金にはならない）新技術の開発にも投資を行う必要があり、せっかく稼いだお金も「事故やリコール」によって飛んでゆくことにもなりかねません。
さらには宣伝広告費、そしてプレゼンス強化のためにモータースポーツに投じる費用などを考えると、とにかくお金がかかるのが自動車メーカーということになりそうです。
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参照：Uswitch