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【打倒テスラ】BYDが2026年に海外販売130万台を宣言。世界覇権を狙う「三段構え」の戦略とは?今年は中国車を中心に嵐が吹き荒れそうだ

【打倒テスラ】BYDが2026年に海外販売130万台を宣言。世界覇権を狙う「三段構え」の戦略とは?

| 絶好調のBYD、2026年には2025年の「30%増」を狙う |

記事のポイント(3行まとめ)

  • 25%の純増へ: 2025年に海外販売104万台を達成したBYDが2026年に「130万台」という新目標を提示
  • 脱・輸出依存: タイ、ブラジルに続き、ハンガリー工場が2026年Q2に稼働開始。関税回避と現地化を加速
  • テスラ超えを盤石に: 2025年にBEV販売でテスラを抜き世界首位へ。海外シェア拡大が今後の成長の鍵

2025年の実績と2026年の展望

2025年12月、初めてBYD(比亜迪)の海外販売が100万台の大台を突破(104万台)して全販売台数に占める海外比率が急上昇するという”海外戦略上の歴史的な転換点”を迎えたことが明らかになったばかり。

そして2026年1月、上海で開催されたメディア向け発表会にてBYDが衝撃的な数字を提示したとしてさらに話題となっており、その数字とは「2026年の海外販売目標130万台」。

2025年に世界全体で約460万台を売り上げ、ついにテスラを抜いて世界最大のEVメーカーとなったBYDではありますが、彼らの視線はすでに中国国内の激しい価格競争の先、つまり「グローバル市場」へと向けられているようで、昨年の実績からさらに約30%の上積みを目指すということになり、「なぜ今BYDはこれほどまでに強気なのか」、 その勝算について考えてみたいと思います。

BYDの成長が止まらず、「500万台のNEVを販売し、世界で最も電動車を製造した会社になった」と発表。なお100万台には13年、300万台にはさらに18ヶ月、500万台には9ヶ月
BYDが「中国初の自動車専用巨大貨物船」、BYDエクスプローラー1」を建造し運用開始。さらには追加で7隻を投入し世界中へとEVを大量に輸出すると発表

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2025年実績データ

項目実績値 (2025年)備考
全世界販売台数約460万台前年比 約8%増
うちBEV(電気自動車)約226万台テスラ(約164万台)を大きく引き離す
海外販売台数104万台超110以上の国と地域へ展開

2026年の目標「130万台」は、これらの実績に基づいた「現実的な、かつ野心的なステップ」であると考えられ、一部の投資家(シティグループなど)からは130万台どころか「150万〜160万台」というさらに高い予測も出ており、BYDへの期待値がいかに高いかが伺えます。

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市場を制する「三段構え」の現地化戦略

BYDが海外で130万台を売るための武器は単なる「(中国で製造した車両の)輸出」にとどまらず、世界各地に張り巡らされた製造ネットワークであると報じられ・・・。

1. タイ・ブラジル工場の本格稼働

すでに稼働しているタイやウズベキスタン、ブラジルの工場が生産を本格化。これにより、東南アジアや中南米での関税コストを抑え、圧倒的な価格競争力を維持します。

2. 欧州の要:ハンガリー工場の始動

2026年第1四半期に試験生産、第2四半期には量産開始が予定されているハンガリー工場は、EUによる中国製EVへの追加関税を回避するための「最大の切り札」。ここから欧州全土へ「メイド・イン・EU」のBYD車が供給され、欧州での競争力をさらに強化することに。

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3. 多彩なラインナップ

EVセダンの「SEAL(シール)」やSUVの「ATTO 3」だけでなく、ピックアップトラックの「SHARK(シャーク)」を海外市場に投入することでオーストラリアや南米の需要を確実に取り込んでおり、「ローカル展開」を加速させることで確実に現地のシェアを拡大するという戦略を展開中。

その勢いにはもう手を付けられない。BYDが初のピックアップトラック「シャーク」を正式発表、コンパクトカーからハイパーカー、果てはトラックまで自動車市場の完全制覇へ
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競合比較:テスラとの決定的な違い

テスラが「モデルY」「モデル3」の2車種に依存しているのに対し、BYDは低価格な「ドルフィン・ミニ」から高級SUVまで、あらゆるセグメントを網羅しています。

そして「対象となる国や地域」ごとに戦略を最適化していることも特筆すべき点で、ここ日本において「海外の自動車メーカーとしては初となる」軽規格EVの投入を発表したのも記憶に新しいところですね。

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Image:BYD

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また、純粋なEV(BEV)だけでなく、航続距離の長いプラグインハイブリッド(PHEV)を併売する「デュアル戦略」が、充電インフラが未整備な新興国で圧倒的な支持を得ており、こういった状況を見るに「もはや隙が見当たらない」。

BYDが直面する2026年の「壁」

絶好調に見えるBYDですが、2026年は実のところ「正念場」だとされ、というのも中国国内ではEV購入補助金の段階的廃止が噂されており、国内需要の冷え込みが予想されているから。

だからこそBYDにとっての「130万台の”海外”販売」は、成長維持のための「選択肢」ではなく「必須課題」というわけですが、同じように中国国内において苦戦を強いられるライバルたちが海外に活路を求める可能性もあり、そうなると戦いの場が「中国から海外へと」移されるため、BYDに加えて日米欧の自動車メーカーが「アオリをくらう」可能性も。

ただし中国当局は「粗悪な中国車」が海外に流出するのを防ぐために一定の基準を設けるとしていますが、これが機能するかどうかは現段階では「ナントモ」であり、2026年の自動車市場は「中国車」を中心に様々な混乱に見舞われるのかもしれませんね。

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結論

BYDの「130万台」という目標は、世界中の自動車メーカーにとっての宣戦布告。

これまでは「安いだけの選択肢」であったBYDが、今や「現地の工場で造られ、地元の嗜好に対応し、かつ手厚いサポートを受けるグローバルブランド」へと進化を遂げており、この勢いを止めることができるメーカーが現れるのかどうか。

EVシフトの第2章はすでに始まっており、その行方に注目が集まります。

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参照:BYD

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