アルファロメオの新型SUVの名称は「ミラノ（MILANO）」。創業の地の名を冠するところを見ると、このクロスオーバーには相当な自信があるようだ

｜　なぜアルファロメオが先のティーザー動画にて「ブレネロ」の座標を示したのかはナゾである　｜

このアルファロメオ・ミラノは世界中にて同ブランドのプレゼンスを高めるために企画されている

さて、アルファロメオが先般より予告していた新型「スポーツ・アーバン・ビークル」の名称につき”ミラノ（MILANO）”だと発表。

アルファロメオは数ヶ月前から新型SUVを予告しており、6月にはソーシャルメディアのフォロワーを対象として新型SUVの名前当てクイズを実施したほか、11月には "新しい時代が始まる "というキャッチフレーズとともにテールライトの画像などを公開しています。

ただ、つい先日は唐突に座標を公開し、その座標が「ブレネロ駅」を示すものであったことから、てっきりこの新型SUVの名称について「ブレネロ」になると思われたものの、実際にはそうではなく、アルファロメオ創業の地である「ミラノ」となるもよう。

アルファロメオ・ミラノはどんなクルマに？

なお、アルファロメオはこれまでのSUVにつき「ステルヴィオ」「トナーレ」などイタリアの著名な峠の名を関しており、ここへ来ていきなり「ミラノ」という大きな都市名が与えられたのはちょっと意外。

これまでアルファロメオの命名と言えば「8C」「4C」「1900」などそのエンジンに由来するもの、「GT」「スパイダー」などボディ形状に由来するもの、「33」「75」「90」など2桁の数字（いずれも意味は異なる）、「147」「155」「156」など数字3桁といったものが主流であり、メジャーな地名が入っているのはモントリオール（モントリオール万博に出展された）、MiTo（ミラノでデザインされ、トリノで作られるから）くらい。

いずれにせよアルファロメオがメジャーな地名、しかも創業の地の名を与えてくるということは相当な自信作だと考えてよく、この「ミラノ」には大きな期待がかかります。

なお、このアルファロメオ・ミラノはまずEVからスタートすると言われていますが、これはおそらく（アルファロメオが属する）ステランティス傘下のジープが展開するジープ・アヴェンジャーと車体やパワートレーンを共有する可能性が大。

後にはハイブリッドモデルも投入されると言われ、アルファロメオCEO、ジャン=フィリップ・アンパラト氏が「このモデルはアルファロメオの世界的プレゼンスをさらに強化するという重要な任務を担っている」とコメントしていることからも「世界中にて、さまざまなパワートレーンのオプションとともに」展開されると考えていいのかも。

参考までに、「アルファロメオ」という社名については様々な紆余曲折の上に成り立っていて、まず「ALFA」は1910年に設立されたアノニマ・ロンバルダ・ファブリカ・アウトモビリ（Anonima Lombarda Fabbrica Automobili）からスタートし、その後1918年にはニコラ・ロメオ技師有限会社と合併してニコラ・ロメオ技師株式会社へと変更され、さらに1930年にこのニコラ・ロメオ技師株式会社から自動車部門が独立する形で「アルファロメオ」が成立しています。

アルファロメオ「ミラノ」のティーザー動画はこちら

New Alfa Romeo Milano - our history in a name to reveal the path to the future. Unveiling the first Sport Urban Vehicle. April 2024. #AlfaRomeo #EyesOnMI #AlfaRomeoMilano pic.twitter.com/LihtdkrJEu

— Alfa Romeo (@alfa_romeo) December 14, 2023

合わせて読みたい、アルファロメオ関連投稿

参照：Alfaromeo（X）