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新型プレリュードはなぜ「200馬力しか」発生しないのか?開発者が明かした“シビック流用”の意外な限界とは

ホンダ プレリュード

| 新型ホンダ プレリュードは常にそのパフォーマンスが話題になるが |

記事のポイント(3行まとめ)

  • 「200馬力」の議論: 2001年の旧型と同じ数値、かつ安価なシビック・ハイブリッドと同じ出力であることへの賛否
  • 開発者の回答: 「エンジン・モーター・バッテリーの3要素が完璧に調和した結果」。安易なパワーアップが不可能な複雑な構造
  • タイプRのDNA: 馬力は控えめでも、足回りとブレーキは「シビック・タイプR」から移植。数値ではなく「官能」に全振りした設計
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新型プレリュードのパフォーマンスは進化していない?

「なぜ新型プレリュードの馬力は、25年前と同じなのか?」

待望の復活を遂げたホンダ・プレリュードを巡り、ネット上ではそのスペックに対する熱い論争が巻き起こっていますが、実際のところスタイリッシュなクーペボディに対して最高出力はシビック・ハイブリッドと同じ「200馬力」。

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「もっとパワーを」と願うファンの声に対し、今回開発チーフエンジニアが意外な事実を語っており、「なぜ、あえて200馬力に据え置かれたのか」という疑問へと答えています。

そこには単なる「コストカット」では片付けられない、最新ハイブリッドシステム特有の緻密なバランスが存在し、ここでその内容を見てみましょう。

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なぜ「200馬力」から増やせなかったのか?

プレリュードに搭載された「2モーターハイブリッドシステム」は、一般的なガソリン車とは根本的に設計思想が異なり、開発を率いた齋藤義晴氏はパワーアップが容易ではない理由をこう説明します。

「速くするためには、エンジン、エレクトリックモーター、バッテリーの『3つのコンポーネントすべて』を同時に引き上げる必要があります。どれか一つだけを強化しても、システム全体のバランスが崩れてしまうのです」

つまり、シビックのシステムをベースにしつつ、クーペらしい低いボンネットラインと軽量なボディに収めるためには、現在の200馬力/315Nmという設定が「ホンダが導き出した究極の黄金比」であり、どこかを強化すると(ボディ形状や車体構造などの)バランスが崩れ、この黄金比が成り立たないというわけですね。

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車種概要・スペック比較

新型プレリュードはシビックよりも高価格帯(609万円~)に設定されていますが、その価値は「目に見えないハードウェア」にあります。

主要スペックとライバル比較

項目新型プレリュード (2026)シビック・ハイブリッド参考:GR86 (ガソリン)
最高出力200 hp200 hp235 hp
最大トルク315 Nm 315 Nm250 Nm
足回りType R譲りのサスペンション標準サスペンションスポーツサスペンション
ブレーキBrembo製4ポッド (Type R共通)標準キャリパー専用キャリパー
燃費 (combined)約18.7 km/L (44 MPG)約21 km/L約10 km/L
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市場での位置付け:プレリュードは「数値」で選ぶ車ではない

今回のプレリュードは、0-100km/h加速を競うための「ドラッグレーサー」ではなく、コーナーを美しく駆け抜ける「ハンドリング・マシン」として位置づけられており・・・。

  • Type Rの遺伝子: シビック・タイプRのデュアルアクシス・ストラット式フロントサスペンションをグランドツーリング向けにしなやかに再調教して採用
  • S+ Shiftモード: 物理的なギアはないものの、パドル操作で8速ATのような「変速感」を疑似体験可能。あえてレブリミットに当たるような制御まで再現されている
ホンダ プレリュード
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「改造」はこれまで以上に難しくなる?

齋藤氏の発言から推測できるのは、「(ポルシェがT-ハイブリッドの改造ができないと語るのと同様に)アフターパーツでのパワーアップが極めて困難」だということ。

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ガソリン車のように「ECUを書き換えてブーストアップ」「マフラーを変えて抜けを良くする」といった手法は通用せず、エンジン単体をパワーアップすればエレクトリックモーターとのバランスが崩れ、モーターの出力を上げればバッテリーの放電能力が追いつかず、バッテリーを増やせば重量が増しハンドリングが損なわれます。

つまり、この200馬力は「ホンダが保証する完璧な完成形」というわけですね。

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結論

新型プレリュードは、スペック表の数字だけを見れば物足りなく映るかもしれません。

しかし、その正体は「タイプRの骨格」に「ハイブリッドの知性」を組み合わせた、新時代の大人向けスポーツクーペ。

「馬力競争」から一歩引き、燃費とハンドリング、そして流麗なデザインを日常で楽しむことを主眼に置き、「200馬力」という数字は、ホンダが提示した「大人のための、持続可能なスポーツカーの最適解」だと言えそうです。※ホンダいわく、「搭載したのは”ときめき”である」

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ただ、プレリュードを過去に2台続けて乗り継いだぼくとしては「やはり新型は(ライバルとのポジション的にも)もっとパワフルであってほしかった」というのが偽らざる心境。

そして「シビックから多くを共有しながら」この価格になってしまったということにつき、「いま、もしホンダが新設計のスーパーカーを発売するとなると、とんでもない価格になるんだろうな」とも考えており、新型車開発に関わるハードルの高さを改めて実感している次第です。

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参照:CARBUZZ

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