
| 当時、これらハイパーカーは驚愕の高性能を誇っていたが |
現代ではこれら技術のフィードバックを受けたスーパーカーたちがさらなる進化を見せている
さて、いつも希少なスーパーカーやハイパーカーを集めたドラッグレース動画を提供してくれるcrwowですが、今回は「フェラーリ・ラフェラーリ、ポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1」という”ハイパーカー御三家”をゼロヨンにて競わせる動画を公開。
これらはいずれも同時期に登場し、時代に先駆けたハイブリッドパワートレーンを搭載しつつ、しかしその考え方やロジックが三者三様という興味深い存在です。
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フェラーリ・ラフェラーリ、ポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1のスペックはこうなっている
そこでフェラーリ・ラフェラーリ、ポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1のスペックを見てみると、まずラフェラーリは6.3リッター自然吸気V12エンジン(3車の中では最も大きな排気量を持ち、唯一のV12)とエレクトリックモーターを搭載し、合計で963馬力、900Nmのトルクを発生させ、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、車体重量はは1,585kg。
次にポルシェ918スパイダーは4.6リッター自然吸気V8エンジンと2つのエレクトリックモーターを搭載し、システム合計での出力は887馬力、1,280Nm、車体重量は1,675kg、これらの力は7速デュアルクラッチを通じて四輪に伝達されますが、今回のメンバーの中では唯一の「4WD」。
マクラーレンP1は3.8リットルのツインターボV8エンジン(ツインターボを積むのはP1のみである)とエレクトリックモーターを搭載し、合計では916馬力、900Nmのトルクを発生します。
トランスミッションは7速デュアルクラッチ、車体重量は1,490kgに収まっており、かなり軽量であることがわかりますね。
フェラーリ・ラフェラーリ、ポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1がドラッグレースを走ったらこうなった
そこでこれら「ハイパーカー御三家」がドラッグレースを走った結果を見てみると、トップは(最初からぶっちぎりだった)ポルシェ918スパイダーの10.2秒、ついでマクラーレンP1の10.5秒、そしてラフェラーリの11.1秒。
これらは当時「驚愕」のタイムではあったものの、最新のスーパーカーやハイパーカーでは「9秒台」に突入しており、しかし出力や車体重量そのものは大きく変化しておらず、となると「効率性」が向上しているのだと考えてよく、よってハイパフォーマンスカーの「タイム」は必ずしもパワーのみによって達成されるわけではないということがわかりますね。
フェラーリ・ラフェラーリ、ポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1が加速を競う動画はこちら
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参照:carwow(Youtube)