
| ボクは「最後に乗るクルマはロールス・ロイス」と決めている |
このクルマに乗らずして死ぬことはできないであろう
ぼくは「最後にロールス・ロイスに乗って死ぬ」と決めており、よっていつかは購入しなくてはならないと考えているのがロールス・ロイス。
現時点では「新車」あるいは「中古」での購入となるのか、はたまたその車種などについては検討中の状態ではありますが、取り急ぎ情報だけは集めておかねばならないということで「ロールス・ロイス・カーズ大阪(コーンズ本町)」さんへ。
なお、コーンズさんとは以前の担当さんが離職した後に疎遠となっていたものの、今回久しぶりに接点を持つということになります。
「ロールス・ロイス・カーズ大阪(コーンズ本町)」はこんな感じ
そこで「ロールス・ロイス・カーズ大阪(コーンズ本町)」さんの雰囲気についてですが、淀屋橋、そして御堂筋沿いの巨大なスペースにて展開されており、1Fがショールーム、そして2Fがラウンジやコンフィギュレーションルームという構成。

ちなみに「入口」はパンテオングリルを模した構造を持っていて、ショールーム全体的にこのグリルをイメージした装飾が用いられ、その外観から内装全てにいたるまでが「ロールス・ロイス」ワールド全開です。
ショールーム内には様々な伝統工芸品っぽいものやアート作品が展示され(土地柄を考慮してか日本っぽいものが多い)、自動車のショールームというよりは「美術館」といった感じ。※ショールーム内をゆっくり見る余裕がなく、このあたりは改めての訪問を待って紹介したいと思う
ロールス・ロイスのクルマは「自動車」を超越している
車両についても細部までチェックする時間が取れず、よって「ざっと注意を惹かれたところ」を紹介してみると、まずインテリアではいたるところに施されたポリッシュ加工、そしてエッジが落とされた「柔らかい」印象を持つ表面処理が目に入ります。

このあたり、「エッジ」を強調して先進的なイメージを演出する他の自動車メーカーとの対極にある考え方でもあり、そしてロールス・ロイスの場合は「安心して」「落ち着ける」空間の演出を第一に考えているのかもしれません。

そしてこの「ポリッシュ」はなんとシートレールにまで及んでいて、しかも「シートレール」が見えない仕様。

この「見えない」というのは非常に(ロールス・ロイスにとって)重要な要件でもあるようで、たとえばトランクフードを開くと、そのステーの「付け根」が見えないようにカバーで覆われていて・・・。

しかもステーは「円柱」というほかに例を見ない形状を持っており・・・

トランクフード内側やボディパネルとトランク周辺部の溶接跡が完璧にスムージングされ、パネルを「折り返した」ところまでもが「ツルツルで滑らか」。
こういった処理はほかのクルマでは見ることができず、これはロールス・ロイスが「工業製品としての”裏側”を見せたくなかったから」なのかもしれません。
つまりは走行性能や外観とは全く関係のない部分、しかし「オーナーにしかわからないであろう」ところに異常なまでのコストを注入しているのがロールス・ロイスということになり、これはオーナーに対する配慮なのだと思われます(もし事故を起こしてしまったら、修理コストはかなりのものとなりそうだ)。

ちなみに給油キャップも完全なるロールス・ロイス仕様となっていて、角が丸められたポリッシュ仕上げ。

参考までにランドクルーザー250の給油口付近はこんな感じで、パネルのつなぎ目や溶接の跡が見えたりするのが「普通のクルマ」。
Image:Life in the FAST LANE.
フェラーリ296GTBだとこう。
Image:Life in the FAST LANE.
しかしロールス・ロイスではこういった「工程上、どうしてもそうなってしまう」「どうしても見えてしまう」構造や仕上げについても見逃すことはぜず、徹底してそれらを「消す」ことで完璧さを追求しているというわけですね。
そしてその完璧さとは、フェラーリともランボルギーニともメルセデス・ベンツともトヨタとも異なる、「機能」に基づいたものに加え、「美観」も含まれるということになりそうです。
さらにいうなれば、この「美観(しかもオーナー以外は気づかない)」を究極まで追求することにより、ロールス・ロイスというクルマは「自動車を超え」芸術の領域へと昇華することが可能となったのかもしれません。

そしてこの「常に正しい方向を向く」RRマークも同社のこだわりが視覚的に現れているところでもありますね(これはいくつかのブランドが純正あるいはオプションにて取り入れている)。

さらに細かいところを見てゆくと、とことん「磨きこまれ」柔らかい面や線が演出される各パーツの美しさには驚かされるばかり。

エンブレムの面取り、表面仕上も「工芸品」レベル。※ショールーム内に伝統工芸品が多数展示されているのも、それらと同等あるいはそれら以上の加工品質を(ロールス・ロイスのクルマが)持つという自負のあらわれなのかもしれない

そのほか展示車両を見てみると、こちらは「左右シート色違いの」スペクター。

ルーフはもちろん、ドアパネルにも「スターライト」。

いずれの部分、いずれのモデルのレザーも「吸い付くような」手触りを持っていますが、ロールス・ロイスに使用されるレザーは「ロールス・ロイス専用牧場」にて育てられる牛なのだそう。

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なお、前日スペクターとカリナンの両方を「続けて」試乗していますが、その際に気づいたのが「ピュアEV(スペクター)であってもV12ツインターボ(カリナン)であっても乗り味が全く同じ」ということ。
これもロールス・ロイスの「完璧を追求する姿勢」をよくあらわすものだと考えていて、つまるところ、各部の仕上げ同様にロールス・ロイスが考える「完璧」は決まっていて、その完璧さを実現するには「エレクトリックモーターだろうがガソリンエンジンだろうと関係はない」のかもしれません。
そしてこれはもちろん、「ガソリンモデルはガソリンらしく、EVはEVらしく」作ろうとする、つまりパワートレインに依存したクルマ作りをする他社とは全く異なる考え方、というわけですね(ロールス・ロイスのクルマは、ロールス・ロイスという存在であって、ロールス・ロイスという名がついた”自動車”ではない)。

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