ポルシェが75周年を記念してコレクター向け書籍を複数刊行。ポルシェの歴史、アイコニックなクルマ、そして911の生い立ちなど様々な角度から焦点が当てられる

｜　ポルシェの歴史はあまりに豊かであり、一朝一夕で語り尽くすことはできない　｜

ポルシェには様々な魅力があり、そして様々なファンが存在する

さて、ポルシェは今年75周年を迎えますが、同じく75周年を迎えるフランクフルトブックフェアの開催にあわせてポルシェがオフィシャルアニバーサリーブック「Driven by Dreams - 75 Years of Porsche Sports Cars」、そのほか数冊のコレクター向けの書籍を発表。

このアニバーサリーブックは、ポルシェの出版部門である”エディション ポルシェ ミュージアム”によって編集されたもので、様々な出版社と協力してポルシェのレガシーとアイコニックなモデルについて掘り下げた内容を含んでいます。

ポルシェ オフィシャルアニバーサリーブックにはこんな内容が含まれる

この「「Driven by Dreams - 75 Years of Porsche Sports Cars」」は読者をポルシェの歴史の旅へと誘い、感動的なストーリー、ポルシェCEOであるオリバー・ブルーメ氏とデザイン責任者のミヒャエル・マウアー氏による洞察、そして2048年とポルシェ100周年というブランドの未来を垣間見ることができる内容となっているのだそう。

たしかに先日、ミヒャエル・マウアー氏は、「ずっと先の未来に自分たちがいると仮定して、そこから2030年はどんな時代であったのかを考察することで、いま（2023年）未来に向けて何をすべきかが見えてくる」とも語っており、これはなかなかに面白い手法だとも言えそうです。

なお、ポルシェは「夢」を非常に重要視しており、この一冊にポルシェの想いが詰め込まれているのかもしれませんね。

さらにポルシェはこんな書籍も発売

そしてポルシェはこの他に図鑑「Artifacts」も発売しており、こちらはポルシェ・ミュージアムの保管庫から厳選されたクルマを通してポルシェのDNAを探求しており、この大判サイズの書籍は、ポルシェの歴史を独自の視点で捉え、各展示品の背景にあるストーリーを明らかにしています。

ポルシェの歩みを年代順に見たい人向けとして、ポルシェの波乱に満ちた歴史をドイツ語版と英語版で紹介する「ポルシェ・クロニック」が発行されており、こちらは1931年の創業、1948年のポルシェ初のスポーツカーの誕生、そして2023年のアニバーサリー・イヤーの祝典までを網羅している、とのこと。

フェリー・ポルシェの伝記はドイツ語版と英語版があり、先見の明を持った創業者の人生を深く掘り下げているそうですが、CEOおよび監査役会会長として（ポルシェを）世界をリードするスポーツカーメーカーへと成長させる上で極めて重要な役割を果たしたその偉業の数々が記されています。

そして生粋の911マニア向けとしては、911の誕生60周年を記念して増補改訂されたポルシェ911 x 911の第4版が「オススメ」だとされており、この書籍は5ヶ国語で提供され、ポルシェのアーカイブにある写真、図面、広告を通して、この愛すべきスポーツカーのストーリーを余すところなく紹介しています。

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