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「EVが売れない」環境でも北米では意外やEVが人気。カリフォルニアでは新車販売のうち1/4がEVに、そしてシェアトップはもちろんテスラ、最も売れているのはモデルY

テスラ

| テスラは徐々にシェアを失っているが、その圧倒的優位性は揺るがない |

そして重要なのは、テスラ以外「EVで利益を出している」自動車メーカーはアメリカにはないとされることである

さて、北米では「EVが売れない」という話が少し前に聞かれたものですが、他地域でのEV不振をよそに「ジワジワと」その販売が伸びており、とくにアメリカのEV販売ではトップを走るカリフォルニアにて「新車販売のうち、約1/4がEVになった」との報道。

全体的な動向を見てみると、まず今年1-9月のカリフォルニアにおいて電動車(EV、ハイブリッド、PHEV)の販売比率は40%にまで上昇し、この中でとくに伸びているのがEVとハイブリッド。※PHEVのシェアはほとんど変動していない

カリフォルニア州でのEV販売は2021年比で「倍以上」に

そして同時期におけるEVの販売比率は22.2%に達しており、これは2021年の9.1%に比較すると倍以上という大きな成長率です。

参考までにハイブリッド車は13.8%、PHEVは3.4%なので、意外なことにアメリカ市場におけるEVへの興味がかなり高いということが明らかになっており、そしてもっとも売れているEVブランドそして車種はやはりテスラ。

カリフォルニア新車販売協会(CNCDA)が発表したデータによると、1-9月において最も売れたEVはテスラ・モデルYの105,693台、そして2番手はモデル3の34,219台、そして3位はヒョンデ・アイオニック5の11,711台。

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つまり1位のモデルYは3位のアイオニック5の「10倍くらい」売れているということになりますが、テスラのEV市場におけるシェアそのものは昨年と比較し8.5%減少して”12ヶ月連続で縮小”。

これはテスラが依然としてEV市場の大部分を占めているものの、競合他社も着実に市場シェアを伸ばしていることを示していて、例えば、キア、BMW、ヒョンデはそれぞれ1.4%、1.3%、1.3%のシェア増を記録しており、今後も(他社が続々とニューモデルを投入する中、テスラがラインアップをリニューアルしない限り)このトレンドが継続されるものと思われます。

参考までにですが、カリフォルニア州の自動車市場全体を見てみると、トヨタは全てのパワートレーンを合わせた登録台数が215,402台となって16.3%の市場シェアを保持し首位を確保。

そして2位がテスラの12.1%、3位はホンダの10.9%という数字であり、海の向こうでも(日本市場ほどではないにせよ)トヨタが圧倒的に強いということがわかりますね。

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