
Image:Zeekr
| 現在、中華圏でもっとも勢いのあるラグジュアリーSUVがこのZeekr 9Xである |
この価格で「この豪華さ」であれば、もはや日本や欧州の高級SUVは歯が立たない
中国のハイエンド電動車市場を牽引するZeekr(ジーカー)。
今回は同ブランドのフラッグシップSUVである「Zeekr 9X」の5人乗りラグジュアリー仕様を中国市場で正式に発表・発売することに。
これまでグローバル市場を含め6人乗り(3列シート)仕様が先行して展開されていたものの、この5人乗りは「あえて3列目をなくし、2列目のプレミアム空間を最大限に高める」という贅沢なパッケージングを採用した「パワフル・エレガンス」をテーマに掲げるクルマです。
ここでは新しく登場した5人乗りZeekr 9Xのグレード構成や価格、圧倒的なスペック、そして室内装備の魅力について見てみましょう。
ちなみにですが、オフィシャルフォトのほとんどは「砂漠などの大自然」を走破する様子を示したもので、つまり現在の中国の富裕層が興味を持つのは「アウトドア」ということなのかもしれませんね。

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中国Zeekr(ジーカー)よりロールスロイス・カリナン級のラグジュアリーSUV「9X」発表。ただしお値段はカリナンの約1/4、現地富裕層に刺さりそう
Image:Zeekr | ブランドバリューを考慮しなければ、現在の中国車は「かなり魅力的」な存在である | ジーカーは日本進出直前、その展開に注目が集まる 中国のジーリー(吉利汽車)傘下のプレミアム ...
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【この記事の要約】
- ラグジュアリー5人乗りモデルの追加:中国・吉利汽車(Geely)傘下の高級EVブランド「Zeekr(ジーカー)」が、大型PHEV SUV「9X」の5人乗り仕様を正式発売。価格は471,900元(約1150万円)から。
- 圧倒的な後席空間と快適性:サードシートを廃したことで、2列目シートの足元スペースは業界トップクラスの1.4mに拡大。ナッパレザー、無重力(Zero-Gravity)モード、マッサージ機能、32スピーカーのNaimサウンドなどを標準級装備。
- モンスター級の走行性能:2.0Lターボエンジン+モーターのPHEVシステムを搭載。最上級グレードはトリプルモーターで最高出力1,030kW(1,381馬力)を誇り、EV航続距離は最大380km(CLTC)。
- 市場での圧倒的実績:発売以来累計65,000台以上を納車し、中国の高級SUVセグメントで7ヶ月連続首位を獲得している大ヒットモデル。

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6人乗りより買いやすい価格設定と豊富なグレード展開
新型Zeekr 9X(5人乗り)は、従来の6人乗り同等グレードと比較して(高級装備が追加されたにもかかわらず)14,000元低い価格設定となっており、より”手頃な”高級SUVの選択肢として提供されることに。
エクステリアデザインや全幅・全長などの基本ディメンションは6人乗りモデルを踏襲しつつ(全長5,239ミリ、全幅2,029ミリ、全高1,819ミリ、ホイールベース3,169ミリという巨体)、しかし5人乗りモデル限定のシックな新色ブラウン系カラーが追加されています。
グレードラインナップおよび中国での現地価格は以下の通り。
Zeekr 9X 全グレード価格一覧(5人乗り・6人乗り)
| グレード名 | シート配列 | バッテリー容量 | 現地価格(人民元) |
| Max | 6人乗り | - | 465,900元 |
| Ultra | 5人乗り | 55 kWh | 471,900元 |
| Ultra | 6人乗り | 55 kWh | 485,900元 |
| Ultra | 5人乗り | 70 kWh | 486,900元 |
| Ultra | 6人乗り | 70 kWh | 500,900元 |
| Hyper | 5人乗り | 70 kWh | 545,900元 |
| Hyper | 6人乗り | 70 kWh | 559,900元 |
| Obsidian Black | 5人乗り | 70 kWh | 585,900元 |
| Obsidian Black | 6人乗り | 70 kWh | 599,900元 |

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Zeekr 9X:車種概要
1. ファーストクラス並みのリアシートと極上キャビン
5人乗りモデルの最大のハイライトは、3列目を取り払ったことで生まれた圧倒的な後席空間で、ナッパ(Nappa)フルグレインレザーで覆われたリアシートは足元スペースが最大で1.4m確保されており、まるで航空機のビジネスクラスやファーストクラスのような寛ぎを提供することに。

そしてシートはもちろん「大幅なリクライニング」に加えロッキングも可能な「ゼログラビティ」仕様を持ち、電動レッグレスト、ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能が完備されています。

さらにはルーフマウントディスプレイ、英国の名門アコースティックブランド「Naim」製の32スピーカーオーディオシステム、車載冷蔵庫、6.5L収納コンパートメント、ダブルワイヤレス充電パッドなど、考えうる最上級の快適装備が凝縮されており、これらの装備、そしてデザインや機能を見ても、ベントレー・ベンテイガ、そしてロールス・ロイス・カリナンを強く意識しているのは間違いないものと思われます。

