
| シャオミの新ブランド「Skynomad(スカイノマド) N70」が中国で予約受注”爆発”状態 |
中国において「大きさ」は非常に重要な要素である
スマートフォン大手のシャオミ(Xiaomi)が自動車市場へ参入し、世界中で大きな話題となってから久しい今日このごろではありますが、その勢いは留まることをまったく知らず、同社の新ブランド「Skynomad(スカイノマド)」から発表された新型SUV「N70」が巨大なボディを持ちながらも驚異的な低価格をもって中国市場を震撼させているというのが今回のニュース。
発売開始からわずか1週間で10万件以上の予約(予約開始直後の4分では1万台達成)を集めたと報じられるなど、すでに爆発的な人気を博している「Skynomad N70」。
今回は、この注目のレンジエクステンダーSUVが持つスペックや競合に対する優位性について考えてみましょう。
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この記事の要約
- シャオミの新ブランド「Skynomad」から、1.5Lエンジンを発電用に搭載したレンジエクステンダーSUV「N70」が登場
- テスラ「Model Y」よりも一回り大きいボディサイズでありながら、ベース価格は20万9,900元(約488万円)と大幅な安さを実現
- 最上級のN70 Maxは416馬力のデュアルモーターとエアサスペンションを備え、ガソリン+バッテリーの最長航続距離は1,461kmに達する

Skynomad N70の概要
「Skynomad N70」は、大型3列シートモデル「N90」に次いで登場したシャオミの新ラインアップですが、純粋な電気自動車(BEV)である「SU7」や「YU7」とは異なり、1.5Lガソリンエンジンを発電用として搭載するレンジエクステンダー(増航型電動車)を採用しているのが大きな特徴。
バッテリーサイズは52kWhと76kWhの2種類が用意され、基本モデルの「N70 Pro」は20万9,900元から、最上級モデルの「N70 Max」は23万9,900元(からという戦略的な価格設定となっており、スポーティさを重視した「YU7」に対し、N70はより伝統的で全高の高いファミリー向けSUVスタイリング(ロールス・ロイス・カリナンっぽい)を採用しています。
特徴・スペック・デザイン
EV市場におけるN70の最大の強みはコストパフォーマンスと航続性能の高さであり、N70 Proはリア駆動(282馬力)、そしてEVモードだけで351kmの航続距離を持ち、エンジン(発電のみ)を併用した場合の総合航続距離は1,351kmにも達することに。
一方、4WDのN70 Maxは合計416馬力を発揮し、EVモードで505km、総合航続距離は1,461kmという長距離移動も余裕でこなすスタミナを備えているほか、N70 Maxにはエアサスペンションが標準装備され、極めて上質な乗り心地を実現している、と説明されています。
ちなみにですが、シャオミは「テスラとアップル」をベンチマークとしていることで知られますが、ネーミングにおいてはシャオミSU7「ウルトラ」、スカイノマド N70「Pro」「Max」といった感じでアップルを強く意識しているようですね。

インテリアも非常に豪華で(わかりやすいラグジュアリーさを持っている)、フロントシートが180度回転するユニークな仕様や全席シートヒーター&ベンチレーション、20インチのヘッドアップディスプレイ、16.1インチのインフォテインメント画面を標準装備しています。
Skynomad N70 主なスペック比較
| 項目 | N70 Pro(ベースモデル) | N70 Max(フラッグシップ) |
| パワートレイン | 1.5L エンジン+シングルモーター(RR) | 1.5L エンジン+デュアルモーター(4WD) |
| 最高出力 | 282 hp | 416 hp |
| バッテリー容量 | 52 kWh(LFP) | 76 kWh(NMC) |
| EV航続距離 | 351 km | 505 km |
| 総合航続距離 | 1,351 km | 1,461 km |
| ボディサイズ | 全長4,960 × 全幅1,998 × 全高1,785 mm / 輪軸2,950 mm | 同左 |
| 足回り・スピーカー | 標準サスペンション / 14スピーカー | エアサスペンション / 25スピーカー |
| 中国現地価格 | 20万9,900元(約448万円) | 23万9,900元(約557万円) |

競合比較・市場での位置付け
中国市場におけるテスラ「Model Y」のベース価格が26万3,500元(約39,270ドル)であることを考えると、Model Yよりも一回り以上大きいN70 Proが20万9,900元から購入できる点は驚異的。
サイズ面で見ると、N70の全長は標準のModel Yより約163mm長く、全幅も約78mmワイドという数値を持っており、中国で展開されるロングホイールベース版の「Model Y L(価格:33万9,000元〜)」と比較しても全幅と全高でN70が上回るなど、N70は「はるかに安価でありながらクラス上の室内空間と居住性を提供している」という点において中国のユーザーに高く評価されることとなりそうですね(中国において室内空間の広さは非常に大きな意味を持つ)。

補足情報
今回のN70の成功は、中国における「レンジエクステンダー(EREV)」需要の高まりを如実に表すものであり、純粋なBEVでは長距離移動や冬場の航続距離低下に不安を覚える層にとって、普段はEVとして使いつつ、遠出時にはガソリンで発電できるシステムが非常に現実的な選択肢となっています。
また、シャオミの実店舗にはN70およびN90の実車を一目見ようと多くの客が詰めかけており、予約開始からわずか1週間で10万台ものオーダーが殺到したとも報じられ、家電やスマホで培ったブランド力と優れたユーザー体験の提供が”自動車分野でも強力な武器になっている”ことが伺えます。

結論
シャオミの「Skynomad N70」は、テスラModel Yをサイズ・価格・航続距離のすべてで圧倒するポテンシャルを秘めた、まさに市場破壊的な一台です。
広大な室内空間と充実した先進装備、そしてレンジエクステンダーによる航続距離の安心感をこの価格帯で実現したことによって今後のSUV市場の勢力図を大きく塗り替える可能性を秘めていることは間違いがなく、自動車メーカーとしてのシャオミの進撃には「要注意」といったところでもありますね
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参照:Xiaomi











