テスラが中国に相次ぎ「ギガファクトリーをイメージした」体感型ストアをオープン！クルマのパーツや製造工程の説明を受けることができ、なかなかに楽しそうだ

｜　テスラは意外なことに他社の動向や消費者の声を重視し、必要な対応を素早く行っている　｜

とくに中国市場におけるテスラの対応はかなり「手厚い」

さて、テスラが中国・成都に中国初のギガ・ラボラトリー（Giga Lab）オープン。

このギガ・ラボラトリーはテキサスや上海にある工場「ギガファクトリー」の小規模版という位置づけで、車両の組立工程を見せたり、設計や構造についての開設を行うほか、販売拠点としての役割を担うと報じられています（ただし実際に車両の製造を行うわけではなく、工場としての機能は果たさない）。

ギガ・ラボラトリー内部は洗練されたデザイン

そしてこのギガ・ラボラトリーは洗練されたインテリアを持つことも特徴として挙げられており、内部にはこんな感じで映画「ジョン・ウィック：パラベラム」の1シーンのような施設も。

奥にはテスラの車両製造の要であるロボットとホワイトボディが置かれ・・・。

壁面に設置されたディスプレイ上では「わずか45秒で」車両を製造する様子を見せてくれるのだそう。

そのほかテスラの車両を構成するパーツについての解説や・・・。

オプションやアクセサリー、パーツの展示も。

そのほかにはミーティングスペースもあり、テスラファンの集いの場としても活用されることになるもよう。

もちろん実車も展示され、テスラのパーツから製造工程、そして完成車までを体験できるスペースとして機能しています。

なお、こういった試みは他の国や地域ではあまり見られないようにも思いますが、中国市場にてこういった展開を行うのは、テスラのライバルである「NIO」が”NIOハウス”なる体験型スペースを設置することで販売を伸ばしているからなのかもしれません。

つまりテスラはそれに対抗すべく、このギガ・ラボを展開しているとも考えることができ、実際のところ（意外なことに）テスラは他社の動きをよく研究しており、必要な部分はすぐに対応するといった動きを見せています（不具合もすぐに修正している）。

ちなみにNIOは3月末までに「106もの」NIOハウスを建設したとアナウンスしており、そのほかにも281のNIOスペース（おそらくはNIOハウスよりはちょっと小さいものだと思われる）が存在する、とのこと。

As of 31 March,#NIO has built up 106 #NIOHouses, 282 #NIOSpaces, 291 #NIOServiceCenters, 52 #NIODeliveryCenters, 1339 #PowerSwapStations, including 351 Power Swap Stations along highway routes.
Read more: https://t.co/qagjIn7Ido

— NIO (@NIOGlobal) April 2, 2023

テスラは廈門にも特別なストアをオープン

そしてテスラは成都のギガラボのほか、廈門（アモイ）にギガファクトリーをテーマにしたストアをオープンさせており、こちらは見る限りではギガラボのちょっと小さい版のようにも。

完成車検査スペースを模したブースや・・・。

各種コンポーネントに・・。

そのほかバッテリーなども置かれており、テスラのことを知るにはなかなかいい場所だと言えるかもしれませんね（日本にも作って欲しいものだが、日本市場の規模を考慮すると難しいのかもしれない）。

The first "GIGA LAB" Tesla store held its opening ceremony today. The interior of "GIGA LAB" imitates the Shanghai Gigafactory and shows the manufacturing process of Tesla vehicles. Here, customers can feel the hardcore beauty of Tesla⚙️

📍Chengdu, China pic.twitter.com/VlYi9TGr3o

— Tesla Asia (@Tesla_Asia) June 10, 2023

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参照：Tesla Asia