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このコスパには日本車はもちろん、欧州車も対抗できないな・・・。中国よりロータス/ボルボと技術やデザインを共有するLynk & Co Z10が登場

このコスパには日本車はもちろん、欧州車も対抗できないな・・・。中国よりロータス/ボルボと技術やデザインを共有するLynk & Co Z10が登場

Image:Lynk & Co.

| Lynk & Coはブランド立ち上げ時からずば抜けて高いデザイン性を持っていたが、今やそれがさらに進化している |

加えてこれに高いテクノロジーがプラスされ、もはや無敵に近い存在に

さて、メルセデス・ベンツの最大株主となった李書福氏が会長を務める吉利汽車(Geely)。

同社は現在ボルボ、ロータス、スマート、ポールスター等を傘下に収め、かつZeekrやLynk &Coなどの自社ブランドを展開していますが、今回はそのLynk & Co(リンクアンドコー)から最新モデル”Z10”を発表することに。※Lynk & CoはボルボとGeelyとの共同出資にて設立されており、このZ10もボルボの本拠地であるヨーテボリでアンヴェールされている

このZ10もまた他の中国車同様に最新のテクノロジーを内蔵し、魅力的な走行距離と本格的なパフォーマンスを提供しますが、なんと言っても驚きは「20万元(現在の為替レートにて約434万円)から」とウワサされる価格設定であり、このスペックを持つクルマがこの価格で販売されているのであれば、「どうりで外国の自動車メーカーは中国市場で輝きを失うわけである」という印象です。

マクサス
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Lynk & Co Z10はこんなクルマ

まず、Z10のボディサイズは全長5,028mm、全幅1,966mm、全高1,468mm 、ホイールベース3,005mmという堂々たる数字を誇っており(テスラ・モデルSよりもわずかに大きい)、使用されるプラットフォームはロータス、ボルボ、スマート、そしてZeekrブランドでも採用されている”サステナブル・エクスペリエンス・アーキテクチャ(SEA)”。

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Lynk & Co

これは800Vシステムをベースに設計され(廉価版だと400V)、素材には高強度鋼とアルミニウムが用いられていますが、超急速充電もサポートしているため、わずか15分で573 kmぶんの走行距離をバッテリーにチャージできると紹介されています。

そして驚くべきは(4WDモデルで)0-100km/h加速3.5秒という加速性能、さらに一回の満充電あたりの航続距離800kmという実用性で、まさに破格のハイスペックを持つニューカマーだと言えそうですね。

後輪駆動バージョンだとエレクトリックモーターの出力は200kWもしくは310kWの二種類、4WDバージョンだとフロントに270kW、リアに310kWのデュアルモーター構成となり、デュアルチャンバーエアサスペンションとCDCダンピングシステムも搭載される、ともアナウンスされています。

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Lynk & Co

エクステリアデザインは未来感あふれる独自性が強いもので、シャープなデイライトランニングランプにスリムなLEDライト、滑らかなルーフラインにスポーティなダックテール形状を持つリアスポイラーなど見どころ満載。

クローズドグリル、格納式ドアミラー等を採用することで洗練された印象を与えますが、随所に仕込まれた「低く広く」見えるディティールのおかげでずいぶんスタイリッシュに見えるというイメージも。

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Lynk & Co

インテリアの画像は公式に公開されていないものの、アンヴェール時の情報だと15.4インチのインフォテインメントディスプレイ、スリムなデジタメーター、ヘッドアップディスプレイを備え、その外観同様に非常にミニマルで、物理的なボタンやスイッチはほとんどないのだそう。

すべてのバージョンにてエヌビディア製の Orin-Xチップが採用され、ルーフ上にはLIDARが搭載されているため、高速道路ではナビゲーション オン オートパイロット (NOA) の仕様が可能だとも説明され、テクノロジー面においても抜きん出ているようですね。

さすがはボルボが一枚噛んでいるだけに北欧っぽいシンプルさと機能美が貫かれているという印象ですが、機能面においても吉利汽車の持つスケールメリットがいかんなく発揮されており、日本車だけではなく欧州車ですらこのデザインや機能、コストパフォーマンスに対抗することは難しいかもしれません。

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