| この3車は目下「直接のライバル」だと目されている |
やはりポルシェの運動性能が優れていることがわかり、しかしほかの2車も大きく遅れていない
さて、いつも様々なドラッグレース対決動画を見せてくれるCarwowですが、今回はポルシェ718ケイマンGTS4.0、GRスープラ、アルピーヌA110Sという3台の直接対決を収録しています。
なお、この3台は真っ向からぶつかる関係にあり、というのもGRスープラ、そしてアルピーヌA110の開発時におけるベンチマークがそもそも718ケイマンだから。
それぞれのスペックについて触れてみると、ポルシェ718ケイマンGTSは4リッター・フラットシックス(自然吸気)をミッドマウントし、出力は400ps(298kW)と310ポンドフィート(420Nm)、トランスミッションは6速マニュアル、重量は1,405kg、駆動輪は後輪のみ。
いずれも微妙にスペックが異なるが
そして(英国仕様の)GRスープラは3リッター直6ツインターボをフロントにマウントして340ps(254kW)/ 369lb-ft(500Nm)を発生し、トランスミッションは8速AT、重量は1,495kg、駆動輪は後輪のみ。
最後のアルピーヌA110は1.8リッター直4ターボをミッドマウントして290馬力(216キロワット)/ 236ポンドフィート(320ニュートンメートル)を発生し、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、車体重量は1,114kg、やはり駆動輪は後輪のみ。
実際に走ってみたらこうなった
そして実際にこの3車が走ってみた結果ですが、スタートはまず軽量なアルピーヌA110Sが先行(ほか2車よりも300kgくらい軽い)し、その後はポルシェ718ケイマンGTS4.0がトップを奪取してそのままゴール。
なお、718ケイマンGTS4.0はマニュアル・トランスミッションというハンデを持ちながらもこのタイムなので、もしトランスミッションがPDKであったならばもっと速いタイムが出ていた、ということになりそう。
そしてスープラ重量が重いにもかかわらず、そしてトラクションがかかりにくいFRということを考慮すると「なかなか」のタイム。
これはやはりトランスミッションが非常に優秀なせいだと思われます。
その後、時速48キロからの一斉加速(ローリングスタート)ではGRスープラ、718ケイマンGTS4.0、アルピーヌA110の順となっていて、時速80キロからの加速でも結果は同じ(ただしスープラのリードがやや大きくなっている)。
最後のブレーキテストは718ケイマンGTS4.0がもっとも短い距離で停止し、ついでGRスープラ、そしてアルピーヌA110S。
いずれのレースも「僅差」となっていて、各々の得意分野がちょっとづつ異なるということが分かる内容となっています。
そして「さすがはポルシェ」と唸らされると同時に、ポルシェを追い上げるライバルたちの性能も急激に向上してきているのもまた事実といったところなのでしょうね。
ポルシェ718ケイマンGTS4.0、GRスープラ、アルピーヌA110Sとが加速とブレーキテストを行う動画はこちら
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参照:carwow