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どこへ行く中国車・・・。車内トイレにベッド、そして今回は「車内で足湯」特許が出願される。もう中国では「クルマは移動する家」である

中国 長安汽車のAVATR 9
Changan

車内で足湯?長安汽車のEVブランド「Deepal」が斬新すぎる車載フットバス特許を出願

いま、中国の自動車市場で求められるものが「まさに」こういった機能なのだろう

中国の電気自動車(EV)メーカーによる車内空間の快適性を追求したアイデアは、ぼくらの想像を遥かに超えるスピードで進化している、というのが今回のニュース。

以前にはセレス(Seres)が「車載トイレ」の特許を出願して話題を呼びましたが、今回、長安汽車(Changan)傘下のEVブランド「Deepal(深藍汽車)」が申請したのは、なんと車内で足湯が楽しめる「車載フットバス(足湯装置)」の特許です。※長安汽車傘下にはCHANGAN、DEEPAL、AVATAR、NEVOがある

「車内で足湯」という一見奇抜なアイデアではあるものの、車内の居住空間を損なうことなくリラクゼーション機能を取り入れるための緻密なエンジニアリングが詰め込まれている内容で、そして走行中に「水が飛び散っては」大変なことになるために完全なフラットライドを実現する必要もあり、よってここには長安汽車の「自信」が見え隠れするようにも。

ここでは出願された特許(CN122873858A)に関する技術内容、そしてどのようなモデルに搭載される可能性があるのかについて見てみましょう。

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この記事の要約

  • 長安汽車(Changan)傘下のEVブランド「Deepal(深藍汽車)」が、車内で足湯を楽しめる「車載フットバス(足湯装置)」の特許(CN122873858A)を中国で出願
  • 使用しない時は助手席下の専用スペースへスライド格納できる折りたたみ機構を採用し、お湯の飛散防止(波立て防止)構造やUVランプ除菌、マッサージ機能を完備
  • 車両配管とのクイック接続や加熱センサーを備え、停車時のみ使用可能な安全設計となっており、最高級フラッグシップモデル「S09」などの高級車への搭載が期待される

Deepal 車載フットバス(足湯装置)特許の概要

今回判明した特許出願内容によると、Deepalが開発した車載フットバスは足湯本体とそれを車体へ接続・収納する伸縮アーム機構で構成されており(オットマンのような感じでせり出してくる)、従来の車載リラクゼーション機器は固定式となり脚元のスペースを圧迫するか汎用の置き型で準備・撤収が面倒という課題があったものの、Deepalのシステムでは”使用しない時には助手席の下などに用意された専用の格納スペース(キャビティ)へすっきりと折りたたんで収納できる”点が最大のポイントです。

使用したい時に電動スライドやパンタグラフ式の機構で手前へ引き出し、必要な時だけ即座に本格的な足湯スペースを出現させることができるというわけですね。

特徴・スペック・デザイン

車載フットバスの内部には、走行時や乗員の動きによる水漏れを防ぐための「防波・揺れ防止構造」や水流を整えるガイドホールが設けられており、さらには車体側の給排水パイプラインとワンタッチで着脱できるクイックコネクト継手を装備。

水温や水位を監視する安全センサー付きヒーター、電動マッサージローラー、さらには使用後に格納スペース内で自動除菌を行う「UV(紫外線)殺菌ユニット」まで備わっているとされ、しかし安全面を最優先するために走行中はヒーターや動作が自動制御(ロック)されるという設計を持っています(走行中に使用はできないが、足湯システム自体は”出現している”ので水漏れ対策は重要である)。

Deepalの特許出願から判明した車載フットバスの主な特徴・スペックは以下の通り。

項目詳細・技術仕様
特許公開番号CN122873858A
設置・格納場所助手席下の専用キャビティ(収納スペース)
展開メカニズム電動スライドレール + 折りたたみ式パンタグラフ機構
水漏れ・防波対策防波仕切り板、水流ガイドホール、制振構造
快適・衛生機能水熱ヒーター、電動マッサージローラー、UV殺菌ランプ
配管接続自動着脱用クイックコネクタ(手動排水プラグも装備)
安全インターロック走行中・空炊き時の作動ブロック、過熱防止アラーム
https://twitter.com/globalchangan/status/2082380309652521278

競合比較・市場での位置付け

中国市場では「車内をリビングのように快適にする」というコンセプトがプレミアムEVのトレンドとなっており、各社がユニークな室内装備を競い合っているという現状も。

ブランド / モデル特徴的な車内リラクゼーション・快適装備狙いとターゲット層
一般的なプレミアムEVゼログラビティシート、大型液晶モニター、冷蔵庫移動中の映画鑑賞や快適な休憩空間を提供
セレス(Seres)特許車載トイレシステム長距離渋滞や非常時への究極の対応
Deepal(長安汽車)特許収納式・温水マッサージ車載フットバス長距離ドライブや充電待ち時間での本格的なリフレッシュ

中国では昔から足湯(足浴)文化が広く浸透しており、疲労回復などの効果が期待されることから、消費者にとって心理的ハードルが低く、「受け入れられやすい」そして「注目を集めやすい」装備と言えそうですね。

補足情報

今回の特許出願が実際にどの市販モデルへ搭載されるかは未定ですが、Deepalのラインナップ戦略からはいくつかの可能性が見えてきます。

  • フラッグシップSUV「S09」などの高級モデルへ搭載の可能性:Deepalの主力車はマス層向け(主流価格帯)ではあるものの、こうした複雑な配管やヒーターを備えた足湯ユニットはコストアップに直結し、そのため、同ブランドのフラッグシップである全幅約2m・3列シート大型SUVの「Deepal S09」(価格:23万9,900〜30万9,900元 / 約510万〜660万円)のようなハイエンドモデルへオプション設定される可能性が最も高いと予想される
  • 「充電待ち時間」の過ごし方の変化:EVの急速充電中やパーキングエリアでの休憩時に、シートをリクライニングさせながら温かい足湯とマッサージを楽しむという、新しい車内ライフスタイルを提案する狙いがある
  • 完璧なスペース効率の追求:特許の最大の目的は「車内スペースを犠牲にせずにケア機器を組み込む」ことで、足湯を使わない時は足元空間が完全に広く保たれるため、実用性を損なわない洗練された設計がなされている

結論

長安汽車の「Deepal」が出願した車載フットバス特許は、単なる受け狙いではなく、EV時代における車内快適性の可能性を真剣に拡張しようとする中国メーカーのエネルギーを感じさせる技術です。

急速充電の合間や長距離ドライブの合間に”車内で温かい足湯に浸かれる未来”がフラッグシップモデル「S09」などを通じて現実のものとなるのかどうか、今後の市販化に向けた動きに注目が集まるといったところでもありますね。

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参照:CarNewsChina

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