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| 価格は「要問合せ」だが7000万円以上だと思われる |
それでもブガッティの「ホーム」「ファッション」関連製品の販売は好調らしい
超高級プレミアムTVシステムを展開するオーストリアの「C SEED(シーシード)」、そして言わずと知れたフランスのハイパーカーブランド「ブガッティ」がラグジュアリーの常識を覆す最新のコラボレーションモデル「C SEED BUGATTI N1」を発表して世間を驚かせることに。
「リビングに置けるブガッティ」とも言える本作は映像機器の枠を超え、建築的なインテリアアート(芸術品)としてモダンな居住空間に調和すべく設計されており、ここでは気になる性能やデザインのディテール、そしてこのプロダクトが持つ真の価値を詳しく見てゆきましょう。
この記事の要約(3つの見どころ)
- 驚異の可変ギミック: 普段は洗練された彫刻のようなサイドボード。ボタンひとつで45秒かけて110インチ/137インチの巨大4K MicroLEDテレビへと美しく展開
- トゥールビヨンのDNA: ブガッティの新世代ハイパーカー「トゥールビヨン」のデザイン言語を反映。本物のカーボンファイバーや、実車と同じ仕上げ・限定カラー(スカルプチャー・シルバーなど)を採用
- 最高峰のAVスペック: 隙間を完全になくす特許技術、極上の黒を表現するMicroLED、そしてWisdom Audio社製の極上格納式サウンドシステムが未体験のシアター空間を創造

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プロダクト概要と市場でのポジショニング
「C SEED BUGATTI N1」は、110インチおよび137インチの2サイズで展開される、屋内用の超高級4K MicroLEDテレビシステムです。
ブガッティといえば、W16気筒クワッドターボを積んだ「シロン」や、2024年に発表され2026年現在も世界中のコレクターから熱視線を浴びる新世代V16ハイブリッドハイパーカー「トゥールビヨン(Tourbillon)」が有名ですが、彼らの情熱はロードカーだけに留まらず、ライフスタイル分野においても最上級のプレミアム性を追求すべく、折りたたみ式大型ディスプレイのパイオニアであるC SEEDとタッグを組んだというわけですね。
価格は公式には「応相談(要問い合わせ)」となっているものの、C SEEDの通常モデルが約20万ドル(約3,200万円)から、過去のポルシェ・デザインとのコラボモデルが約40万ドル(約6,400万円)だったことを考えると、今回のブガッティモデルも「スーパーカーが1台買えるレベル」の数千万円クラスのプライスタグがついていることは確実で、まさに、選ばれたギガリッチ(超富裕層)だけが手に入れられる至高のホームエンターテインメントシステムです。
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性能・デザイン・スペックなどの特徴
1. トゥールビヨンからインスパイアされた「スクリーン・デトックス」デザイン
デザインの核にあるのは、ブガッティの伝統的なデザインDNAである「Cライン(C-line)」の美学と、創業者エトーレ・ブガッティが掲げた哲学「Art, Forme, Technique(芸術、形態、技術)」だといい、最大の特徴は、実車のトゥールビヨンが「あえてデジタル液晶画面を廃したアナログメーター」で表現した「スクリーン・デトックス(画面からの解放)」のアプローチをテレビという機材で逆説的に表現している点。
電源オフ時は、画面が完全にベースのキャビネット(サイドボード)内に折りたたまれて格納され、そこにあるのは、無駄な配線や黒いガラス板ではなく、計算し尽くされたプロポーションを持つ美しい家具そのもの。
素材には軽量化とラグジュアリーさを両立するカーボンファイバーパーツが多用され、実車のトゥールビヨンと同じ仕上げや特注カラー、さらには気品ある「スカルプチャー・シルバー(Sculpture Silver)」フィニッシュが用意されています。

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2. 45秒の「静なるダンス」:驚異の可変メカニズム
リモコンのボタンをプッシュすると、まるで精密に振り付けされたダンスのように、マルチステージの可変メカニズムが始動することとなり、ベースから静かにせり上がったMicroLEDパネルが中央のスライディング機構によって完璧なバランスを保ちながら左右に展開。
わずか45秒で、ミニマルな彫刻オブジェクトから圧倒的な大画面シアターへと変貌を遂げるうえ、さらには設置場所の自由度を最大化するため180度の画面回転機能も搭載しており、窓際や部屋の中央など、どこに置いても最適な視聴角度へと滑らかに回転する、と説明されています。
3. 圧倒的な映像美「MicroLED MiP技術」と特許技術
ディスプレイには、次世代の「MicroLED MiP(マイクLED・ミニLED・イン・パッケージ)」技術を採用し、従来の有機EL(OLED)や液晶を凌駕するスペックを誇ります。
- 本物の「黒」の表現: 自発光する超微細なLEDにより、息をのむようなコントラスト比(30,000:1)と深みのある黒を再現
- アダプティブ・ギャップ・キャリブレーション(AGC): C SEEDが特許を持つこの技術により折りたたみ式の弱点である「パネルの継ぎ目」を完全に視覚から消し去って1枚のシームレスな大画面を実現
- HDR10+&特殊コーティング: 低グレア(反射防止)コーティングにより、明るいリビングでも外光の映り込みを最小限に抑え、映画館クオリティの没入感を提供
4. 音響にも妥協なし。Wisdom Audio製「格納式」サウンド
音響システムには、ハイエンドオーディオの雄「Wisdom Audio(ウィズダム・オーディオ)」社がチューニングしたシステムを統合し、最先端の平面磁界型(プラナーマグネティック)テクノロジーを採用し、各ドライバーが理想的な周波数帯域で動作するように最適化されているのだそう。
さらにはこのスピーカーもまた、テレビの展開に合わせてエレガントにその姿を現し、オフ時には美しく格納される仕組みを持っていて、音、動き、そしてテクノロジーが見事に融合したのがこの製品ということに。

