なぜか偽装範囲が拡大？GRMNスープラと見られる試作車がニュルを走行中、最新情報ではBMWM4 CSLと同じ550馬力版の3リッター直6エンジンが積まれるという話も【動画】

｜　現在販売不振にあえぐGRスープラではあるが、「GRMN」バージョンの登場によって状況の打開なるか　｜

しかしGRMNスープラの価格はおそろしく高価になると思われ、発売されるにしても少量限定生産にとどまるであろう

さて、昨年末からニュルブルクリンクを走行する姿がたびたび報じられているGRMNスープラと見られる車両が改めて目撃されることに（興味深いことに、以前にスクープされたプロトタイプよりも偽装の範囲が大きくなっている）。

このGRMNとはGR（Gazoo Racing）の市販車における最高峰であり、これまでにはiQ、ヴィッツ、86、マークX、ヤリスが発売され、そして（市販されていませんが）センチュリーGRMNが2台のみ製作されています。

参考までに、これまでは「車名＋GRMN」という文字の配列であったものの、2022年のGRMNヤリスでは「GRMN＋ヤリス」という表記に変わっており、もしスープラにGRMNモデルが設定されるとなると「GRMNスープラ」となるのかもしれません。

新型GRMNスープラはどんなクルマに？

この新型GRMNスープラについては情報が限られており、発売されるという噂はあるものの（トヨタからはなんらアナウンスされていないので）確たるものではなく、しかし登場するのであれば2025年だと言われています。

外観上では新しいベント付きフロントフード（カーボンファイバー製かもしれない）、ダウンフォースを向上させるために再設計されたリアウイングが装着されていることがわかりますが、その変更範囲はGRMNヤリスと比較すると「ちょっと地味」。

現在GRスープラの販売状況は芳しく無く、よってトヨタはそのカンフル剤としてこのGRMNスープラを投入することを検討しているのだと思われますが（GRMNスープラの販売そのものよりも、これによるGRスープラのイメージ向上を狙っているものと思われる）、GRスープラそのものがBMWとの共同開発であるだけに、そのホットバージョンを開発しようとしたとき、様々な面で障壁があるのかもしれません（これは共同開発による弊害かもしれない）。

なお、リアの固定式ウイングについては、先般発表された「みかんブラスト」が特徴的な”GRスープラ 45th アニバーサリーエディション”に採用されていたパーツ（下の画像）よりも面積が広く、かつエンドプレートやスワンネックスタイルのステーを備えるために「完全新設計」と考えていいのかも。

そのほかにはカナードやリップを備えるフロントバンパーの装備も確認でき、標準モデルとは一定の差別化が図られていることもわかります。

そして気になるのはやはり「搭載されるエンジン」ですが、現時点ではM3/M4に積まれる500馬力版の3リッター直6ターボ、あるいは460馬力版のM2用ではないかというウワサが聞かれ、しかし直近で出ている話が「BMW M4 CSLと同じエンジンが与えられて550馬力を発生するのでは」というもの。

このあたりはBMWの判断によるところが大きいのかもしれませんが、おそらくGRMNスープラの価格は「非常に高価」になると考えてよく、その価格を正当化するためにもトヨタとしては少しでも出力が高く、そして（通常の）M3やM4よりもパワーのあるエンジンを積みたいのかもしれませんね。

GRMNスープラと見られるプロトタイプがニュルブルクリンクを走る動画はこちら

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参照：CarSpyMedia