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「スポーツカーは値が落ちる」は昔の話?5年経っても「値落ちしない」最強のスポーツカーTOP10。ポルシェは不動の1位、スープラやロードスター、BRZは?

ポルシェ911のリヤと「PORSCHE」エンブレム

| ちょっと前だと「スポーツカーは値が下がる」というのが常識ではあったが

自動車は「負の資産」か?それとも「賢い投資」か?

「新車を買った瞬間に価値が3割落ちる」といわれる自動車市場。

しかし一部の熱狂的なファンを持つ「エンスージアスト・カー(愛好家向けの車)」は、その常識を覆すことが明らかに。

今回、米中古車ポータル「iSeeCars」が最新のデータを公開しており、95万台以上のデータ分析からは「全ボディタイプ平均では5年で平均41.8%も価値を失う」のに対し、スポーツカーは平均して比較的”価値を失わない”ことが判明しています。

その理由は明白ではないものの、コロナ禍以降に明らかになった「クルマを楽しむ」という傾向に加え、スポーツカーの選択肢事態が少なくなったこと(よって生き残ったモデルに人気が集中する)、そしてそもそもスポーツカーはそれほど台数が出ないことから、需要と供給のバランスが(ファミリーカーやSUVに比較して)”需要側に傾いている”のかもしれません。

ポルシェ718ケイマンのキー(カーボン)

この記事の要約:ここがポイント

  • ポルシェが圧倒的: 911と718ケイマンは、5年経っても新車価格の約9割を維持
  • 日本車の信頼性: トヨタ、レクサス、スバルは、性能だけでなく「壊れにくさ」がリセールを支える
  • V8・MTの希少価値: 生産終了や電動化を前に、マニュアル車や大排気量モデルの価値が急騰中
  • 「賢い選択」の指針: 走りを楽しみつつ、手放す時も損をしない究極の10台を紹介

5年後の価値を左右する「名車」たち:その価格下落率とは

今回の調査では超高額な限定ハイパーカー、一般にはてが届きにくいスーパーカーを除外した「現実的な選択肢」の中から、特に資産価値の高いモデルを抽出しています。

10位→1位の順に並べていますが、惜しいことにマツダ・ロードスターはTOP10から漏れていしまい、5年経過後の減価率は31.5%となっています。

マツダ・ロードスターのテールランプ

10位:スバル WRX VAB型/VAG型 / 5年減価率:29.8%

「5年前」の2021年は、VA系WRXが生産終了を迎えた年で、長年熟成されたプラットフォームの最終型であり、初期型に比べて乗り心地、剛性、静粛性のバランスが非常に高い次元で完成されてることから非常に高い人気を誇ります。

さらにはスバルの至宝とも言えるEJ20型エンジンを搭載した最後のカタログモデルでもあるため、マニアの「下支え」があるものと考えられます。

スバルWRX STIのカタログ画像

スバリスタの気持ちがよくわかる。賞賛も納得のスバルWRX STIに試乗する

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9位:フォード マスタング / 5年減価率:26.8%

アメリカの象徴、マスタング。特にV8エンジン搭載の「GT」や「Mach 1」は、マニュアル車の希少性もあり非常に高い人気を誇ります。

項目2021年モデルのスペック
エンジン2.3L 直4ターボ / 5.0L V8 / 5.2L V8(SC)
馬力310 - 760 hp
0-100km/h加速約3.6 - 6.3秒
トランスミッション10速AT / 6速MT / 7速DCT
最近ではおそらく唯一「発表直前までリークがなされなかった」新型車であるマスタング。フォードはどうやってリークを食い止めたのか?
Ford

8位: レクサス RC 350 / 5年減価率:26.6%

レクサスのリセールを支えるのは世界トップクラスの信頼性。

2025年モデルでの生産終了が報じられたことで、今後さらに価値が高まる可能性が指摘されていますが、レクサスRCは一時「もっとも価値を失うレクサス」と言われたこともあり、しかし今回の結果は「世の中が変われば基準も変わる」ことを示唆しているかのようですね。

  • 特徴: 熟成されたプラットフォームと壊れない自然吸気V6エンジン
  • エンジン: 3.5L V6(311hp)
  • 駆動方式: RWD(8速AT) / AWD(6速AT)
レクサスRCのサイドビュー

Image:Lexus

7位:トヨタ カローラ ハッチバック / 5年減価率:25.5%

カローラを「スポーツ」に入れるかどうかの議論はあるかと思いますが、近年だと「GRカローラ」も発売されており、一応「スポーツ」に分類してもいいのかも(ただし5年前だとGRカローラは未発売)。

