| ホンダはローカライズを重視する会社だが、それがホンダを儲からなくしている |
このまま発売されるとは思えないが、どこまでこのスタイルが受け入れられるのかは疑問
さて、ホンダは少し前に「e:N」なる一連のコンセプトを発表していますが、これはコンセプトカーといえども今までのホンダ車とはまったく異なるルックスを持っており、多くのホンダファンを奈落の底に叩き落としたと言われます。
「この「e:Nシリーズ」は、ホンダが今後5年以内に発売すると発表した10台の電気自動車にて構成され、そのコンセプトは「Dynamic, Intelligence and Beauty」なのだそう。
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さすがにこのまま生産に移されることはないと思われるが
そして今回動画にて紹介するのは「e:N SUV」なる、e:Nシリーズの第二弾とされるクルマで、見ての通りそのスタイルはあまりに未来的。
おそらくはテスラ・サイバートラックに大きな影響を受けたものと思われ、しかしそのデザインはお世辞にもカッコいいとはいえず、「テスラ・サイバートラックはあれだけ大きな話題になったのに、なぜそのほかのフォロワーはまったく話題にならなかったんだろうな」と疑問に感じたり。※そう思うと、どこがどうとは指摘できないが、テスラ・サイバートラックのデザインは非常に優れていたのだろうと考えられる。もしくは二番煎じがいかに無意味かも思い知らされる
このe:N SUVが市販化に際して「このまま」生産されるとは考えにくく(エッジが多すぎて安全上の規制をクリアできそうにない)、よって量産の際には多少もしくはかなりのトーンダウンがあるものと思われますが、それを考慮に入れたとしても「売れるのかコレ・・・」という疑問を払拭するのは難しいかもしれません。
ただしそのデザインはあまりに先進的
ただ、このまま生産されることはないだろうと思われるものの、そのデザインはあまりに先進的。
ちなみにこのe:Nシリーズは現段階では「中国専用ブランド」だとも言われており、ということはホンダの中国法人が中心となって企画した製品だと考えてよく、存分にその嗜好を盛り込んだものだと考えて良さそうですね。
ホンダは大手自動車メーカーの中でも「ローカライズ」を積極的に行うことでも知られ、つまりは「グローバルモデル」よりもその現地での「ローカルモデル」と多数投入していて、そのためにコストが非常に嵩んで儲からない体質だとも指摘されています(たとえば他社は現地に合わせて仕様の調整を行えど、ブランドや基本的なデザインを変えることまではせず、フォルクスワーゲンだとIDブランドにて、おおまかには同じクルマを世界中で販売している)。
そしてホンダ自身もそれを良く理解しており、そういった「コスト高体質」の改善を考えていると報じられるものの、このe:Nを見る限りでは、実際の改善には程遠そうですね。
なお、ウインドウ類は「真っ黒」で中が見えないようになっていますが、これはまだ内装まで作り込まれていたためだと考えられます。
このe:Nシリーズについて、このSUVのほかにGTそしてセダンも投入されるとアナウンスされており、製造は中国の東風ホンダとGACホンダの工場にて。
ひとまず中国内1200のディーラーにて販売されるといい、一部は輸出にも回されると言われるものの、どの国へどのモデルが輸出されるのかは今のところ不明となっています。
ホンダe:N SUVを紹介する動画はこちら
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