| 現在のアルファロメオには大きな期待を寄せていいと考えている |
おそらくは「もっとも安価なアルファロメオ」となるはずだ
さて、アルファロメオはこれまでにも何度か新型SUVに関するティーザー画像や動画を投下していますが、今回はインスタグラムへと最新ティーザー動画を公開し、そこから「新型SUVの名称がブレネロ(Brennero)であること」が判明しています。
ちなみにこの新型SUV(クロスオーバー)はトナーレの下に位置すると言われ、6月には「名前当てクイズ」も実施されていますね。
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アルファロメオは「座標」にて車名を示唆
なお、今回アルファロメオが公開したティーザー動画には4つの座標が入れ替わり表示されており、まずひとつ目は「アルファロメオ博物館(新型SUVが、博物館に展示されるほど美しいことを示唆)」。
そして2つ目の座標は車両をテストするバロッコ試験場(ここで新型SUVの性能がテストされる)をあらわし、3つ目にはステルヴィオ峠(試験設備を出て現実世界でのテストを行う)。
4つ目の座標がその車名を表しているということになりますが、この座標が示すのはブレネロ峠のふもとにある「ブレネロ駅」の位置であり、ここから新型車の名称が「ブレネロ」であることがわかります。※なお、「ブレネロ」という名称は2020年頃からいずれかのモデルに採用されるのではと言われていた
アルファロメオのSUVの名称は「峠」に由来
アルファロメオのSUVの車名はいずれもイタリアの峠に由来していて、「ステルヴィオ」「トナーレ」ともにアルプスの峠を指しており、そして今回の「ブレネロ」もまた峠。
もちろん、アルファロメオは他社の鈍重なSUVとは異なって「自社のSUVは峠を軽快に走ることができる」ということを表現しているわけですが、同時にクロスオーバーならではの「自然との距離の近さ」をも伝えたいのかもしれません。
なお、このブレネロのデビューは2024年だと言われており、ジープ・アベンジャー / フィアット600のアルファロメオ版と言われていて、EVそしてマイルドハイブリッド版の投入がウワサされていますが、おそらく最初は「EVから」。
そして販売価格は現行ラインナップの中ではもっとも安価に収まり、しかしグループ内でのシナジー効果によって生産コストも引き下げられると言われるので、このクルマはアルファロメオに大きな利益をもたらすだろうとも予測されているわけですね。
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加えて、ぼくがこの「ブレネロ」に期待しているのは、現在のアルファロメオCEOがジャン=フィリップ・アンパラト氏に大きく関与したであろう「初」のモデルであるため、デザインにせよ機能にせよ、なんらかの新しい要素が付加されるのではということ(トナーレは同CEO着任後の発売であるが、同氏が着任した際にはほぼ何も関与できないほど開発が進んでいた)。
ジャン=フィリップ・アンパラト氏はこれまでのどのアルファロメオのCEOよりも明確な戦略を打ち出していることでも知られ、かつ「33ストラダーレ」を投入した人物でもあり、その手腕についてぼくは大きな期待を寄せています。
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参照:Alfaromeo(Instagram)