レクサスがSEMAにLC500のカスタムカー「LC 500 BY GORDON TING/BEYOND MARKETING」を展示。
現地チューナーと組み、「世界で最初のレクサスLC500のカスタム」としての公開です。
ボディカラーは明るいイエローでヘッドライト内部がブラック化され、一部パーツがグレーに。
このグレーはHRE製のホイールにも使用され、全体的な統一感が高められています(イエローとグレーは相性が良いと思う)。
ボディではフェンダー幅が拡大され、ウイングレット付きのフロントスポイラー、サイドウイング、リアディフューザーが追加。
現在北米ではこの「三点セット」がほとんど定番のような感じですね。
加えて、これが欧州だと「ダウンフォース」を考慮して大型ウイングが装着されるところですが、北米では視覚的重心を下げるためかウイングを装着しないことが多く、「視覚的重心を下に」もってくることが多いようです。
ホイールは22インチで、ブレーキシステムもブレンボ製へと交換され、ホイールとカラーを合わせてグレーにペイントされています。
スタイリッシュな外観とは反対に室内はGT3規格に沿ったモディファイが施され、ロールケージやスパルコ製のシートが装着(ワイルド・スピードでもそうでしたが、アメリカ人はスパルコが好きらしい)。
エンジンは5.6リッターV8で(5リッターから排気量アップされている)、現地チューナー、Club DSPORTによるチューニングが施されています。
このチューナーはF1やインディカーのエンジンを20年以上組みたてているという実績があるようですね。
そのおかげでノーマルだと出力471のところ525馬力にパワーアップしていますが、レクサスいわく「実際には924馬力を出せる」とのこと。
なおレクサスLCは北米でも発売されていない(来年春からデリバリー)モデルですが、発売前のモデルをカスタムして展示するというのはきわめて稀な例であり、レクサスのLC500に対する力の入れようが伝わってきますね。
なおこちらは同じくSEMAに展示される「GS F BY CLARK ISHIHARA」。
カーボン製のフロントリップやサイドステップ、リアディフューザーなどを装着。
もちろん車高も落とされてホイールも交換済みです。
もう一台、「RC F BY CLARK ISHIHARA」。
CGアーティストのデザインした車が現実に。
デザイナー、Jonsiubal氏の作成したレクサスLC500を現実にするというプロジェクトによるものですが、日本を意識したホワイトをベースにカーボン製のパーツ類を装着。
現実化するにあたりチューンを担当したのはレクサス専門のチューナー、Gordon Ting & Lexus Tuned。
カスタムの内容はフロントスポイラー、リアディフューザー、サイドスカート、リアウイング等。
これらはSEMAで紹介済みとのことですが、非常に美しい仕上がりですね。
ギリギリまでローダウンされた車高も素晴らしく、カスタムの見本のような車だと思います。