【動画】フルモデルチェンジ版 新型BMW 5シリーズの試作車が目撃される！デザイン的には新世代の「なめらかでスマート」へ

｜　一方で力強いフェンダーデザインが与えられるなど、BMWらしく「走り」を強調した側面も　｜

キドニーグリルはおそらく「まだ普通なサイズ」、しかしスプリットヘッドライトが採用されるかどうかはわからない

さて、フルモデルチェンジ版となる新型BMW 5シリーズを捉えた動画が公開。

動画では、厳重にカモフラージュされた新型BMW 5シリーズが（BMWの本社がある）ミュンヘン周辺を走行する様子が収められていますが、フロント、サイド、リアなど様々な角度から捉えられており、細部まではわからないものの、その雰囲気が伝わってくる内容となっています。

新型BMW 5シリーズはこんなデザインに？

今回公開された動画を見るに、全体的に丸くなり、エッジが立ったプレスラインが姿を消しているようにも見え、このあたりは「可能な限り継ぎ目や段差を減らす」というメルセデス・ベンツのデザイン言語「官能的純粋」に近いようにも。

なお、これまで非常にシャープなラインを採用してきたアウディも「グランドスフィア・コンセプト」では丸く柔らかいボディラインを見せており、こういった「ツルっとした」デザインは今後のトレンドとなるのかもしれませんね。

フロントを見るに（おそらくは）キドニーグリルがフロントバンパー上下に貫通しているようには見えず、「常識的なサイズ」に収まるのかもしれません。

ただ、ボンネットには、キドニーグリルに呼応するかのようなプレスライン（M3/M4やXMコンセプトのような）も見えるので、これまでの5シリーズに比較すると「上の方に飛び出た」グリルデザインを採用する可能性もありそうです。

ヘッドライトが（新型7シリーズのように）”スプリット”となるのかどうかまでを読み取ることはできませんが、見た印象だと「普通の」ヘッドライトを持つようにも（スプリットヘッドライトはフラッグシップのみに与えられるのかもしれない）。

ドアハンドルはi4や4シリーズ・グランクーペ同様にフラッシュマウント、そしてサイドウインドウ後端の「ホフマイスターキンク」が隠されているところを見るに、ここは新デザインが与えられることになりそうです（3シリーズっぽくなると思われる）。

なお、ホフマイスターキンクを隠すあたり、BMWはこの試作車を「BMWっぽくないように見せる」ために努力を払っているのだと思われ、これはBMWにおける（新型車開発における）ひとつの特徴のように思います。

そのほか、光の反射から見て、新型5シリーズの前後フェンダーは初代E30 M3のような「ブリスター」形状を持っているようにも見え、偽装の下にはけっこう「マッスルな」ボディが隠されているのかも。

ちなみにこの「2シリーズっぽい」フェンダーは新型2シリーズ・クーペでも見られたので、今後BMWのニューモデルに順次採用されてゆくことになるものと考えられます。

新型BMW 5シリーズには多種多様なパワートレーンが用意

新型5シリーズには多種多様なパワートレーンが与えられるといい、ガソリンエンジン搭載モデルはもちろん、ディーゼルそしてプラグインハイブリッドが用意され、かつフルエレクトリックバージョンの「i5」も発売されるといい、このあたりは新型7シリーズと同様の展開となりそうですね。

おそらくは2022年後半に発表され、2024年モデルとして2023年後半からの納車になる、と見られています。

新型BMW 5シリーズのプロトタイプを捉えた動画はこちら

合わせて読みたい、BMW関連投稿

参照：CarSpyMedia