
Image:Mansory
| 世界限定99台の「W16ミストラル」に挑戦するマンソリーの野心 |
ブガッティ「W16ミストラル」のマンソリー仕様が登場
約500万ドル(約8億円)というプライスタグが付けられ、わずか99台のみが生産されるブガッティ「W16ミストラル」。
すでに全台が完売しているこの究極のロードスターを見て、「さらにアグレッシブに手を加える余地がある」と考えた人物がおり、それが、独創的なチューニングで世界中の超富裕層を魅了する「マンソリー(Mansory)」の創業者、クーロシュ・マンソリー氏(けっこう強烈なルックス)です。
マンソリー氏は自身の公式SNSにて、最新プロジェクトとなるこのハイパーカーのティーザー映像を公開し、そのベースとなるのは間違いなくブガッティ「W16ミストラル」。
カリフォルニア州で開催される「モントレー・カー・ウィーク2026」にてその全貌が明かされると予告を行っていますが、「すでに完成された至高の芸術品」とも言えるブガッティに独自の美学を注ぎ込むマンソリーの挑戦にはハイパーカー界隈で大きな注目が集まっています。
この記事の要約
- 世界限定99台のハイパーカー「W16ミストラル」にマンソリーが着手:ブガッティのW16エンジン最終搭載ロードスターをベースとし、さらに大胆なカスタムを施工する
- モントレー・カー・ウィーク2026にて世界初公開:公式Instagramでティザー映像が解禁され、8月12日(現地時間)のモントレーにてお披露目予定
- アグレッシブな空力パーツと固定式リアウイングを追加:アクティブスポイラーから大型リアウイングへ変更され、よりサーキット志向でインパクトあるスタイルへと変貌
チラ見せされたデザインと空力パーツ:マンソリー流ハイパーカーの全貌
ティザー映像やリークされた情報から察するに、マンソリー仕様のW16ミストラルは同社が得意とする「カーボンファイバーの多用」と「大胆な空力コンポーネント」で完全に再構築されていて・・・。
主なエクステリア・デザインの特徴
- 大型固定式リアウイングベース車両のW16ミストラルが持つ、流れるようなアクティブリアスポイラーを撤去し、そびえ立つような大型の固定式リヤウイングへ置換。ダウンフォースの劇的な向上を図っている
- 専用フロントフェイシアとサイドスカート鋭い造形のディフューザーやフロントスポイラーを追加。ラインに沿って鮮やかなピンストライプが施され、一目でマンソリーとわかる存在感を放っている
- 露出カーボン(Exposed Carbon)とカラーアクセントグリーンやブラックなどの着色カーボンファイバーにゴールドやオレンジのアクセントを組み合わせた、ビスポーク感溢れる外観に仕上がっているもよう
現時点でパワートレインの変更(出力向上)に関する公式発表はありませんが、過去にマンソリーが手掛けたヴェイロンやシロンのカスタム例を考慮すると、足回りのセッティング変更やエアロダイナミクスによる走行安定性の強化が中心になると予想されます。

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ベース車両「ブガッティ W16 ミストラル」スペック一覧
マンソリー仕様のベースとなる「W16ミストラル」は、ブガッティが誇る伝説的な8.0L W16クアッドターボエンジンを搭載する最後のロードスターモデルであり・・・。
| 項目 | 詳細スペック・仕様 |
| エンジン | 8.0リッター W型16気筒 4ターボ(クアッドターボ) |
| 最高出力 | 1,600 PS(約1,578 hp) |
| 最大トルク | 1,600 Nm |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(全輪駆動) |
| トランスミッション | 7速デュアルクラッチ(DSG) |
| ベース車生産台数 | 世界限定 99台(即完売) |
| ベース車新車価格 | 約500万ユーロ(約7億5,000万円以上) |
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モントレー・カー・ウィーク2026での注目モデルと市場での位置付け
マンソリーがW16ミストラルを披露する「モントレー・カー・ウィーク」は、世界中から超富裕層、コレクター、ハイパーカーメーカーが集う世界最高峰の自動車イベントで、マンソリー以外にも数々の歴史的なハイパーカーがお披露目されることが明かされています。
そしてこのイベントは一般的なモーターショーとは異なり、「ほとんどのスーパーカーやハイパーカーを所有しており、そこからさらに”他人が持っていないもの”を探している超富裕層がやってくるという性質を持っているため、ここで発表される”唯一無二”の「ブガッティ W16ミストラル バイ マンソリー」が大きな注目を集めることはまず間違いないのかも。

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同時に注目される主なデビュー予定車種
- ブガッティ「Destrier(デストリア)」:ブガッティ自身が手掛ける極小生産プログラム「Programme Solitaire」の最新作。サーキット専用モデル「ボリード」の骨格をベースに、公道走行可能なエレガントな仕立てとしたワンオフモデル。
- エッチェントリカ「V12 ロードスター」:ランボルギーニ・ディアブロをベースとした注目のレストモッドハイパーカー。
- スパイカー(Spyker)新型モデル:オランダの名門プレミアムブランドによる最新スポーツモデルの復活。
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ウルトラ・ラグジュアリー市場における「チューナーコンプリート」の価値
もともと「数億円の価値」を保持するブガッティをさらにカスタムするというアプローチは、時に(芸術品に手を加え、その価値を下げるという意味で)賛否両論を呼ぶのは間違いのないところ。
しかし、億万長者がひしめくハイパーカーの世界において「世界限定99台のクルマですら他者と被る可能性がある」と考えるコレクターにとって、マンソリーのような超個性的ビスポークブランドは「唯一無二の個性を保証してくれる存在」として絶大な支持を集めているというのもまた事実。
結論:賛否を超えた「究極の個性を追及する芸術」
ブガッティ W16 ミストラルをベースとしたマンソリーの最新作は過激なデザインゆえにカーマニアの間で大きな議論を巻き起こすことは間違いなく、しかしエレガンスを追求するブガッティ純正とは対極にある「圧倒的なアグレッションと主張の強さ」こそがマンソリーの真骨頂。
超ハイエンドカー市場における「究極の自己表現」として、モントレーの地でどのような輝きを放つのか、世界中のファンがそのアンヴェール(幕開け)の瞬間を心待ちにしている、という状況です。
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