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フェラーリが新人事を発表!エレクトロニクス業界出身の新CEOのもと、マイクロソフト他IT業界出身者で幹部が固められることに。一つの時代の終焉か

投稿日:2022/01/12 更新日:

フェラーリのホイール

| なんといっても、今やフェラーリは「もっとも電動化比率が高いスーパーカーメーカー」となっている |

意外やフェラーリはほかメーカーに比較して電動化への対応が速かった

さて、フェラーリではルイス・カミッレーリ前CEOの電撃退任に伴い、昨年9月よりベネデット・ビーニャ氏が新CEOの座についていますが、今回はそのベネデット・ビーニャ新CEOのもとで経営陣が刷新されることになり、その新しい人事が発表されています。

なお、ベネディッド・ヴィーニャ氏自身は過去26年間、STマイクロエレクトロニクス社に在籍しており、直近ではSTマイクロエレクトロニクス社で最大かつ最も収益性の高い部門であるアナログMEMS(Micro-electromechanical Systems)センサーズグループの社長を務めた人物。

フェラーリは同氏の選定において、「これからの自動車業界の変化において重要な役割を果たす技術に理解を持つ人物」だと同氏を評価しており、つまりは同氏の持つエレクトロニクス分野での貢献とリーダーシップを期待している、ということになりますね。

そして今回の管理者クラスにおけるほかの人事においても「エレクトロニクス」へのシフトを強く感じさせる内容となっており、思ったよりも早くフェラーリが変化してゆくことを感じさせます。

フェラーリの新しい人事はこうなっている

今回の人事において、ベネデット・ヴィーニャ氏は、2002年からフェラーリに勤務するベテランのジャンマリア・フルゲンツィ氏を製品開発最高責任者に任命し、エルネスト・ラサランドラ氏を研究開発最高責任者に指名。

このエルネスト・ラサランドラ氏は、ベネデット・ヴィーニャ氏がフェラーリの新CEOに就任する前に勤務していたSTマイクロエレクトロニクス社からフェラーリに加わるとされ、つまりは新CEOが「引き抜いてきた」ということになりそうですね(エルネスト・ラサランドラ氏の代理人としてフィリップ・クリープ氏も指名されている)。

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さらにマイクロソフトから2019年にフェラーリへとやってきたシルビア・ガブリエリ氏は、同社のチーフ・デジタル・アンド・データ・オフィサーを務め、これまでの勤務経験を生かしてデジタル・トランスフォーメーションを推し進めることになり、ダビデ・アバーテ氏(2012年にフェラーリに加入)は、チーフ・テクノロジーズ&インフラストラクチャーズ・オフィサーへと就任し、「開発現場と製造現場との間のコラボレーションとアライメント」を強化することになるもよう。

さらにSTマイクロエレクトロニクスからやってきたアンジェロ・ペッシ氏は、購買・品質担当最高責任者に就くといい、2006年からフェラーリに勤務し、車両部門の責任者を務めてきたアンドレア・アンティチ氏は、最高製造責任者として自らの部門を率いることになると報じられています。

フェラーリの最重要課題は「エレクトリック化」?

今回の人事に際し、ベネデット・ビーニャ氏は「フェラーリ独自の方法でテクノロジーを活用することで、あらゆる分野において、さらに限界を広げることを意図しています。そしてこの新しい組織は、急速に変化する環境の中で、目の前にあるチャンスをつかむために不可欠な、敏捷性を高めてくれるでしょう」ともコメント。

今回の人事については「エレクトロニクス」のみならず、ハイブリッド、バッテリーEV、コネクティビティ、インフォテイメントシステム、自動運転など様々な分野におけるフェラーリの進出を意味しているものと思われ、2022年には新車販売の60%を電動車にするというコミットメントの実現には「不可欠」な人事かもしれません。

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それにしても、これまでの「古参」メンバーを切り捨て、そして新たしく加入したばかりのメンバーを重要なポストへと割り振るあたり「フェラーリの意気込み」が伝わってくるようで、いつの間にか「ハイブリッドモデル比率が最も高いスーパーカーメーカーになった」ことにもうなずけます(ずっと前からこのエレクトリック化を計画していたのだと思われる)。※フェラーリはオンラインコンフィギュレーターへの取り組みも他社に先駆けており、随分前にソフトウエア開発会社とのタイアップを発表している

参考までに、フェラーリは次期社長の選定において「ブランディング重視(グッチなどハイブランドからの人材の獲得)」もしくは「エレクトロニクス路線重視」とで揺れていたといいますが、実際に採用した「エレクトロニクス路線」は、「ブランディング路線」に比べると「モノそのものの付加価値を高める」方向性だとも捉えることもでき、イメージを高める(ブランディング)ことによってモノを高く売るよりも、そのモノ(クルマ)の本質的価値を高めることによってブランド価値を高め、結果的にモノを高く売るのだと考えることができ、ぼくとしてはこのほうが(自動車メーカーとして)健全であるとも考えています。

フェラーリ・ローマ
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参照:Ferrari

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JUN

人生において戻せないもの、それは4つ。「失われた機会、過ぎ去った時間、放たれた矢、口から出た言葉」。とにかくチャレンジ、しかし紳士的にありたいと思います。

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