マンソリーがメルセデスAMG SLのコンプリートカーを発表！しかしながら「金があってもセンスがない人のための車」「吐き気をもよおす」など酷評の嵐に

｜　そこまでひどいことを言わなくてもいいのに、とは思う　｜

それでもあまり話題にならない他のチューナーよりはずっといいのかも

さて、ドバイにショールームを開設して以来、積極的に新製品を発表するマンソリー。

マンソリーの顧客はドバイとモナコに集中していると思われますが、とにかくここ最近の積極展開には驚かされるものがあり、ブラバスやノビテックなどほかチューナーと比較しても頭一つ抜けているかもしれません。

なお、今回マンソリーはメルセデスAMG SL63のコンプリートカーをインスタグラムそしてFacebook上にて公開したものの、そのコメントがあまりに酷いとしてちょっと話題に。

マンソリーはどうやら非常に嫌われているようだ

そういったコメントがあまりに（マンソリーの手掛けるエアロキット並みに）過激すぎて面白く、ここでその一部を紹介してみると、「メルセデスAMGが美しいロードスターの開発に費やした時間に火を付けてゴミ箱に放り投げるようなものだ」「吐き気をもよおす」「これまでの中では最悪の事態を招いている」「お金があってもセンスがない人のためのクルマである」「このグリルはBMWでさえ恐れをなすだろう」。※コメントを見ても、罵る言葉にセンスが感じられる人とそうでない人がいるようだ

こういった感じでとんでもない言われようなのがマンソリーではあるものの、一方では熱心なファンもおり、だからこそこれまでにも様々な、そして非常に高価なコンプリートカーを発売し続ける事ができているのかもしれません。

ある意味でこの過激なスタイリングは「話題を作り出すための炎上商法」と捉えることができなくもないですが、BMWも「そのデザインが話題にならなければ我々の負けです」とも語っているほどなので、人々になんら話題にされないよりは「どのような内容であっても」話題となったほうがいいのかもしれません。

実際のところ、お金を払える人には「それなりの価値はある」だろう

ただ、ぼくはマンソリーについて「それなりに価値がある」とも考えており、腕時計でいえば「宝飾時計」のようなものだとも捉えていて、つまりは「万人受けしないが、好きな人にとっては他に代えがたい選択肢である」ということ。

宝飾時計は一般人から見ると「ちょっとこれは・・・」とは思うものの、実際に身につけるともうほかの腕時計を身につけることができなくなるといい、マンソリーのコンプリートカーも同じような性質を持つんじゃないかとも認識しているわけですね。

このメルセデスAMG SLについて触れておくと、マンソリーは「720馬力」と「850馬力」を用意していて、これはいずれもSL63の「585馬力」を大きく超えるもの。

ECUリマップやターボチャージャーの変更、給排気系の交換といったお決まりのメニューによってこのパワーを達成しているものと思われますが、そのパワーに見合ったボディキットも装着されており、フロントバンパーのアドオン、新しいフロントフードにグリル、大きく張り出したサイドステップ、ドアミラーカバー、フロントフェンダー上のサイドギルといったところが目を引きます。

リアだとポップアップ式のリアスポイラーに巨大なリアディフューザー、バンパー上のガイドにテールパイプといった変更点が変更点であり、加えてインテリアが「総張替え」となっているのも見逃せないところですね。

合わせて読みたい、マンソリー関連投稿

参照：Mansory（Facebook）