
| アウディはいつの間にか非常に高いデザインスキルを身につけたようである |
さらには「論理的な」コスト削減技術をも身につけている
さて、先程は新型Q5 / Q3 / Q3スポーツバックを見てきた際の印象「第一弾」を紹介しましたが、今回はその「続き」。
これら3モデルは新しい世代のデザインを採用した「新生アウディの旗手」でもあり、内外装のあらゆる面における刷新が図られています。
そして「見れば見るほど」よくできていると考えさせられるクルマたちであり、そして魅力的な価格設定(とくにQ3)もあって「新車で購入してもいい」とも考えているほどです(アウディは一般に値下がりが大きく、新車で購入すると後々困ることになるので、ぼくはデモカー落ちを中古車として購入するようにしている)。
新型アウディ Q5 / Q3 / Q3スポーツバックを見てみよう
そこで引き続き新型Q5 / Q3 / Q3スポーツバックを見てみたいと思いますが、サイドに目を移した際に注意を引かれるのが「ドアミラー」。
Q3はドアスキンマウントとなるのですが、Aピラーの付け根部分にどうしても生じてしまう「三角パーツ」をデザインとして活用し、その下にも同様の三角っぽいパーツを付与することで視覚的なアクセントとしています。
そしてこの部分のデザインにて感心させられるのは「ボンネットとサイドのベルトラインの「段違い」をうまく処理している、ということ。

通常のクルマ(とくにセダンやSUV)では「ボンネットの位置が高く、サイドウインドウの下ラインが一段低く」なっていて、この部分は「デザイナー泣かせ」、しかし逆に「デザイナーの腕の見せどころ」でもあり・・・。
Image:Life in the FAST LANE.
ここ最近のトヨタはこの部分の処理が非常にうまくなっているのですが、ランドクルーザー250だとこう。
Image:Life in the FAST LANE.
そしてアウディは今回Q3にて「他社とは異なる、新しい処理」を見せてくれたということになりますが、Q5だとちょっと違う処理が行われています(これも新しい)。
参考までに、アウディのデザイン責任者は2024年にマーク・リヒテ氏からマッシモ・フラスケラ氏へと交代しており、そしてQ3とQ5、もちろんA5とA6はマーク・リヒテ氏の作によるもので、マッシモ・フラスケラ氏の作品は「2028年以降」に登場することとなるもよう(おそらくはコンセプトCの市販モデルがその第一号となりそう)。
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そしてサイド「アンダー」だとQ5では「後ろ上がり」なプレスラインが設けられ・・・。

Q3だと「より直線的な」後ろ上がりのプレスラインが設けられ、その下のパネルがさらにリヤに向かって跳ね上がることで「ウェッジシェイプ」が演出されることに(アストンマーティン・ヴァンテージやフェラーリ ローマなどのスポーツカーでよく用いられる手法である)。
つまりQ5ではより伝統的な手法、Q3では「スポーツカーに近い」手法が用いられ、両者のキャラクターを明確に分けていることもわかります。

ちなみにホイールボルトはマットブラック仕上げとなって「エレガント」。

そして最新のアウディはBピラー部にこういった「AUDI+モデル名」が表示されることに。

とにかく全般的に高いデザイン性を持つのが新世代のアウディの特徴で、Q3のDピラーはなかなかに秀逸な処理。

こちらはQ3スポーツバック。

なお、新世代アウディの特徴として「ウインドウモールにこだわる」というものがあるようで・・・。

新型A6も同様ですね。

ちなみにぼくの知る限りだと、「ウインドウモールにこだわる」のはほかにマツダ、そしてロールス・ロイス。

新型アウディ Q5 / Q3 / Q3スポーツバックのインテリアはこんな感じ
そして新型アウディ Q5 / Q3 / Q3スポーツバックのインテリアを見てみると、まずQ5だとこう。

こちらはQ3。
両者とも雰囲気がよく似ており、巨大なカーブディスプレイも共通していますが、その中身はQ5だと「11.9インチ+14.5インチ」、Q3だと「11.9インチ+12.8インチ」。

Q5だと各部にシルバーの金属調パーツ、そしてレザーが用いられ、Q3に比較すると「デザイン性が高い」という印象も。

ドアパネルに設置されたスイッチにも差があり、Q5だとピアノブラック調。

一方のQ3だとやや簡素に。
なおドアインナーパネルやシートの表皮は「ファブリック」となりますが、立体感のある素材を使用することで「アクティブ」かつ「スポーティ」に見せています。

センターコンソールだとQ5は主にタッチ式で・・・。

Q3だと物理ボタン。

こちらはQ5のカップホルダーやドライブセレクター。

Q3だとこう。
やはり微妙に(イルミネーションが省略されるなど)簡素化されているものの、うまく高級感を残しつつ、安っぽく見えないように配慮がなされているもよう。
このあたり、アウディは「モデル間における差別化」を(以前に比較して)うまく行うようになったと思います。

さらにダッシュボードだと、Q5にはパッセンジャーディスプレイが備わり・・・。

Q3だと「なし」。

金属調パネルのテクスチャもQ5では立体感のあるものを採用しています。

ただし興味深いのは、ウインカーなどのコントロール系においてはQ5がこれまでのコンベンショナルなレバーを使用するのに対し・・・

Q3では最新の「コントロールレバー」を取り入れています(センターコンソールが簡素化されたのは、ここに一部操作系が移ったからでもある)。

こういった内容を見るに、Q3はQ5の廉価版ではなく、より新しいデザインとデバイスをが与えられた「固有の、そして積極的に選ぶべき」キャラクターを持つということがわかるかと思います。
なお、Q3はスポーツバックともども「年内生産分は完売(これだけ魅力的であれば当然かも)」、そして翌モデルイヤー分からは大幅に(8%くらい)値上げがなされる、とのこと。

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