| ランボルギーニは現在、アヴェンタドール後継モデルのプロトタイプをテスト中 |
おそらくは「ランボルギーニらしい」デザインを用いたシャープなモデルとなりそうだ
さて、ランボルギーニはアヴェンタドールの受注を終了させ、フルモデルチェンジ版となる次世代V12モデルへと移行させる準備を整えており、早ければ今年、遅くとも来年にはその姿が発表されると言われます。
現在のところ複数回そのプロトタイプが目撃されており、最新のスパイビデオではクラッディングなしの「偽装フィルムのみ」が貼られた個体が走行する様が収められていて、おぼろげながらもその姿が明らかになりつつあるもよう。
そこで一人のデザイナーがアヴェンタドール後継モデルのレンダリングを作成
そして今回、カーデザイナーにしてユーチューバーとして知られるスケッチモンキー氏が、これまでに見られたアヴェンタドール後継モデルのプロトタイプの画像を元に「アヴェンタドール後継モデル」のレンダリングを作成しています。
なお、現在ランボルギーニにてチーフデザイナーを務めるのはミッチャ・ボルカート氏で、同氏の最初の作品は「テルツォ・ミッレニオ」。
これは「次の1000年」という長いタームを見据えたコンセプトカーであり、発売可能性を考慮していない完全なるデザインスタディです。
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ただ、このデザインはその後に発表されるシアンFKP3/やシアン・ロードスターにも引き継がれ・・・。
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アヴェンタドールの後継モデルはアヴェンタドールとの関連性はない」
なお、ランボルギーニは「アヴェンタドール後継モデルは、アヴェンタドールとのデザイン的・(直接の)メカニズム的関連性はない」とコメントしており、これは「常に過去を破壊しながら前に進む」ランボルギーニらしいところでもありますね。(過去へのオマージュ色を強めるフェラーリ、ポルシェとは方向性が異なる)。
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加えて、上述のミッチャ・ボルカート氏はアヴェンタドールのデザイナーではないということも(アヴェンタドールとアヴェンタドール後継モデルとの関連性がないことに)関係しているのかも(アヴェンタドールのデザイナー、フィリッポ・ペリーニ氏はヒョンデに移った)。
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ただ、アヴェンタドールとの関連性はなくとも、自身がデザインしたテルツォ・ミッレニオ、シアンFKP37/シアン・ロードスターとの関連性は何らかの形で持たせられることになるようで、目撃されたアヴェンタドール後継モデルのプロトタイプにも、いくつかそれらに採用されていたディティールが見られるように思います(シアン発表時、シアンのデザインはスタンドアローンであり、他モデルには採用されないとアナウンスされたが、その方向性もどこかで変更があったのだと思われる)。
その後スケッチモンキー氏は、ランボルギーニの近年のデザインを分析し、「戦闘機」モチーフが多く見られることについても言及(アヴェンタドールSVJは、フィリッポ・ペリーニ氏による、もともとのアヴェンタドールにデザインに対し、ミッチャ・ボルカート氏がアップデートを施したもの)。
さらにはSC-20などのワンオフモデルについても調査対象としています。
その後にシアン・ロードスターをベースにして「アヴェンタドール後継モデル」の予想デザインを開始。
完成したのがこのレンダリングですが、たしかに目撃されたプロトタイプの特徴をよく反映しているようですね。
ランボルギーニ次期V12、アヴェンタドール後継モデルの予想レンダリングはこちら
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