>日産/インフィニティ(Infiniti)

日産が「オーラNISMO RSコンセプト」を発表。エクストレイルの心臓×ワイドボディで“最強の刺客”へ。パルサーGTI-Rの再来、「市販化を前提」

日産が「オーラNISMO RSコンセプト」を発表。エクストレイルの心臓×ワイドボディで“最強の刺客”へ。パルサーGTI-Rの再来、「市販化を前提」

Image:NISSAN

| 今の日産に必要なのはこういった「殻を打ち破る」クルマである |

【この記事の要約】

  • パワーユニット換装: エクストレイルNISMOの1.5L VCターボ+高出力ツインモーターを搭載
  • 驚異のワイドボディ: トレッドを拡大し、フェンダーは左右合計で145mmワイド化
  • 走りの新次元: 4輪制御技術「NISMO tuned e-4ORCE」で意のままの旋回性能を実現
  • 市販化に期待: スーパー耐久への参戦も視野に入れた、市販化前提のコンセプトモデル
NIssan-Aura-NISMO-RS-Concept (4)

Image:NISSAN

この停滞感を突き抜けるにはこのクルマしかない

日産がこれまでの「コンパクトカー」の常識を打ち破るモンスターマシンを解き放ち、それは東京オートサロン2026にて世界初公開された「AURA NISMO RS Concept(オーラ・ニスモ RS コンセプト)」。

このクルマは単なるドレスアップカーではなく、軽量なノート オーラのボディに、なんと格上のエクストレイルNISMO用ハイパワーユニットを丸ごと移植。

さらに左右で145mmも拡大されたワイドボディを纏った、まさに「公道を走るレーシングカー」です。

これは「電動車でもここまで遊べる、ここまで熱くなれる」という日産からの回答だと考えてよく、その驚愕のスペック、そして現実味を帯びている市販化の可能性について考察してみましょう。

NIssan-Aura-NISMO-RS-Concept (5)

Image:NISSAN

日産・NISMOが東京オートサロン2026出展概要を発表。NISMO「特別モデル」にフェアレディZのマイチェン版初公開、Z ニスモ「MTモデル」、「マッチのマーチ」も登場
日産・NISMOが東京オートサロン2026出展概要を発表。NISMO「特別モデル」にフェアレディZのマイチェン版初公開、Z ニスモ「MTモデル」、「マッチのマーチ」も登場

Image:NISSAN | いつの間にかフェアレディZはマイナーチェンジの時期に | まさにファン必見。日産/NISMOブースで何が起こるのか カスタムカーの祭典「東京オートサロン2026※2026 ...

続きを見る

オーラ NISMO RS コンセプトの詳細

「AURA NISMO RS Concept」の最大の見どころは、その「中身」と「スタンス」におけるベースモデルからのギャップにあります。

ベースとなったノート オーラ NISMOに対し、フロントモーターは150kW(204PS)、リアモーターは100kW(136PS)へと大幅に増強。

これは、SUVであるエクストレイルのNISMO仕様に匹敵するパワーを、はるかに軽量なコンパクトボディに詰め込んだことを意味しており、さらにはパワーに見合う安定性を得るため、足回りは完全に別物へと進化することに。

トレッドを大幅に広げたことで、全幅は1,880mmという、もはやDセグメント車並みの迫力を手に入れることに成功しているわけですね。

NIssan-Aura-NISMO-RS-Concept (6)

Image:NISSAN

車種概要、性能・デザイン・スペックなどの特徴

AURA NISMO RS Conceptは「RS」の名に相応しい、クラスを超越した圧倒的なスペックを誇っており・・・。

主要諸元・スペック表(オーラNISMO比)

項目AURA NISMO RS Concept(参考) オーラ NISMO
全長×全幅×全高4,260 × 1,880 × 1,485mm4,120 × 1,735 × 1,505mm
車両重量1,490kg1,390kg
発電用エンジン1.5L VCターボ (KR15DDT)1.2L 直3 (HR12DE)
フロントモーター出力150kW (204PS) / 330Nm100kW (136PS) / 300Nm
リアモーター出力100kW (136PS) / 195Nm60kW (82PS) / 150Nm
タイヤサイズ245/45R18 (ミシュラン PS4)225/45R18
ブレーキ前:対向4ポット / 後:対向2ポット前:片押し / 後:ドラム
NIssan-Aura-NISMO-RS-Concept (7)

Image:NISSAN

デザインと専用装備のポイント

  • ワイド&ローの極致: フェンダーの拡幅に加え、20mmのローダウンを実施。圧倒的な安定感と威圧感を放っている
  • 空力の追求: 専用の大型リアスポイラーやサイドエアスプリッターを採用し、ダウンフォースを劇的に向上※一連の「ハイパー」系今sぷとにも通じるデザインである
  • 専用色: ソリッドで武骨な質感を強調する「ダークマットNISMOステルスグレー」を採用
  • 5穴ハブ化: パワー増大に合わせ、ハブを5穴化。NISMO LM GT4ホイールがその本気度を物語る
260109-01_AURA_NISMO_RS_Studio 6

Image:NISSAN

日産上層部が「2030年までに、新型R36 GT-Rは全固体電池を搭載し、ハイパーフォースコンセプトの進化版として登場する」可能性を示唆
日産上層部が「2030年までに、新型R36 GT-Rは全固体電池を搭載し、ハイパーフォースコンセプトの進化版として登場する」可能性を示唆

| 現時点ではどの程度まで開発が進んでいるのかはわからないが、「全固体電池」「E-4ORCE」が今後の日産の核となるのは間違いない | そして新型R36 GT-Rはパフォーマンス面のみではなく、日産の ...

