| 一時は「セリカが復活する」というウワサがまことしやかに囁かれていたが |
新型(8代目)セリカは7代目セリカのイメージを踏襲
さて、カーデザイナーのアレクシス・ポンセレット氏(インスタグラムのプロフィールはなぜが食料品店になっている)が8代目となる次世代セリカのレンダリングを公開。
もちろんトヨタ公式ではなく同氏が独自に考えたものですが、なかなかに格好いい仕上がりとなっており、ロードバージョンに加えてレーシングバージョン、WRCカー、改造車などいくつかの仕様が公開されています。
なお、トヨタは2017年頃から世界各地で(それまで出願していなかった地域で)セリカの商標を出願し、すでに取得済みの国や地域においては商標権の延長を行っており、さらには当時「MR2とセリカの復活」を匂わせる発言を行っていたため「セリカ復活か」と言われたものの、何らかの事情によってその話が消滅している、という状況です(セリカのようなニューモデル投入ではなく、GRヤリスやGRカローラのような、既存車種をベースにしたハイパフォーマンスカーの開発にシフトしたのかもしれない)。
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セリカは多くのファンを持っている
なお、セリカは各世代において比較的大きくその性格を変えてきたモデルであり、各世代ごとに多くのファンを持つクルマ。
今回、アレクシス・ポンセレット氏(中国の自動車メーカー、GACでデザイナーを担当している)が考えたのは最新世代の「T250」で、7台目のT230(1999年〜2006年)をより伸びやかに、ワイドに、そして低くしたというイメージ。
とくにフロントからリアにかけて切り上がる直線状のラインが特徴的で、その上にグラスエリアを強調したキャビンが載るというスタイルですが、曲面と直線とがうまく組み合わせられたデザインだとも言えますね。
サイドの「CELICA」文字がいい噴気を出していて、もし本当にセリカが復活することがあるならば、ぜひこのグラフィックをオプションにて設定してほしいものです。
同氏のインスタグラム上では、最終デザインに決定するまでのいくつかのデザインイメージも公開されています。
更にはこんな「新型トヨタ・セリカ」も
そしてアレクシス・ポンセレット氏はこの「市販モデル」のほかにもいくつかのバージョンを公開しており、こちらはレーシングバージョン。
ワイドフェンダーや大型スプリッター、ウイング、各種カーボンパーツにて武装しています。
リアフェンダーはリベット留め。
フロントからサイドを囲むかのようなカーボンパーツが装着されていることがわかります。
ルーフはヴィジブルカーボン、そしてリアウインドウには「ルーバー」が取り付けられるなど、ちょっとレトロな雰囲気も。
フロントから見るといかにフェンダーがワイド化されているかがわかります。
リアタイヤは「ほぼむき出し」。
なお、ヘットライトやテールランプはシンプルな「バー」形状。
「WRCカラー」の新型トヨタ・セリカも
そしてこちらは「WRC」カラーの新型セリカ。
フロントフード上にはライトポッドが追加され、フロントスポイラーとリアスポイラーは更に巨大に(ラリーカーというよりは、パイクスピーク・ヒルクライム・インターナショナルを走るレーシングカーのようだ)。
車体のベースカラーはホワイトではなくブラックですが、それがまた異様な迫力を演出しているように思います。
「暴走族」スタイルの新型トヨタ・セリカも
アレクシス・ポンセレット氏は「暴走族(BosoZoku)」スタイルの新型セリカの画像も公開していますが、ワイドボディに加えて更に大きくなったスポイラーも。
リヤにはそびえたつウイング。
できれば「竹ヤリ」マフラーが欲しかったところですが、このリアウイングは一時期アメリカで流行していた「本棚」風ウイングを連想させますね。
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参照:alexey_ponslav(Instagram)