| 0-100キロ加速を2.1秒へアップさせるオプションが到着 |
さて、スピード違反記録更新ですっかり日本でも有名になってしまったダッジ・チャレンジャー。
もともと6.4リッターエンジンを積むというアメリカンマッスルの代名詞ですが、そのさらにハイパフォーマンスモデル(ただし直線番長)が「ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン」。
これはアメリカらしくドラッグレースで勝つことだけを考えた車で、しかし「合法」という反則っぽい車でもありますね。
まさかECUまでオプション設定されるとは
生産わずか3300台となり、ノーマルでの0-100キロ加速2.3秒という、ブガッティ・シロンの2.5秒を軽く凌駕するタイムを誇ることも驚きではあるものの、「助手席オプション」「ドラッグレース用タイヤを装着」といった日常生活を無視した仕様もやはり衝撃的。
そんなチャレンジャーSRTデーモンですが、この「2.3秒」を「2.1秒」へと短縮するオプションがあり、今回そのオプションが届いたということでアメリカのチューナー、ヘネシーがその内容を公開しています。
↓専用ボックス入りで雰囲気満点
この内容はより抵抗を減らすための細いホイール、専用のECU、エアクリーナー、カーボン製のエアベント、フロアジャッキ、フェンダーカバー、さらには電動インパクトレンチ、トルクレンチ、エアプレッシャーゲージまで。
↓注文者の名前も刻印済み
もちろんヘネシーはこれからオプションを組み込むことになりますが、スーパーチャージャーも使用して「1000馬力から1500馬力まで」チューンする、とも語っています。
なお、ダッジ・チャレンジャーSRTデーモンを注文する際には必ず特別な誓約書にサインしなくてはならないとされ、それらは主にドラッグレースに特化したタイヤに対する注意事項。
雨天時の使用や気温が低いときの使用、メンテナンスに関連したもので、それだけのリスクをこの車が持っている(そしてそれらと引き換えに高いパフォーマンスを獲得している)こともわかります。
各パーツにもシリアルナンバーと注文者の名前が入っており、おそらくは「転売対策」なのでしょうね。
それでは動画を見てみよう
こちらがヘネシーによって行われる開封の儀、「Demon Crate Unboxing at Hennessey Performance」。