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製品スペック詳細(仕様一覧)
C SEED BUGATTI N1(137インチ/110インチ)の主要なテクニカルデータは以下の通りで、液晶サイズにあわせて2モデルが展開されます。
| 項目 | 137インチモデル | 110インチモデル |
| 画面解像度 | 4K(UHD) | 4K(UHD) |
| 画面サイズ(対角) | 137インチ(3,497 mm) | 110インチ(2,794 mm) |
| 画面サイズ(幅) | 120インチ(3,048 mm) | 96インチ(2,438 mm) |
| 画面サイズ(高さ) | 67.5インチ(1,714.5 mm) | 54インチ(1,372 mm) |
| システム総重量 | 680 kg | 480 kg |
| 輝度(最大) | 1,000 nits | 1,000 nits |
| コントラスト比 | 30,000 : 1 | 30,000 : 1 |
| リフレッシュレート | 3,840 Hz | 3,840 Hz |
| LED寿命 | 100,000 時間 | 100,000 時間 |
| 画面回転機能 | 左180°、または左右90° | 左180°、または左右90° |
| 主な機能 | アダプティブ・ギャップ・キャリブレーション(AGC)、センター・スライディング | 同左 |
| 映像入力 | 3x HDMI 2.0(HDCP 2.2対応)※TVチューナー非内蔵 | 同左 |
| 音響システム | Wisdom Audio製(4x12W+1x200Wサブウーファー) | Wisdom Audio製(6x12W+1x200Wサブウーファー) |
深掘り知識:ブガッティ「トゥールビヨン」と、超富裕層が求める「ステルス・ラグジュアリー」
ここで少し背景知識に触れてみたいと思いますが、まず「なぜブガッティとC SEEDは、わざわざ”隠せるテレビ”を作ったのか」という疑問があるかと思います。
そして近年、世界の超富裕層(VVIP)の間では、これ見よがしに最新テクノロジーを誇示するのではなく、空間の美学を優先してテクノロジーを黒子(裏方)に徹させる「ステルス・ラグジュアリー(Stealth Luxury)」や「インビジブル・テック(Invisible Tech)」というトレンドが主流になっています。

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モチーフとなったハイパーカー「トゥールビヨン」の思想
ここでブガッティが発表した新型ハイパーカー「トゥールビヨン」のコックピットを見てみると、現代のプレミアムカーの定番である「巨大なデジタル液晶モニター」がダッシュボードに存在せず、その代わりに鎮座するのは、スイスの時計職人が手掛けたような、チタンやサファイアクリスタル製の精緻な「機械式アナログメーター」。
「10年、20年経てばスマートフォンや液晶画面は古臭いゴミになるが、最高峰の機械式時計(アート)は100年経っても価値を失わない」
このエトス(思想)こそが、今回のテレビにも息づいているというわけですが、使っていないときは単なる「最新の家電」として部屋の雰囲気を壊す存在にさせず、タイムレスな彫刻家具として佇ませる。
そして、ゲストを招いて映画を観るその一瞬だけ、圧倒的なハイテクを解き放つ。この「引き算の美学」こそが、ブガッティとC SEEDが到達したラグジュアリーの深淵ということになりそうです。

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結論
「C SEED BUGATTI N1」は、単なるスペック競争を繰り広げるテレビ市場の製品ではなく、それは、ブガッティの持つ卓越したエンジニアリングへの敬意と、C SEEDの持つキネティック・アーキテクチャ(動く建築)の技術が奇跡的な融合を果たした、まさに「リビングに飾る現代アート」。
画面を点けていない時間すらも、所有することの歓びと圧倒的なステータスを満たしてくれるこのスーパーTVではありますが、ガレージにブガッティのハイパーカーを収め、リビングにはこのN1を据える――そんな究極のライフスタイルを体現できるコレクターにとって、これ以上ない唯一無二のマスターピース(傑作)が誕生したと言えるのかもしれません。

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