Image:Ferrari
| たしかにフェラーリ自身が言う通り、「グリーンのフェラーリ」を目にする頻度が上がっているようにも思われる |
このフェラーリ・デイトナSP3も「ヴィンテージレーシングカー」をモチーフにしているものと推測されるが
さて、フェラーリが自社のパーソナリゼーションプログラム、テーラーメイドにてカスタムしたデイトナSP3を公開。
内外装ともにグリーンという個体ですが、ボディカラーはベルデ・ボッティリア、ラウンデルはビアンコ・キングという外装を持ち、ラウンデルには「4」という数字が入ります。
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このフェラーリ・デイトナSP3はこんな仕様を持っている
おそらくはヒストリックレーシングカーを意識した仕様を指定したのだと思われ、フェンダー上のスクーデリア・フェラーリ・エンブレムは「ハンドペイント」、ホイールはシルバー、ブレーキキャリパーもシルバー、ホイールセンターキャップはカーボン仕上げというスペックを持ち、極力色味を抑えているようにも見えますね。
テールパイプはマットブラック。
そして特筆すべきはコノリーレザーを使用したスクエアキルトパターンを持つシート。
ヒストリックレーシングカーをイメージしたものだとレッドやブルーのアルカンターラ、アウンデ社のテキスタイルを用いることが多いようですが、この「コノリーレザー」そして「グリーン」というのはかなり珍しいんじゃないかと思います。
なお、コノリーレザーは英国の皮革製造会社であるコノリー社が提供しているレザーを指し、ロールス・ロイス、アストンマーティンなど様々な高級車に使用され、フェラーリもこの例に漏れずコノリーレザーを採用することとなりますが、その後スケドーニそしてポルトローナ・フラウへとサプライヤーが変わっていったもよう(スケドーニとフェラーリとの協業は1977年に始まったと言われる)。※フェラーリとポルトローナ・フラウとの関係は1986年に始まり、フェラーリの量産車の内装に同社のレザーが使用されたのは1996年のF355が最初である
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参照:Ferrari(Facebook)