「ジュネーブに何か新しい車を持ってくる」と言われていたルーフがまず「一台目」を公開。
パっと見たところ964世代のポルシェ911ですが、これはまぎれもない「2017年モデルのルーフCTR」。
なんと見た目はポルシェ911ながらもカーボンファイバー製のモノコックシャシーを使用しており(もちろんルーフのオリジナル)、リアにエンジンをマウントしたスポーツカー。
1987年にルーフ自らが発表し、当時無双を誇った「イエローバード」へのオマージュですが、最新のルーフCTRは700馬力の3.6リッターツインターボエンジンを搭載。
トランスミッションは6MT、駆動輪は後輪のみ、ホイールサイズは19インチ。
カーボンファイバーはモノコックの他シートシェルにも使用され、車体重量はわずか1200キロ。
0-100キロ加速は3.5秒と驚くほどの速さではありませんが、痛快極まりない車には間違い無さそうです(ドライバーズエイドなしでこのタイムだとすると凄い)。
サスペンションはプッシュロッド、ブレーキはカーボンセラミックローター採用とスペックも現代のスーパーカー/ハイパーカー並みで、「レトロなのは見た目だけ」と考えて良さそうですね。
なお生産は来年からで台数は30台のみの限定。
価格についての公開はありませんが(9000万円くらいというウワサも)、価格に関係なくすでに売り切れていそうな車です。
ちなみにルーフは最高速を伸ばすために「ツルンとした」外観を採用するのが常で、1987年のイエローバードでもルーフ(屋根のほう)上にある「雨樋」を空気抵抗になるから、と削りとってしまったほど。
もちろん今回のCTRでもそれは同じで、もちろん雨樋はなく、ドアハンドルもフラッシュマウントとなっていますね。