| なんだかんだ言いながら、テスラはちゃんと弱点を潰してアップデートしてくる |
現時点では、モデルXのヘッドライトやテールランプに変更はないもよう
さて、「新型」テスラ・モデルSとされる画像がリーク。
これはもともと台湾にて開催されたプライベートイベントにて撮影された画像だといい、現地のテスラファンによるFacebookページにて公開されたもの(現在は限定公開となってしまい閲覧できない)。
なお、この画像はイベント開催と同時に(リアルタイムで)投稿されたそうですが、その後テスラの台湾法人はこのイベントをすぐに終了させ、このモデルSに布をかけて「写真を撮らせないよう」にしたそうなので、本来は「まだ公開されてはならない」ものだったのかもしれません(テスラの米国本社がこれに気づき、即座にイベントを中止させたのかもしれない)。
その変更範囲は「微小」
今回公開された画像を見るに、その変更範囲は大きくなく、見たところヘッドライトとテールランプ、そしてテールランプ周辺といったところ。
ちなみにモデルSは2012年に発売が開始されており、これまでだと大幅なフェイスリフトを一度、小規模なビジュアルアップデートを1回実施したのみだと記憶しており、今回は小規模変更第二回目ということになるのかもしれません。
動画で分かる範囲だと、ヘッドライトの形状そのものは変わらずとも、その内部が変更されているように見え、「モデル3同様」の構造と機能を持つのではないかと推測されているようですね。
なお、モデルSは(テスラで最初に発売された量産モデルだけに)いくつか古い部分があるといい、数少ない弱点のひとつがこのヘッドライトだとされています。
つまり、照射量や照射角が優れず(IIHSはテスラ・モデルSのヘッドライトを”Poor”と格付け)、しかし後発のモデル3はそれを克服しており、よってモデル3と同等の機能が与えられるというのは喜ばしい事実だということになりますが、テスラはちゃんとこういった「弱点」を認識していて、しっかりと対策を施していることもわかります。
一方、リアだとテールランプの内部がやはり変更を受けているように見え、さらには左右テールランプ間のストリップがなくなり、左右ランプが「独立」した配置となっています。
これらの変更については、台湾などアジアの一部地域に限定されるものなのか、それともワールドワイドなものなのかは「不明」であり、しかしテスラは仕様地によって作り分けるといった「非効率」を嫌い、かつ、ちょっと前にサーキットにて目撃された「アクティブエアロ装着の」モデルSと同様のデザインにも見えるので、これが「世界的に販売されるテスラ・モデルSの2022年モデル」だと考えていいのかもしれません。
テスラは台湾にて「モデルXプレッド」も公開
そしてテスラは同イベントにて「モデルXプラッド」も公開。
これは「モデルS」」に追加されていた3モーター搭載のハイパフォーマンスモデルですが、その「プラッド」がモデルXにもついに登場、ということに。
このモデルXプラッドについては、ヘッドライトやテールランプに変更はなく、よって「公開されても問題はない」ということなのか、今のところ広く動画や画像がアップされている状態です(ヨーク型ステアリングホイール、新しい充電ポートが確認できる)。
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参照:electrek