| 過去には実際に「レンダリングから実車へと」発展させた例がないわけではないが |
当然ながら実現しなかった「実車化」プロジェクトのほうが圧倒的に多い
さて、昨年8月にアバンテ・デザインが発表して大きな話題となった「R34 GT-RとR35 GT-Rとをかけあわせた新型R36 GT-R」のレンダリングが”実車”として製造される可能性があるもよう。
これはアルチザン・ビークル・デザインなる会社がこのレンダリング画像を引用し、「36台のみ(たぶんR36にかけている)製造し販売する」とコメントしたことから明らかになったものですが、なぜかアバンテ・デザインの名はなく、現時点では「ナゾが多い」プロジェクトだと言えそうです。
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この「ARTISAN GT-R」の生産は2024年に開始
アルチザン・ビークル・デザインによれば、このARTISAN GT-Rは2024年から生産が行われ、ボディはすべてカーボンファイバーにて成形されるとのこと(すでに3Dスキャンを終えているようだ)。
ただしベース車両が何なのか、そしてスペックなどの詳細は明かされておらず、おそらくは(R34 スカイラインGT-Rは高価なので)R35 GT-Rの中古車をベースに製造するのではないかと想像しています。※ただしドアミラーの位置からするとR34 スカイラインGT-Rをベースとしているのかも
現時点で公開されているレンダリングを見ると、ルーフやCピラーはR35 GT-Rに酷似しており、一方でフロントそしてリアはR34 スカイラインGT-Rをイメージしつつも現代風に手直しされたデザインを持つもよう。
アルチザン・ビークル・デザインではすでに「予約受付」を開始しており、「トラックパッケージ」と・・・。
「アルティメイト・パッケージ」の2つが選択肢として示されているものの、それぞれの内容についてもやはりナゾのまま。
この「アルチザン GT-R」の実現は簡単ではないだろう
なお、CGアーティストが製作したレンダリングを「現実に」するというプロジェクトはこれまでにもいくつか存在し、よってアバンテ・デザインの作成したレンダリングを「購入」しアルチザン・ビークル・デザインがこれを実現するということも考えられるものの、実際の車両製作についてはかなりハードルが高いものと思われます。
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過去にはGRスープラにがっかりしたデザイナーが「自分の考えた80スープラの現代版」を生産し販売しようとしながらも実現しておらず、そう簡単にはこういったコーチビルド車両を作ることはできないのかもしれません。
実際のところ、アルチザン・ビークル・デザインが自社のインスタグラムアカウントへ投稿した画像や動画には「まず実現できないだろう」「戯言に過ぎない」という辛口コメントが多く見られ、過去に星の数ほど登場し、実現せずに消えていったプロジェクト同様、幻に終わってしまう可能性もありそうですね。
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