続きを見る

競合比較 or 市場での位置付け

この車のターゲットは、ズバリ「トヨタ GRヤリス」や「ホンダ シビック タイプR」といった、世界に誇る国産スポーツハッチ。

  • GRヤリスとの違い: エンジンで直接駆動するGRヤリスに対し、RS Conceptは「e-POWER」による電動駆動。瞬時に立ち上がる強大なトルクと、e-4ORCEによる精密な4輪制御は、コーナーの立ち上がりでエンジン車を凌駕する加速フィールを提供可能
  • 市場のポジショニング: 従来のe-POWERは「燃費の良いスポーティ車」という立ち位置ではあったものお、このRS Conceptは「速さのために電動技術を使う」という、ピュアスポーツの領域に踏み込んでおり、日産の新しいフェーズを表現できる存在に
NIssan-Aura-NISMO-RS-Concept (2)

Image:NISSAN

結論

「AURA NISMO RS Concept」は、日産が持つ電動化技術とNISMOのレース経験が融合した、まさに現代の「パルサーGTI-R」再来とも言える一台です。

単なる展示用のショーモデルではなく、将来的な市販化やスーパー耐久レースへの参戦まで見据えられている点に日産の本気を伺うことができ、このワイドボディがそのままの姿で公道を走る日が来れば日本のスポーツカー市場はさらに熱く盛り上がることとなるのかも。

そしてこのクルマは「電動車はつまらない」という声に対する(そしてリーフの中古価格が値下がりし続ける)、日産からの最高のカウンターパンチなんじゃないかと考えています。

NIssan-Aura-NISMO-RS-Concept (3)

Image:NISSAN

【1年で価値が半減?】新車で買うと「大損」する車ワースト10。「EV」と「高級車」の残酷すぎる現実とは
【1年で価値が半減?】新車で買うと「大損」する車ワースト10。「EV」と「高級車」の残酷すぎる現実とは

| これまでの「値下がり定番」は高級セダンであったが、この数年でEVが首位に躍り出る | この記事の要約 最大の下落率: 経営破綻したフィスカーは数ヶ月で「約69%」もの価値を喪失 高級EVの苦境: ...

続きを見る

なぜ「1.5L VCターボ」なのか?

これまでのノート系e-POWERには1.2Lエンジンが搭載されていましたが、RS Conceptが1.5LのVC(可変圧縮比)ターボを採用したのは、純粋に「発電量」を増やすため。

強力なモーターを全開で回し続けるには、それに見合う電力を供給し続ける必要があり、VCターボは高負荷時でも効率よくかつパワフルに発電できるため、サーキット走行のような限界域でもパフォーマンスを維持できるというわけですね。

「速さの源はエンジンにある」という、ハイブリッドスポーツならではの贅沢な設計と言えます。※エンジンルームに過剰な装飾がないあたり、むしろ「すぐに市販できそう」という雰囲気が感じられる

260109-01_AURA_NISMO_RS_Engine Room 1

Image:NISSAN

あわせて読みたい、関連投稿

あれ、ちょっと寂しいな・・・。各社がオートサロンで盛り上がる中、マツダはひっそりと新色「ネイビーブルーマイカ」を発表するにとどまる
あれ、ちょっと寂しいな・・・。各社がオートサロンで盛り上がる中、マツダはひっそりと新色「ネイビーブルーマイカ」を発表するにとどまる

Image:MAZDA | 新型CX-5採用から順次採用、“マツダブルー”が劇的進化 | 【この記事の要約】 新塗装色「ネイビーブルーマイカ」を世界初公開! 新型「CX-5」より順次導入されるマツダの ...

続きを見る

スバルWRXの“MT復活”にファン熱狂。東京オートサロン2026で「STI Sport♯」が世界初公開、「ボディ剛性の最適化」が主眼
スバルWRXの“MT復活”にファン熱狂。東京オートサロン2026で「STI Sport♯」が世界初公開、「ボディ剛性の最適化」が主眼

Image:SUBARU | オートサロンではスバルもやはり「スポーツ」推し | 【この記事の要約】 WRX STI Sport♯:待望の6速MTを搭載したプロトタイプが初公開 サンライズイエロー復活 ...

続きを見る

今後のホンダは大きく変わる?「スポーツ」をテーマにオン / オフロードを明確に分けてモデル展開、シビック タイプR HRCコンセプトなど「レース直系」マシンも展示
今後のホンダは大きく変わる?「スポーツ」をテーマにオン / オフロードを明確に分けてモデル展開、シビック タイプR HRCコンセプトなど「レース直系」マシンも展示

Image:Honda | ホンダが放つ“最強の2系統”、「SPORT & TRAIL LINE」を世界初公開 | ここへきてそれぞれのメーカーが「それぞれのDNA」を強調し始めたようだ ホン ...

続きを見る

参照:NISSAN

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->日産/インフィニティ(Infiniti)
-, , , , ,