なお、北米では「スポーツハッチ」として語られることが多いとされ、特に2022年を最後に設定がなくなったマニュアル車は、中古市場で争奪戦となっているようですね。

トヨタ・カローラ「GRスポーツ」のフロント

Image:TOYOTA

6位:トヨタ GRスープラ / 5年減価率:24.0%

BMWとの共同開発で話題となったGRスープラ。

2021年モデルで大幅なパワーアップ(335hp→382hp)を遂げたことがこの年式の価値をさらに押し上げていると分析されていますが、おそらく今後、A90スープラは(80スープラほどではないにせよ)中古市場での価値を上げてくるものと考えられ、とくにマニュアル・トランスミッション搭載モデルだと新車価格を超える個体も出てくるのかもしれません。

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トヨタ GRスープラのエクステリア~テールランプ
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5位: スバル BRZ / 5年減価率:23.7%

新型(2代目)が登場したにもかかわらず、初代の最終モデルがこれほど高い価値を維持しているのは驚異的。

軽量・後輪駆動の純粋な楽しさは世代を超えて評価されていることがわかりますが、一方でトヨタ86は(TOP25までに)ランクインしておらず、しかしスバル BRZの健闘は「スバルファンの下支え」がそれだけ強いということなのかもしれませんね。

スバルBRZのカスタムカー

スバルのキー
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4位:ホンダ シビック / 5年減価率:22.9%

通常のシビックの人気に加え、最強のFFと名高い「タイプR(FK8)」が平均値を大きく引き上げているのが「シビックの相場」。

なお、2021年はFK8型の最終年でもありますが、その完成度の高さから価格が下げ止まっている、とも解説されています。

ホンダ・シビック・タイプRのカタログ画像

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3位:シボレー コルベット / 5年減価率:18.7%

ミッドシップへと劇的な進化を遂げたC8型コルベット。

新車価格の上昇に加え、スーパーカーに匹敵する性能(0-60mphが3秒以下)が20%を切る驚異の下落率を実現していますが、毎年継続して発表される「ハイパフォーマンスモデル」の存在がその価値を引き上げていることは間違いなく、これは「シボレーの戦略が奏功した」ということなのかもしれません。

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2位:ポルシェ 911 / 5年減価率:11.1%

「スポーツカーの王者」は「リセールでも王者」。

特にマニュアル車や「GT3」などの限定モデルは、買った時よりも高く売れるケースすら珍しくはなく、「マニュアルの911は下がる」と言われて997世代の911を買い叩かれた2009年頃がウソのようですね。

項目2021年モデル スペック
エンジン3.0L / 3.7L 水平対向6気筒ツインターボ
馬力379 - 640 hp
0-100km/h加速約2.3 - 4.3秒
トランスミッション7速MT / 8速PDK
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フェラーリ ローマ
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1位:ポルシェ 718ケイマン / 5年減価率:9.6%

今回の調査で最も価値が落ちなかったのが718ケイマン。

911を凌ぐ9.6%という数字は、次世代モデルのEV化が噂される中、「最後の純粋なガソリンエンジン車」としての価値が再認識されている証拠でもありますが、「まさかここまで718ケイマンの価値が上がるとは」という感じですね。

ポルシェ718ケイマン

2年乗ったポルシェ718ケイマンはいくらで売れるのか?購入金額は994万円→売却は350〜550万円くらい

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なぜスポーツカーは今になって「復権」?

一般的なSUVやセダンが5年で40〜50%価値を落とす中、なぜこれらの車は「20%以下」を維持できるのか?

それは上述の理由のほか、以下の要素も関係しているのでは、と言われており・・・。

  1. 趣味性の高さ: 実用性よりも「運転の楽しさ」を求める層は景気に左右されず購買活動を継続する傾向がある
  2. 電動化へのカウントダウン: 純粋な内燃機関(エンジン車)が姿を消しつつある今、V8やMTといった要素はもはや「絶滅危惧種」としてのプレミアムが付いていて、今後もその流れが継続すると見られている(趣味と実益を兼ねた存在ということになりそうだ)
  3. ブランド力と信頼性: ポルシェのブランド力、トヨタ・レクサスの耐久性は、中古車購入時の最大の安心材料となる
あの色をもう一度──好みの色を自在に再現できるポルシェの「ペイント・トゥ・サンプル・プラス」プログラムとは?

レクサス
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結論:後悔しないスポーツカー選びの極意

「好きなクルマに乗る」ことは、必ずしも「大金を失う」ことと同義ではありません。

今回紹介した10台のように、「歴史がある」「特定のファンがいる」「信頼性が高い」モデルを選ぶようにすれば、最高のドライビングを数年楽しんだ後であっても、次のクルマを購入するための軍資金を残すことが可能です。

特にポルシェ718ケイマンや911の圧倒的な残価率は「維持費(メンテナンス費用)を考慮しても」実質的なコストが一般的な大衆車より安く済む可能性すら秘めており、こういった事実は「必ずしも高いクルマを購入することが浪費に繋がるわけではない」ということをも意味しているように思います(世間一般的には、高額なクルマ=浪費そのものではあるが)。

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参照:iSeeCars

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