ポルシェ公式の「トップ5」シリーズ、今回は「コンセプトカーのトップ5」が公開に。
これまでにも同シリーズは「いい音を出すポルシェ」「レアな市販車」「マイルストーンとなる車」「ワイルドなリアウイングを持つ車」「レースから市販車にフィードバックされた技術」といったシリーズが公開されています。
ポルシェが「レースから市販車に転用された技術ベスト5」を動画で公開。PDKは選に漏れる
ポルシェが公式にて「レアなポルシェ」という動画を公開。これが希少ポルシェのベスト5だ
ポルシェ公式「ワイルドなリアウイング、トップ5」が動画にて。1位は935”モビー・ディック”
ポルシェが「もっともいい音」を出す車を動画で公開。1位はやっぱりカレラGT
ポルシェの公開する「指標となるべき歴史的な車」ベスト5が動画で公開に
今回の動画によると、「5番目」として選ばれたコンセプトカーは1959年の「タイプ754」。
これはいわば「ちゃんと大人が4人乗れる4座の911」で1966ccエンジン(4気筒、130馬力)搭載、最高速度は時速200キロ。
設計はフェルディナント・ポルシェで「T7」としても知られます。
次はこれまた911の4シーター、しかも4ドア版の「989」。
設計は993世代の911に大きく関わり、ほかにもオフロード版911といえる「パナメリカーナ」をデザインしたウルリッヒ・ベッツ氏。
同氏はその後アストンマーティンのCEOとして活躍し、「ヴァンテージ」をはじめとした現ランナップを構成した人物。
現在は会長職に退いています。
こういった車を見ると、ポルシェはずっと前からサルーンを計画していたことがわかりますね。
3番めは驚愕に「カイエン・カブリオレ・コンセプト(2002)」。
正直これはまったくその存在を知らなかった車ですが、「ポルシェはこんなものまで考えていたのか」と驚かされます。
2ドア化されており、トップチョップっぽいスタイリングは「ロードスター」と呼んでも差支がないかもしれません。
2番めはおなじみ「918スパイダー・コンセプト」。
発表時は衝撃的でしたが、このコンセプトとほぼ変わらない姿で市販モデルが出た、というのはもっと衝撃的であります。
ナンバーワンは当然と言うか、ポルシェのイチオシ「ミッションEコンセプト」。
ポルシェはスポーツカーメーカーとして有名ですが、実際は意外とサルーンや多目的車においても真剣に考えており、とくにポルシェの創業者であるフェルディナント・ポルシェ博士は幼少のころ「村で最初に自宅に電気を通した」ことでも知られ、最初に自身の名を冠した自動車である「ローナー・ポルシェ」そのものも電気自動車であったことからも(しかもインホイールモーター)、ミッションEへの帰結は自然な流れかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=8u4DpgdcHf0&t=204s