
Image:CITIZEN
| シチズンもまた「いつかは買わねばならない」ブランドではあるが |
例によってなかなか手が出せずにいる腕時計ブランドのひとつでもある
さて、現在様々な腕時計メーカーが様々な自動車メーカーとのコラボレーションを行っていますが、今回はシチズンとアバルトという移植のコラボが実現。
ただしこれは「パートナーシップ契約を締結」といった長期的戦略に基づいたものではなく、おそらくは「単発」による展開だと思われます(それはそれでレアである)。
この腕時計(NA1035-59E)はシチズン「シリーズエイト(Series 8)からの登場で限定生産数は150本、そして価格は253,000円。
シチズン シリーズ 8「ABARTHコラボレーションモデル」はこんな腕時計
シチズンが自動車メーカーとのコラボレーションを行うことは非常に珍しく(ちょっと他の例を思い出せない)、そしてシチズンがコラボを行うのは「スター・ウォーズ」や「ディズニー」などのキャラクターものばかりだと認識しているため、この”アバルトとのコラボ”はかなり異色な部類に入るかもしれません。※一方、セイコーやカシオは自動車業界とのコラボがけっこう多い
Image:CITIZEN
ケース素材はステンレススティール(グレーめっき)、ケース径は40.8ミリ、搭載されるムーブメントは自動巻(EキャリバーNo.0950)というスペックを持ち、サファイアクリスタルのケースバックにはアバルトの「サソリ(スコーピオン)」がプリントされています。
Image:CITIZEN
文字盤は「リアルカーボン」、秒針と文字盤外周のスケールにはレッドが用いられ、6時部分には「アバルトのエンブレム」。
Image:CITIZEN
ボックスも特別製となり、トップには「ABARTH x CITIZEN」の文字が記されます。
Image:CITIZEN
シチズンは「大富豪の愛用者」が多いとされるが
参考までに、シチズンは富豪に愛用者が多いとされ、その理由はちょっとナゾではあるものの、シチズン愛用者として名を連ねる人物を見るとビジネス界にて成功を収めた人物が多く、そこから推測するに「その視認性」が評価されているのかもしれません。
というのも、シチズンは「機能を呼び出さなくとも、必要な情報を読み取れる」ことをモットーとしていて、機能性重視シリーズの「プロマスター」においてはその傾向が顕著。
Image:CITIZEN
たとえば同じく機能性を重視するカシオG-SHOCKだと、「ボタン操作によって各機能を呼び出したり、表示を変更することで」情報を読み取りますが、プロマスターの場合は「機能を呼び出さずとも、そのままの状態で必要な情報を読み取れる」ように設計されており(そのためアナデジが多い)、多忙なビジネスパーソンにはそこが評価されている可能性も。
参考までにプロマスター「JY8078-52L」だとこんな感じで、たしかにすべての情報を一覧できるようにも思えます。
Image:CITIZEN
こういった感じでコンセプトが明確なのがシチズンの腕時計であり、そこに魅力を感じるために「一度は買わねばならない」とは考えているものの、こういった「表示が細かい腕時計」は実際に身につけると今ひとつなじまないことのほうが多く、よって今までに手を出せずにいます。
あわせて読みたい、腕時計関連投稿
-
-
セイコーと「ランチア・ストラトス」とのコラボ腕時計が「ストラトス50周年」の折に誕生。文字盤にはアリタリアカラーが再現、「ストラトス」「アリタリア」とは何だったのか
Image:PREMICO | モータースポーツ史上、このアリタリアカラーはJPSやマルティニ、ガルフと並ぶ「アイコン」でもある | 残念ながらアリタリア航空の消滅により、このカラーをモータースポーツ ...
続きを見る
-
-
フェラーリ×リシャール・ミル「コラボ腕時計」第二弾が登場。見た目のカラーリングは「シャルル・ルクレール」「ルイス・ハミルトン」
Image:Ferrari | フェラーリはこの腕時計のデザインに「強く関与」 | ストラップは「プロサングエのシートをイメージ」 さて、フェラーリが久しぶりにリシャール・ミルとのコラボレーションモデ ...
続きを見る
-
-
IWCよりメルセデスAMG F1チームとのコラボによる「衝撃吸収腕時計」、ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショック・アブソーバー XPL トト・ヴォルフを100本のみ発売
Image:IWC | この腕時計は素材、構造ともにIWC「キモ入り」である | 機能が「見てわかる」のが面白い さて、メルセデスAMGと(2004年以降)パートナーシップ関係にあるIWCシャフハウゼ ...
続きを見る
参照:CITIZEN