ホンダがついにシビック・タイプRの市販モデルを公開。
先代が発売されたわずか二年後という早いペースでの登場ですが、それだけライバルが多い、ということなのかもしれません(ちょうどシビックのモデルチェンジのタイミングでもあった)。
もちろんベースは10世代目のシビックで、エンジンは2リッター、出力は320馬力。
※ホンダ発行のプレスリリースはこちら
ホンダによるとボディ剛性は38%向上し、サスペンション(前/マクファーソン・ストラット、後/マルチリンク)はトルクステアを最小限に抑え、スポーティーなハンドリングを最大化としています。
トランスミッションについてはやはり6速MTのみ(CVTの登場も噂されたもののホンダが即座に否定)、レブマッチングシステムも導入。
新しくなったドライビングモードはアダプティブダンパー、ステアリング、スロットルレスポンス、シフトフィールと連動し、「コンフォート」「スポーツ」「+R」の順にハードなセッティングとなります。
外装(エアロパーツ)はこれまでに公開されたプロトタイプ同様にアグレッシブで、ホンダいわく「クラスでは最も優れたエアロダイナミクス、安定性を持つ」とのこと。
今回の10世代目シビックから「世界共通プラットフォーム」となったことを受け、新型シビック・タイプRも世界中で販売される見込み。
これまで販売のなかったアメリカ市場にも投入されるとのことで、アメリカのホンダファンはかなり熱狂している模様。
↓ルーフにはボルテックスジェネレータも装備
生産はこれまで通り英国スゥインドン工場で、夏あたりには生産を開始予定。
ボディサイズ等の諸元/スペックは追って公開されると見られます。
現在ニュルブルクリンクのFF最速レコードを持つのはVWゴルフGTIクラブスポーツSですが、おそらく新型シビック・タイプRはこれの持つ記録を塗り替えることになりそう。
加えて先代シビック・タイプRから「ニュル最速」の称号を奪い取られることになったルノー・メガーヌRSも近日中に新型へとスイッチすると見られ、FFホットハッチにおいては熱い戦いが繰り広げられることになりそうですね。
新型ホンダ・シビック・タイプRのプロモーションビデオが公開に。
北米版となっていますが、シビック・タイプRは今回はじめてアメリカで販売されることになり、アメリカではかなりな熱狂とともに受け入れられているようですね。
動画ではエアロパーツ、ウイングなど細部も確認することが可能。
結構な量のカーボンパーツが使用されています。
ボディカラーはホワイトですが、ちょっと青白いようにも見え、いつもの「チャンピオンシップホワイト」とは異なるようにも見えますね(編集の関係かもしれない)。
ボルテックス・ジェネレータ。
これはランエボのオプション(ベース部と一体成型)とは異なり、ポッチを単体で「張り付けた」ようですね。
アフターマーケットで類似の製品が登場しそうです。
メーター動作の様子も。
エンジンは2リッター316馬力、トランスミッションはマニュアルのみ。
シート。
エンジンスタートの様子も。
残念ながら走行する様子はちょっとだけしか収められておらず、実際の走行シーンは次回公開の動画に「持ち越し」なのだと思います。
モントリオール・モーターショーにて新型ホンダ・シビック・タイプRの内装が初公開。
これまでも内装はきちんと仕上げられていたと思うのですが、なぜ今まで公開されず、そして今なぜ公開されたのかは不明。
ただ、今回の内装は「ほぼ市販モデル」同様と思われ、いつでも発売できそうですね。
画像を見るとこれまでのシビック・タイプRに比べてレッドを使用する面積が多く、ステアリングホイール、シート、ドア内張り、シートベルト、ダッシュボードなどにレッドを採用しています。
加えて標準モデルに比べるとアルカンターラ、金属調パーツ、カーボンファイバーを多く使用していることもわかりますね。
発表にあたりホンダは「カナダはシビックにとって重要なマーケット」と述べており、おそらくはタイプRにとっても大きな市場になるのかもしれません。
スペックについては一切語られなかったっとのことですが、、既定路線だと2リッターターボエンジンを搭載し300馬力”以上”を発生(現在まだ調整中、とのこと)。
トランスミッションはマニュアルのみになることはすでに報じられていますね。
ボディについてもほぼこの状態、つまり標準モデルに対してワイドなフェンダー、リアウイング、20インチサイズのホイールを持つことになりそうです。
シフトゲート付近には”プロトタイプ”バッジが見られ、「コンフォート」「+R」スイッチも。
シフトはかなりなショートストロークのように見えますね。
メーター。
シートバックはカーボン調の樹脂。