
| 「TVを普段は隠しておきたい」邸宅やヨットでの使用を想定している |
C SEED×ポルシェデザインTVの正体
- 価格は「家」一軒分: 約400,000ドル(約6,300万円)。ポルシェ911を3台買ってもお釣りが来るレベル
- SF映画のような変形: 床や専用ボックスから自動でせり上がり、5枚のパネルが「トランスフォーマー」のごとく展開
- 究極の映像美: 次世代ディスプレイ技術「microLED」を採用。1,000ニトの輝度で昼間の屋外でも鮮明
- ヨットや屋外にも対応: 地中に収納できる屋外モデルや、スーパーヨット専用モデルもラインナップ
もはや家電ではなく「彫刻」。C SEEDが贈る究極の贅沢とは
これまでのテレビは、電源を切っている間はただの「大きな壁」でしたが、オーストリアのC SEED社がポルシェ・デザインと共同にて「折りたたみTV」を開発し、その存在がTVその常識を根底から覆すとして話題に。
簡単に言うと、使わない時は洗練されたアルミニウムの塊として静止し、ボタン一つでロボットのように立ち上がってパネルが展開するというものです、その姿はぼくの大好きな映画映画『インターステラー』に登場するロボット「TARS」を彷彿とさせます。
異次元のテクノロジーとデザイン
1. 魔法のような「折りたたみ」構造
このTV(モデル名:N1 / M1)の最大の特徴は、複数のmicroLEDパネルがシームレスに結合して一枚の巨大なスクリーンになる仕組みです。
屋内用は5枚、屋外用は7枚のパネルが、1ミリのズレもなく展開される様子は圧巻の一言で、まずは起動するとこんな感じでテレビの片側が持ち上がり・・・。
折りたたまれたパネルが展開開始。
これがどんどん広がってゆく姿は圧巻。
2. 妥協なきオーディオシステム
「超薄型TVだから音質はそこそこ」という妥協は存在せず、本体にはフルレンジのハイエンドスピーカーが統合されており、サウンドバーを追加してデザインを損なう必要もなく、この一台で「すべてが完結」するのだそう。
3. 最大221インチの圧倒的サイズ
屋内モデルは103インチから最大165インチまで、さらに特注では221インチという映画館クラスのサイズも選択可能です。
C SEED フォルダブルTV 主要スペック表
| 項目 | 詳細スペック(代表モデル) |
| ディスプレイ技術 | 4K microLED パネル |
| 輝度 | 1,000 nits(屋外モデルはさらに高輝度) |
| 展開時間 | 約25〜60秒(サイズによる) |
| 屋内モデルサイズ | 103 / 137 / 165 インチ |
| 屋外モデルサイズ | 144 / 201 インチ |
| 価格 | 約 400,000ドル 〜(日本円で約6,300万円以上) |
| デザイン | Porsche Design(ポルシェ・デザイン) |
誰がこの「6,300万円」を払うのか?
このTVのターゲットは、単なるガジェット好きではなく、以下のような人たちであるとされ、「床置き」「床面埋め込み」、そしてさまさざまな表面の仕上げにも対応する、とのこと。
- スーパーヨットのオーナー: 甲板の下にTVを格納し、必要な時だけ潮風の中で映画を楽しむ
- ミニマリストな大富豪: 「使わない時は視界から消えてほしい」という究極のインテリア美学を持つ人々
- プライベートシアター愛好家: 最高級のmicroLED画質を、唯一無二の演出で手に入れたい層
「所有する喜び」をデザインするポルシェの戦略
ポルシェ・デザインが手がけるのは、単なる外見の造形だけではなく、彼らがデザインしているのは「体験」そのもの。
スイッチを入れてから映像が映し出されるまでの1分間、ゲストと共にその挙動を眺める時間こそが、このTVの真の価値なのかもしれません。
ポルシェがクルマにおいて「エンジンをかける瞬間」を大切にするように、TVにおいても「起動する瞬間」を儀式に昇華させているというわけですね。
結論:未来のライフスタイルは「隠す」時代へ
40万ドルという価格は、確かに多くの人の貯金を吹き飛ばすほどのインパクトがありますが、このテクノロジーがいつか(普及により価格が安くなって)一般家庭にも降りてくる未来を想像すると、ワクワクせずにはいられないのもまた事実。
「テレビは壁に掛けるもの」という常識が、床から生える彫刻へと変わる日。
そのときぼくらは、この6,300万円の芸術品に何を映したいかということを迷うことになるのかもしれません。
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