シボレー・コルベットがSUVになったら?というレンダリングが登場。
まさに奇想天外ですが、最近良く見かける「スポーツカーをSUVに」という類のものではありますね。
ただし今回は「リフトアップ」版ではなくドア枚数も5枚となり、室内空間もかなり大きなスペースを確保するなど「本格派SUV」への変身ですが、「コルベットのバリエーション」としては面白いかもしれません(モデルチェンジでSUVに変化するのは許されないまでも、追加モデルであれば歓迎されるかも)。
なお、最近だと日産が「次期フェアレディZをSUVに」というウワサも流れたりして(結局否定されてはいますが)、販売が減少してゆくビッグネームを消滅させるのを惜しんだメーカーが「車の性格を変えて」存続させる例も出てくるのかもしれません。
とくにスポーツモデルがSUVになったりする例が出てくるかもしれませんが(SUVのSはスポーツも表しているのであながち縁遠いわけではない)、ホンダやポルシェのように「昔はスポーツカーメーカーとして有名」だったものの、最近では「SUVラインアップのほうが認知度が高くなったり」するケースもあり、これは時代の流れと言えそうです。
ちなみにトヨタ「レビン」は日本だとスポーティークーペですが、最近中国では「カローラのハイブリッド版」として復活しており、まったく異なる性格の車となっています。
ほかにもホンダ「オデッセイ」は日本仕様と海外仕様とでまったく違う車になっていて、これも国によって「オデッセイのイメージ」が異なるのかもしれません。
同じホンダでは「プレリュード」の復活がささやかれていますが、こちらもスポーツクーペとしてではなく、時代の流れを考えると「クーペSUV」として復活したほうがより(セールスを伸ばせる)可能性が高いかもしれない、とは思います。
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VIA:CORVETTEFORUM
次世代(C8)シボレー・コルベットはミドシップ化されると言われますが、これはもちろんコルベット史上最大の変化。
一部(極めて少量の)限定モデルを除くとコルベットはずっとフロントエンジンレイアウトを貫いており、これがミドシップになるというのは「別の車」になるほどのインパクトがあります。
現行のC7世代コルベットに通じるスタイリングやデザインを持ちながらミドシップ化されると言われますが、もちろんフロントオーバーハング含め車体前半のデザインは大きく変わるものと想像(もちろんリアセクションの高さも今よりはずっと大きくなるはず)。
これによって現在とは比べ物にならないほどの運動性能を持つに至ると考えられますが、ポルシェ911GT3RS、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ、フェラーリ488GTB、マクラーレン720Sなどのスーパースポーツを脅かす存在になりそう。
なお、最大の市場であるアメリカでは「コルベットのミドシップ化」がどう捉えられているのは気になるところ。
フロントエンジンを捨てることで「もうコルベットじゃない」と考える向きが多いのか、それとも「パフォーマンスが向上するなら」「待ってました」という声が多いのか、ということですね。
なおコルベットの「ミドシップ化」については2019年と言われますが、フロントエンジンモデルと併売される、もしくはフルモデルチェンジを行っても標準モデルはフロントエンジン、ハイパフォーマンスモデルにミドシップを採用するという話もあり、これはシボレーが「いきなりミドシップ化することでファンが離れるのを防ぎたい」というリスクヘッジ的観点によるものかもしれません。
とにかくこのパッケージングの変更は革命と言えるレベルの変化であり、ポルシェでいうと911がミドシップになるレベル。
なおこの場合もポルシェファンは「真っ二つ」に意見が分かれると思いますが、ぼくはもちろん「ミドシップ大歓迎」で、もし911がミドシップになるならば、「二度と買うことはないだろう」と考えていた911を手に入れてみたいものだ、とすら思います。
VIA:CARSCOOPS
CGアーティストがミドシップ版コルベットの予想レンダリングを作成。
すでに何度かプロトタイプが走行する様子が目撃されていますが、コードネームは「エンペラー」。
当然ながらミドシップ化に伴いフロントが短くなりリアセクションはマスが大きくなっていますが、このレンダリングではそれをうまく再現していますね。
エンジンはツインターボV8採用で700馬力オーバーとも言われますが、そうなるとランボルギーニ・アヴェンタドールと同等のパワーとなり、一気にフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンと競合するスーパーカーの仲間入りをすることに。
トランスミッションはデュアルクラッチのみとされていますが、マニュアル・トランスミッションが好まれるアメリカ市場がメインの車としてはかなり思い切った変更と言えますね(もしくは方向性の転換に伴い一気に欧州市場を目指すのかもしれない)。