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カナダでもEVの高額な修理コストが話題に。450万円のEVのバッテリー交換費用が250万円、そのほかPHEVのバッテリー交換に220万円を要した例も

2022/10/27

カナダでもEVの高額な修理費用が話題に。450万円のEVのバッテリー交換費用が250万円、そのほかPHEVのバッテリー交換に220万円を要した例も

|日本だとそれほど多く走る人が少ないせいか、あまり問題とはなっていないようだが |

EVは維持費は安いものの、購入時は「高価」、売るときは「安価」、そして保険料やもしもの際のコストが高く、トータルで見ると割安と言えないかも

さて、現在はEVが市場に出始めて数年が経つといった状況ですが、そこでちらほら問題となっているのが「EVの修理費用が高い」ということ。

EVが出始めて納車されたての頃は問題とはならなかったものの、時間が経ちバッテリーが劣化したり、事故などで様々なパーツの交換が必要となってきた際にに「えっ・・・」となる例が後をたたないわけですが、今回紹介するのもそういったケースの一つです。

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バッテリーの交換に250万円を請求される

今回報じられているのはカナダでの一件で、オンタリオ在住のキア・ソウルEVのオーナーがバッテリー交換のためディーラーに持ち込んだところ、工賃を含めて23,000カナダドル(約250万円)の費用を請求されたと報じられており、このキア・ソウルEVには「16万キロ」のバッテリー保証がついていたものの、このオーナーの場合は17万キロを超えていたため、保証の対象外となったようですね。

ちなみにキア・ソウルEVは小型のハッチバックであり、EVとしてはもっとも安価な部類に属しますが(それでも450万円くらいから)、この250万円というのは車両価格に比較するとかなりのパーセンテージということに。

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日本だと数年で十数万キロも走るケースは稀だとは思いますが、北米では珍しくはないものと思われ、今後は同様の問題が多々出てくるのかもしれません。

そしてもう一つの例もやはりオンタリオ州のオーナーの事例であり、こちらはEVではなくハイブリッドモデルなのですが、2011年型リンカーンMKZのバッテリー交換に20,000カナダドル(約220万円)を要求され、そのうち15,000カナダドルはバッテリー代だったと報じられています(ハイブリッドなので、まだバッテリーが小さく、よってこの範囲で収まったのだと思われる)。

なお、米国ではシボレー・ボルトのオーナーがそのバッテリー交換に3万ドル(約445万円)を請求された例もあるので、EVやPHEVで「バッテリーが交換必要な」状況になれば、もうクルマを売ってしまって乗り換えたほうがダメージが小さいのかもしれませんが、そういったEVやPHEVは「売りたくても売れない」レベルの査定額となってしまうのかもしれません。

これからはバッテリーの「残存率」が大きな関心ごとに

おそらくはこれから同様のニュースが大量に出てくるものと思われ、しかしそうなると多くの人がEVやPHEV購入時にこういった残存率や保証を気にするようになるかもしれず、よってディーラーや自動車メーカーはそれなりの対策を持っておく必要があるのかもしれません。

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参照:CTV News

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