フェラーリは今週末のル・マン開催にあわせてSF90 VS（あるいはSF90 LM）を発表？ル・マンレーサーである499Pとの関連性を示すにはこれ以上ない絶好の舞台ではあるが

｜　おそらく新型フェラーリSF90LM（VS）はフェラーリの市販車史上、もっともインパクトの強いクルマとなるだろう　｜

ただしその後にはフェラーリのフラッグシップたるハイパーカーの発表も控えている

さて、プロトタイプがチョコチョコと目撃され、フェラーリ自身も公式にティーザーキャンペーンをスタートさせた「SF90VS（あるいはSF90LM）」。

これはフェラーリSF90ストラダーレ/SF90スパイダーのハードコアバージョンであり、クーペが699台、アペルタ（オープンモデル）が399台という限定台数にて発売されると言われます（当然ながらすべてのオーダー枠は埋まっていることが予想される）。

なお、フェラーリは今年中に5-6台のニューモデルを発表すると言われていますが、今年はすでにローマ・スパイダーが発表されており、そしてこのSF90LM/SF90LM アペルタが発表され、さらにはラフェラーリ後継となるハイパーカー、さらには2台のニューモデル（812スーパーファスト/812GTSの後継かもしれない）が登場するという話もあるもよう。

新型フェラーリSF90LM / SF90LMアペルタは今週末に発表？

そして新しく出てきたウワサが「フェラーリがSF90LM / SF90LMアペルタを今週末に発表する」というもの。

今週末は100回目となる記念すべきル・マン24時間レースが開催されるわけですが、フェラーリはそこへ50年ぶりに復帰することになり、その場でこのSF90LM / SF90LMアペルタが発表されるのでは、と言われています。

現在仮に呼称されている「SF90LM」というのは、もちろん正式名称ではなく、当初はSF90VS（ヴェルシオーネ・スペチアーレ）と呼ばれていたものの、しかし最近になって「この新型車はSF90 LM（Le Mans）と命名される」という話がまことしやかに囁かれるようになったわけですね。

ただ、発表がル・マン24時間レースの開催に合わせて行われるのであればそれも納得であり、むしろル・マン24時間レース以外にいつ発表するのか、という気もしてきます。

現在このSF90LMについてわかっていることは非常に少なく、プロトタイプの姿から判断するに、市販車離れした（レーシングカーに近い）エアロパッケージを持つこと、とりわけフェラーリが市販車には採用してこなかった別体式リアウイングを持つことが大きな特徴であり、さらにはロングテールという、これもやはりフェラーリの市販車としてはかなり珍しい仕様が与えられています。

なお、フェラーリはつい先日、ル・マン24時間レースを走るプロトタイプレーサー「499P」の技術解説を行った動画を公開していますが、そこでは「エレクトリックモーターで駆動する前輪のメリット」を強調しており、これは（SF90LMのベースとなる）SF90ストラダーレ/SF90スパイダーにも共通する部分。

それを考慮するならば、いっそうSF90をル・マン24時間レースの場でお披露目しない手はなく、今週末には大きな期待を寄せたいところでもありますね。

なお、SF90LMについてはSF90ストラダーレ/SF90スパイダー同様にV8ツインターボ＋3モーター式ハイブリッドシステムを継続するものと推測され、しかし（もちろん）その出力向上が図られ、さらには軽量化とエアロダイナミクスの向上により大きくパフォーマンスが引き上げられるものと思われます。

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参照：Varryx