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ホンダS2000が驚愕の20万ドル(約2600万円)で落札!フェラーリ・ローマと同じ価格、しかしスーパーカーを買うより投資効率は高いのかも

2022/04/26

ホンダS2000が驚愕の20万ドル(約2600万円)で落札!フェラーリ・ローマと同じ価格、しかしスーパーカーを買うより投資効率は高いのかも

| こういった「前例」ができてしまった今、ホンダS2000の価格はまだまだ上がり続けるだろう |

そして人々は「S2000の次に値上がりするクルマ」を探すことになりそうだ

さて、先日紹介した「インディカードライバーの、グラハム・レイホールが所有していた」ホンダS2000CRがオークションに登場したという件ですが、結果的になんと20万ドル(日本円で約2600万円)というとんでもない価格にて落札されることに。※もちろんS2000としての落札記録を更新

なお、グラハム・レイホールは残念ながら(父親の)ボビー・レイホールほど優れた戦績を残していないので、この落札価格の中には「グラハム・レイホール」のプレミアは含まれず、単にS2000のみの評価だと考えてよいかと思われます。

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たしかにホンダS2000の価格は高騰していたが

たしかにここ最近ホンダS2000の価格は大きく高騰しており、昨年には今回と同じ中古車売買サイト、ブリング・ア・トレーラーにて、ブラックのS2000CR(走行985マイル)が11万2111ドル、そのちょっとあとには別のS2000CR(走行5500マイル)が12万2500ドルにて落札されているものの、まさか20万ドルに達するとは、と驚かされます。

ちなみにこのS2000”CR(クラブレーサー)”は北米にてわずか699台しか販売されず、かつハードサスペンション、ハイグリップタイヤ、クイックなステアリングレシオ、ハードトップ、リアウイングとフロントスプリッターといった装備が与えられ、さらには41キロも軽量化されたスパルタンモデル。

よって「限定」ということに加え、「スパルタンなハードコアモデル」という、スポーツカーにとってはこの上ない付加価値を持つのが個のモデルということになりますが、それにしてもこの価格はまさに「異常」。

近年はマニュアル・トランスミッションを搭載するアナログなスポーツカーの価値が急上昇しており、ポルシェ・カレラGT、ブガッティEB110といったクルマも相次ぎ記録を更新していて、上述のとおりホンダS2000も例外ではありませんが、それにしても「スーパーカーが買える」くらいにまで価格が上昇したということにはびっくりですね(そしておそらくは、スーパーカーを購入するよりは投資効率が高い)。

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このホンダS2000CRは程度良好

このホンダS2000CRについては、123マイルという走行距離が示す通りに「ほぼ新車」であり、(新車販売時に貼られる)ウィンドウステッカー、サービス記録、製造者証明書も付属し、リオ・イエロー・パールの塗装はもちろん、標準装備の17インチ・ホイールにも傷ひとつない状態。

Honda-S2000-CR (3)

インテリアはブラックのアルカンターラにイエローのインサートとコントラスト・ステッチを施したレーシングシートが装着され、こちらも目立つような摩耗や経年変化はナシ。

Honda-S2000-CR (6)

シートのセンターは「ケブラー」を思わせるテクスチャを持っています。

Honda-S2000-CR (5)

エンジンは標準モデルから変わらず2.2リッター4気筒、出力は240馬力です。

Honda-S2000-CR (4)

ホンダS2000には「新型」のウワサもあるが

なお、S2000は「販売不振」によって生産が終了しており、初代NSXも同じ運命をたどったことから、ホンダはスポーツカーの開発には及び腰。

その後にS660を発売し、大人気につき納車待ちの列が長くなった際にも、ホンダは「スポーツカーの人気は一過性のものなので増産はしない」という冷ややかなコメントを残していて、実際にその後S660の需要は先細りとなっています。

さらには鳴り物入りでデビューした二代目NSXも販売が振るわず販売が終了してしまい、ホンダとしてはもはや「スポーツカーには手を出したくない」と考えているのかも。

参考までに、S2000にはときどき「復活」のウワサが出ており、直近に報じられたものだと「2024年に復活」という話があるものの、しかし現在のホンダの状況を見る限りでは、これもまた儚い夢のように消え去ってしまうのかもしれません。

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