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このご時世に「7.6リッターV12」を搭載し1,100馬力を発生する戦闘機ルックのハイパーカー、ドラージュD12が本当に生産開始。すでに4台が製造されたもよう

このご時世に「7.6リッターV12」を搭載し1,100馬力を発生する戦闘機ルックのハイパーカー、ドラージュD12が本当に生産開始。すでに4台が製造されたもよう

| 2020年にこのクルマが発表された際、まさか本当に生産するとは思ってもみなかった |

実際にどのくらいのパフォーマンスを発生するのかちょっと気になる

さて、2019年に「再創業」が発表されたフランスの「ドラージュ(Delage)」。

このドラージュは1900年代はじめにブガッティやフェラーリと並びモータースポーツにおいて高く評価されたこともあったそうですが、その後残念ながら活動を停止してしまい、しかしおよそ70年の休止期間を経ての再創業に至っています。※正確に言うならば、1905年に創業し、1953年まで活動していた

ドラージュを現代に蘇らせたのはローラン・タピーCEOで、開発メンバーとしてはF1王者のジャック・ヴィルヌーヴ、FIAツーリングカー選手権チャンピオンのベノワ・バガーも名を連ねます。

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ドラージュD12の生産がついに開始される

そして今回報じられたのが、ドラージュ復活の第一弾としてリリースされるD12の生産が開始されたこと。

こういった「新興ハイパーカー計画」については実現しないことも多く、ドラージュD12についても発表された際には「話半分」くらいに捉えていたので、今回の報を聞くに「まさか」といった感じです。

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透明のノーズがカッコいい

そしてさらに驚かされるのは「すでに4台が完成した」という事実で、生産はフランスのマニクールに設けられたドラージュの専用工場にて行われたのだそう。

ちなみにこのドラージュD12は30台のみが限定生産されると報じられていますが、この台数をすでに販売できたのかどうかには言及されておらず、そのあたりはちょっと気になります。

なお、ドラージュD12の基本的なデザインやパッケージング、スペックは2020年の発表時から変わっておらず、「F1とジェット戦闘機」からインスパイアされたというスタイルは今も健在ですね。

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乗車ポジションは前後タンデムという一風変わったレイアウトを採用し、しかしタキオン・スピード、シンガーC21といった新興ハイパーカーも同様のスタイルを取り入れているので、「超エキゾチックカー」ではある種の「おなじみ」となりつつあるのかも。

ちなみにドアはなく、乗降はキャノピー開閉のうえ行いますが、これもまた珍しくなくなりつつある手法でもありますね。

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ドラージュD12に積まれるのは7.6リッターV12

ドラージュD12のパワートレーンもその外観に負けず劣らずエクストリームで、この時代になんと7.6リッターという大排気量V12エンジンを搭載し、これにエレクトリックモーターを組み合わせることでシステム合計出力1,100馬力を達成しています。

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車体構造はカーボンファイバー製モノコック、そしてサスペンションはF1マシンばりのダブルウイッシュボーン。

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ちなみに1990年代のマクラーレンF1マシンが採用していた「コントラクティブ」サスペンションを再現しているのだそう。

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コクピットはどう見ても「クルマとは思えない」もので、後方確認をどうやって行うのかは不明です(サイドミラーはフロントフェンダーの上に取り付けられている)。

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センターパッドはさすがフランスのクルマだけあってちょっとオシャレ。

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このドラージュD12の価格は270万ユーロ(現在の為替レートだと日本円で約4億2650万円)に設定されており、発表当初よりも(昨今のインフレを反映してか)けっこう高価な値付けとなっています。

なお、ドラージュはこのD12に続き、”もう少し”割安な2番めの市販車の開発にかかっているといい、それについては「ブガッティ・シロンのような2シーターのグランドツアラー」だと表現されていて、こちらの発表にも期待したいところですね。

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参照:Autocar

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