| なぜホンダがイキナリCR-V ハイブリッド レーサー プロジェクトを作ろうと考えたのかはナゾである |
ただしホンダらしい、そして楽しそうなプロジェクトであるのは間違いない
さて、先日ホンダは「CR-V ハイブリッド レーサー プロジェクト」のティーザーキャンペーンを開始しており、CR−Vを800馬力のレーシングカーに仕立て上げると発表しています。
その情報は断片的ながらも、前回のティーザー画像では「一部は市販車を模したものながらも、オーバーフェンダーやリアウイングなど、過激な装備が与えられる」「見た目はCR-Vながらも、その中身は別モノ」ということなどがわかっています。
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今回のティーザー動画ではサウンド、そして走行する姿を披露
そして今回公開されたティーザー動画では、おそらくは完成した状態だと思われるCR-V ハイブリッド レーサー プロジェクトがサーキットを走行する姿が収められ、そこではF1マシンさながらのサウンドを披露することに。
なお、その姿はまぎれもないCR-Vであり、なぜホンダがこのファミリー向けのSUVをレーシングカーに仕立て上げようと考えたのかはナゾではあるものの、ホンダとしてはそのハイブリッドシステムのスポーティーさを演出したいと考え、そしてそれには「ギャップ」がもっとも大きく感じられる手法が効果的だと考えたのかもしれません(たしかにそのほうがインパクトは大きい)。
動画を見る限りだと、このCR-V ハイブリッド レーサー プロジェクトはもともとの2.0リッター・アトキンソンサイクル4気筒エンジンを捨て去っているようで、さらにシフトチェンジの際の動作から判断するにノーマルのCR-VのeCVTではなく、別のトランスミッションを使用しているようですね。
そのほか動画からわかるのは、マルティニっぽいレッド / ネイビー / ライトブルーというグラフィックに「HYBRID」の文字(やはり今回のプロモーションの目的はハイブリッドシステムのプロモーションにあるのだと思われる)、そして軽量化のため、サーキット走行に必要なもの以外の一切が削ぎ落とされたインテリア。
なお、シート後方はカーボンファイバー製のパネルで仕切られており、この後ろにはメカニカルコンポーネントが収められているようですね(ミドシップだったらちょっと驚く)。
CR-V ハイブリッド レーサー プロジェクトのティーザー動画はこちら
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参照:Honda