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2. 圧倒的なラゲッジ容量とデュアルチャンバー・エアサスペンション
3列目シートをなくした副産物としてラゲッジスペースの利便性が飛躍的に向上し、通常時で1,082Lという広大なトランク容量を確保したうえ、後席を倒せば最大2,472Lまで拡大可能。
荷物の積み下ろし時には、標準装備のデュアルチャンバー・エアサスペンションにより車高のリア側を低く落とすことができるうえ、荷室内のボタン操作で後席の折りたたみも簡単に行える、とのこと。

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3. コックピットの先進機能と安全運転支援
フロントダッシュボードには標準で16インチのデュアル画面を配置(1画面を非装着とすることで5,000元の値下げオプションも選択可能)しており、センターコンソールには物理ボタンと非接触充電パッド2口が機能的に配置されています。
先進運転支援システムには、Zeekr最新の「G-ASD G-Pilot H7 / H9」を搭載し、高いレベルでの自律走行アシストを提供する、とのこと。

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4. 最強1,381馬力を叩き出すハイブリッドパワートレイン
パワートレインには2.0Lガソリンターボエンジンに高出力モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)システムを採用し、ベースモデルでもシステム統合出力660 kW(885 hp)を発揮するうえ、トップエンドのトリプルモーター仕様では最大1,030 kW(1,381 hp)というスーパーカー顔負けのスペックを実現しています。
Zeekr 9X(5人乗り仕様)主要スペック
| 項目 | スペック詳細 |
| ボディサイズ | 全長 5,239 mm × 全幅 2,029 mm × 全高 1,819 mm |
| ホイールベース | 3,169 mm |
| パワートレイン | 2.0L ターボ + エレクトリックモーター(PHEV) |
| 最高出力 | 660 kW(885 hp)〜 最大 1,030 kW(1,381 hp) |
| 駆動方式 | AWD(四輪駆動) |
| バッテリー容量 | 55 kWh または 70 kWh |
| EV航続距離(CLTC) | 55kWh:300 km / 70kWh:380 km(※トリプルモーターは355km) |
| トランク容量 | 通常時 1,082 L / 最大 2,472 L |
| サスペンション | デュアルチャンバー・エアサスペンション(標準) |

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競合比較と市場での位置付け
中国の大型ラグジュアリーSUV市場においてZeekr 9Xはまさに「絶対王者」の地位を固めつつあり、「中国EVデータトラッカー」によるとZeekr 9Xはこれまでに45,731台を納車しており、累計納車台数は65,000台を突破してハイエンドSUVセグメントにおいて7ヶ月連続で首位を獲得しています。
レンジローバーやBMW X7、メルセデス・ベンツ GLSといった欧州の伝統的プレミアムブランドのガソリン車・PHEVモデルと比較しても、圧倒的な価格優位性を持ちながら、それらを凌駕する加速性能と先進デジタル体験を提供している点が富裕層ユーザーに強く支持されている理由であると見られているようですね。

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なぜ今「豪華な5人乗り大型SUV」が支持されるのか?
近年、中国をはじめとする世界の高級車市場において「フルサイズSUVのあえての2列シート(5人乗り)仕様」に注目が集まっているという状況。
従来、全長5mを超える大型SUVでは「3列シート・6〜7人乗り」が一般的で、しかし実際のプレミアム層の利用シーンを分析すると「サードシートを使う機会は稀であり、普段の移動で最も重要なのは2列目シートの快適性と荷物の積載性である」というニーズが明白になってきたことがその一つの要因です。
ベントレー・ベンテイガやレンジローバーといった超高級車ブランドがパーソナル感の強いリヤ空間を打ち出しているのと同様に、Zeekrも今回の5人乗りモデルの投入によって、「ファミリー用途」だけでなく「ショーファードリブン(お抱え運転手付きの役員車用途)」や「アクティブな富裕層のグランドツアラー」としての領域を確実に狙い撃ちしている、というわけですね。

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結論
今回登場した「Zeekr 9X」の5人乗り仕様は「シートを減らした廉価版」ではなく、後席の寛ぎと実用性を極限まで高めた「もうひとつのフラッグシップ」。
1,000馬力オーバーの圧巻のパワートレイン、300km以上のEV航続距離、そしてファーストクラスのような後席空間を備えながら、「1,000万円ちょっと」というスタート価格を実現したパッケージングは競合他社にとって大きな脅威となることは間違いないと見られています。
中国市場で7ヶ月連続首位をひた走るZeekr 9Xが、この5人乗りモデルの追加によってさらにその勢いを加速させることは間違いなく、今後のグローバル展開の動きにも要注目といったところでもありますね。
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参照:Zeekr











