フェラーリのル・マン・レーサー「499P」の市販バージョンが499XXとして50台のみ限定販売されるとのウワサ。その価格は8億円だと報じられる

｜　現在、「サーキット走行用個人向けハイパーカー」は自動車メーカーの大きなビジネスに成長　｜

フェラーリとしてもこのチャンスを見逃すはずはないだろう

さて、フェラーリは50年ぶりのル・マン24時間レースにて劇的な優勝を飾っていますが、ル・マンを走ったレーシングカーである「499P」をベースにしたサーキット走行限定ハイパーカーが発売されることとなるもよう。

最新の情報だとこのハイパーカーは「499XX」を名乗ることになる可能性が高いとされており、しかし少し前には「499GTB」「499GTS「499Pモディフィカータ」といった商標が出願されていることも明らかになっています。

フェラーリ499XXの限定台数はわずか50台

そしてこのフェラーリ499XXにつき、その販売はわずか50台に制限され、価格は1台500万ユーロ（現在の為替レートだと日本円で約8億円）だと言われていて、当然ながらその販売はフェラーリのトップクライアントのみに限定されることとなるもよう。

現時点では限られた、かつウワサ程度の情報しかないものの、このフェラーリ499XXは499P同様の3リッターV6ツインターボ＋ハイブリッドを搭載するとされ、車体構造も499P同様だとされていますが、「レギュレーションによって出力が制限される」499Pとは異なりポテンシャルをフルに発揮させることができる、とされています。

そのスタイリングも499Pに準じたものとなり、今年のフィナーリモンディアリにて296チャレンジとともに公開されることになる、という情報も。

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近年はサーキット走行のみが可能なハイパーカーの需要が急拡大

なお、最近はこういった「サーキット走行飲みが可能となる」ハイパーカーの需要が急拡大。

少し前までだとGT3車両をベースにしたサーキット走行専用車両等（フェラーリ488GTモディフィカータなど）がマクラーレンなど各社から顧客向けに販売されていますが、最近ではブガッティ・ボリード、マセラティMC20エクストリーマなどの「ハイパーカー」クラスの車両がいくつか登場しており、市販車同様にその価格と性能が大きく上昇しています。

もちろんこれは自動車メーカーにとっても大きな収入源となり、しかし「モータースポーツでの輝かしい成績」「市販車であっても、ほかを圧倒する超高性能を持つクルマ」を有する自動車メーカーのみがなしうるビジネスでもあり、そして今回の499XXのような車両の販売は「フェラーリにぴったりの」手法なのかもしれませんね。

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参照：Supercars For Sale（Instagram）