| フォードはなんとしてもマスタングを「もっとも売れたスポーツカー」へと返り咲かせたいはずだ |
そのデザイン、プロポーションは「キープコンセプト」なるも近代化
さて、2024年モデルとして発売される次世代(フルモデルチェンジ版)フォード・マスタングとされる画像がリーク。
現行の6代目マスタングは2015年に登場しているので10年経過前を目前にフルモデルチェンジが行われることになりますが、これはコードネーム「S650」と呼ばれているもよう。
なお、マスタングのプロトタイプはこれまでにも何度か目撃されており、おおよそ現行モデルに近いシルエットを保つであろうことがわかっていたものの、今回のリークではフロントマスクも現行からの「発展型」ともいうべきデザインを持つであろうことが判明することに。
マスタングのグリルまでもが「大型化」
今回リークされた画像はおそらくパンフレットか何かを撮影したものだと思われますが、マスタングらしい六角形のフロントグリル、そして細長いヘッドライトが健在であることがわかります。
ただ、フロントグリルが大きくなりヘッドライト内部が「3眼」となるなど、現代のクルマによく見られる手法が用いられ、ロワーグリル等も「今っぽい」造形を持つもよう。
新型マスタングは複数ソースからリーク
ちなみに新型マスタングについては数か所からその画像が流出しており、こちらはまた別の画像。
上の「パンフレット」とはまた異なる仕様を持っていて、フロントグリルやサイドアンダーのインテークがやや小さく、しかしヘッドライトは「同じ」にも見えます(ホイールサイズが小さい/タイヤの扁平率が高いので、こちらがベースグレードもしくはそれに近い車両だと思われる)。
ただ、興味深いのは、アメリカでは多くの州で取り付けが必要とされていないナンバープレートを取り付けるための台座が装着されていること、そしてそのサイズと形状が「アメリカのナンバープレートとは異なる」ということ。
やや上下が薄く左右に長いという印象があり、欧州のナンバープレートを取り付けるためのものかもしれず、これはフォードがマスタングの「輸出」を真剣に考えているということなのかもしれません。
現在フォードは(アメリカ市場にて)マスタングを除く乗用車から撤退し、トラックとSUVに集中して業績を急回復させています。
加えてマスタングのエレクトリックSUV「マッハE」の販売も好調だと言われますが、マスタングは現在のフォードにとって唯一残された乗用車そしてスポーツカーでもあり、つまり「ただ一台生き残った」ということはそれだけ期待をかけられているということを意味していて、ダッジ・チャレンジャーに奪われた市場を取り戻すべく起死回生を狙うことになりそうですね。
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参照: Mustang7g forums, Steeda, Ford Authority